クイズです
65年も日本人をやっていますが未だに日本語を満足に使えません。
似た表現に遭遇すると使い分けが分からずに迷います。
それだけならまだしも、間違って覚えたことも分からずに人様の前できっと使ったりもしています。
そんな失敗を少しでも減らしたい、それが還暦過ぎのオヤジの願いです。
だから毎週木曜日は国語をおさらいしています。
今週は「いやが〇〇にも盛り上がる」を学びます。
〇〇に入るのは「応」か「上」
先ず応が入れば「いやがおう」
こちらは否が応と書き、否も応もない、つまり好むと好まざるとにかかわらずの意味を表します。
あるいはとにかくとか是非ともの意味になります。
一方上が入れば「いやがうえ」
こちらの表記は弥が上となり、状態が段々甚だしくなる様子を表します。
もっと簡潔に言うならば、なおいっそうの意味です。(NHK文研 より)
さてこれを踏まえた上で冒頭の「いやが〇〇にも盛り上がる」です。
平成26年に文化庁が行った「国語に関する絵論調査」によると、「応」と答えた人は全体の
42.2%で20~30代の5割がこちらを選んでいます。
「上」は34.9%の方が選び50以上の年代層では4割を占めています。
正解は「弥が上にも」なのですが、この設問の様な状況に、私は毎度迷います。
厄介な使い分け
「差し支え(さしつかえ)」と「差し障り(さしさわり)」も惑わせてくれます。
前者は都合の悪い事情、後者はある物事を行うのに具合の悪い事情、と説明されています。(goo辞書 より)
しかし違いがいまいち分かりません。
<「差し」は動詞に付いて意味を強める接頭語。
「支え」は都合の悪い事情を意味するので、更に悪い意味を強めている。
使い方は、相手にお願いなどされた時にOKの意味で「差し支えないですよ」と返答する場合。
もしくは相手にお願いをする時にクッション言葉として「差し支えありませんでしたら〇〇して
くれませんか」と使う。>とありましたが、これでも霧は晴れません。
両者の正しい使い分けはかなり厄介ですが、こんな解説がありました。
<差し支えないと差し障りが無いは「支障」の大きさで使い分ける。
一般的に支障の大きさは「支え<障り」の関係にある。
基本的に支えは個人を対象にした表現、障りは会社組織など大規模なものを対象にした表現となる。>
(引用はいずれも 英語部 より)
相手が単独で解決できるようなお願いならば「差し支え」、お願いした相手が会社の備品などを
使う想定ならば「差し障り」、大雑把にそう理解しましたが、さて。
中途半端な理解は、いずれ間違った使い方をして墓穴を掘りそう。
だったらいっそ真相を知らずに人生を終えた方が良いのかも。
恥をかいていることを知らなければ恥をかいている恥ずかしさもきっと無いだろうし。
65年も日本人をやっていますが未だに日本語を満足に使えません。
似た表現に遭遇すると使い分けが分からずに迷います。
それだけならまだしも、間違って覚えたことも分からずに人様の前できっと使ったりもしています。
そんな失敗を少しでも減らしたい、それが還暦過ぎのオヤジの願いです。
だから毎週木曜日は国語をおさらいしています。
今週は「いやが〇〇にも盛り上がる」を学びます。
〇〇に入るのは「応」か「上」
先ず応が入れば「いやがおう」
こちらは否が応と書き、否も応もない、つまり好むと好まざるとにかかわらずの意味を表します。
あるいはとにかくとか是非ともの意味になります。
一方上が入れば「いやがうえ」
こちらの表記は弥が上となり、状態が段々甚だしくなる様子を表します。
もっと簡潔に言うならば、なおいっそうの意味です。(NHK文研 より)
さてこれを踏まえた上で冒頭の「いやが〇〇にも盛り上がる」です。
平成26年に文化庁が行った「国語に関する絵論調査」によると、「応」と答えた人は全体の
42.2%で20~30代の5割がこちらを選んでいます。
「上」は34.9%の方が選び50以上の年代層では4割を占めています。
正解は「弥が上にも」なのですが、この設問の様な状況に、私は毎度迷います。
厄介な使い分け
「差し支え(さしつかえ)」と「差し障り(さしさわり)」も惑わせてくれます。
前者は都合の悪い事情、後者はある物事を行うのに具合の悪い事情、と説明されています。(goo辞書 より)
しかし違いがいまいち分かりません。
<「差し」は動詞に付いて意味を強める接頭語。
「支え」は都合の悪い事情を意味するので、更に悪い意味を強めている。
使い方は、相手にお願いなどされた時にOKの意味で「差し支えないですよ」と返答する場合。
もしくは相手にお願いをする時にクッション言葉として「差し支えありませんでしたら〇〇して
くれませんか」と使う。>とありましたが、これでも霧は晴れません。
両者の正しい使い分けはかなり厄介ですが、こんな解説がありました。
<差し支えないと差し障りが無いは「支障」の大きさで使い分ける。
一般的に支障の大きさは「支え<障り」の関係にある。
基本的に支えは個人を対象にした表現、障りは会社組織など大規模なものを対象にした表現となる。>
(引用はいずれも 英語部 より)
相手が単独で解決できるようなお願いならば「差し支え」、お願いした相手が会社の備品などを
使う想定ならば「差し障り」、大雑把にそう理解しましたが、さて。
中途半端な理解は、いずれ間違った使い方をして墓穴を掘りそう。
だったらいっそ真相を知らずに人生を終えた方が良いのかも。
恥をかいていることを知らなければ恥をかいている恥ずかしさもきっと無いだろうし。