何時かは現物を
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、ツツジ科 ギンリョウソウ属 ギンリョウソウ です。
ほんのひと月前はあれだけの猛暑。
早朝のウォーキングでも汗びっしょりになるので、帰宅後にシャワーを
浴びてビールを煽りたくなりました。
おっと話を盛りました、年金暮らしは「ビールモドキ」です。
それはともかく、今では出かけるのが億劫になる程早朝は寒くなりました。
すっかり初冬気分に馴染んだ先日、いつも通りに森林公園を歩いて
いたら見慣れぬ植物が眼に飛び込んで来ました。
木々の根元の薄暗い地面に人差し指くらいの物が数本、落ち葉の間からニョキ。
茶褐色の空間にある灰色はそれだけでも目立つのに、姿形が尋常ではない
ので目が釘付けです。
茎と思われる部位には葉っぱや花が見当たらずでこぼこし、伸びた先端
は横を向いた円筒形。
見慣れた植物とはかけ離れた姿はまるで作り物みたい。
図鑑で目にして以来「いつかは実物を拝みたい」、そう願っていた
ギンリョウソウでした。
ビール以外の分野でも
ギンリョウソウが灰色なのは葉緑素を持っていないため。
だから生きるために腐生植物の道を選びました。
<森林の林床に生える多年草。直接的には菌類に寄生し、間接的には
菌類と共生する樹木が光合成で作る有機物を菌類経由で得ている。
腐葉土から直接有機物を得る能力は無い。>(wikipedia より)
茎にあるデコボコは葉が変化して鱗片になったもの。
先端の円筒形が花で、マルハナバチなどにより受粉が為され立派に種子を
作ります。
<実は1cm程の亜球形で中には果肉と多数の微小な種がある。
その数は平均で9373個。>
花後に地上の植物体は黒く変色し液果してしまいます。
これを食べるのが森に棲むモリチャバネゴキブリ。
<11~14mmと小型だが飛翔能力は高い。
実を食べると3~10時間後に糞をする。
長さ1mm程の糞の中に平均して3.1個の種子が含まれる。
種子はカミソリでも切れない程に頑丈。
こうして種子が方々に散布される。>(academist journal より)
地上部は消えても地下には短い地下茎と太く絡まった根からなる塊が残ります。
春になるとここからまたギンリョウソウがニョキっと生えてくるのでした。
気になる記述がありました。
<ギンリョウソウの花の時季は4月から8月。>
では目の前にあるのは何?
<8月から10月に掛けて咲くのはギンリョウソウモドキ。>(YAMAHACK より)
姿も生活様式もそっくりのツツジ科シャクジョウソウ属の植物だそうで。
ビール以外にもモドキが存在するとは驚きました。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、ツツジ科 ギンリョウソウ属 ギンリョウソウ です。
ほんのひと月前はあれだけの猛暑。
早朝のウォーキングでも汗びっしょりになるので、帰宅後にシャワーを
浴びてビールを煽りたくなりました。
おっと話を盛りました、年金暮らしは「ビールモドキ」です。
それはともかく、今では出かけるのが億劫になる程早朝は寒くなりました。
すっかり初冬気分に馴染んだ先日、いつも通りに森林公園を歩いて
いたら見慣れぬ植物が眼に飛び込んで来ました。
木々の根元の薄暗い地面に人差し指くらいの物が数本、落ち葉の間からニョキ。
茶褐色の空間にある灰色はそれだけでも目立つのに、姿形が尋常ではない
ので目が釘付けです。
茎と思われる部位には葉っぱや花が見当たらずでこぼこし、伸びた先端
は横を向いた円筒形。
見慣れた植物とはかけ離れた姿はまるで作り物みたい。
図鑑で目にして以来「いつかは実物を拝みたい」、そう願っていた
ギンリョウソウでした。
ビール以外の分野でも
ギンリョウソウが灰色なのは葉緑素を持っていないため。
だから生きるために腐生植物の道を選びました。
<森林の林床に生える多年草。直接的には菌類に寄生し、間接的には
菌類と共生する樹木が光合成で作る有機物を菌類経由で得ている。
腐葉土から直接有機物を得る能力は無い。>(wikipedia より)
茎にあるデコボコは葉が変化して鱗片になったもの。
先端の円筒形が花で、マルハナバチなどにより受粉が為され立派に種子を
作ります。
<実は1cm程の亜球形で中には果肉と多数の微小な種がある。
その数は平均で9373個。>
花後に地上の植物体は黒く変色し液果してしまいます。
これを食べるのが森に棲むモリチャバネゴキブリ。
<11~14mmと小型だが飛翔能力は高い。
実を食べると3~10時間後に糞をする。
長さ1mm程の糞の中に平均して3.1個の種子が含まれる。
種子はカミソリでも切れない程に頑丈。
こうして種子が方々に散布される。>(academist journal より)
地上部は消えても地下には短い地下茎と太く絡まった根からなる塊が残ります。
春になるとここからまたギンリョウソウがニョキっと生えてくるのでした。
気になる記述がありました。
<ギンリョウソウの花の時季は4月から8月。>
では目の前にあるのは何?
<8月から10月に掛けて咲くのはギンリョウソウモドキ。>(YAMAHACK より)
姿も生活様式もそっくりのツツジ科シャクジョウソウ属の植物だそうで。
ビール以外にもモドキが存在するとは驚きました。