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雑草の日:ガムの新製品

2024-03-05 06:29:29 | 日記
度々の情報発信

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は去年目にしたまま忘れていた植物の話。
 ウォーキングコースの法面にトウモロコシみたいな植物が植え付け
られているのを見たのは夏。
すっかり忘れていたけれど2月18日の地元紙の記事で脳内のシナプス
が発火しました。
全く馴染みがないこの植物、過去に何度も記事になっていたのを思い
出しました。
 どこを食べれば良いのか分からないこんなへんてこな植物が、どうして
しつこいほどに繰り返し情報発信されているのか、興味が湧きました。
それが、イネ科 モロコシ属 ソルガム です。

 たとえば去年の5月25日のこんな記事。
<長野市で東大が開発したソルガムの新品種の試験栽培が始まった。
在来種は高さが1.5mほどになのに対し新品種は5m。
同じ耕作面積でより多くの茎や葉を収穫できる。>(信濃毎日新聞 より)
 茎や葉をどう使うのか、昨年2月に配布された市の公報でこう説明されて
いました。
<ソルガムの実はポリフェノールやGABAなどの高機能性物質が豊富な
ため健康食品としての活用が期待されている。
茎と葉はキノコ栽培の培地になった後、メタンガス発電の原料にされ、
メタン発酵した残りかすは堆肥となる。
多段階の活用が可能な資源作物。>
 そして2月18日の記事ではこんな紹介が。
<ソルガムの実は小麦アレルギーの原因になるグルテンを含まないので
注目が高まっている。
都内では認知度が高いが県内ではまだこれから。>
 時代がソルガムを必要としていることは分かったけれど、正体はちっとも
分かりません。
いったいどこから来たどんな植物?

知名度が無い

 BC8000年頃から栽培されているアフリカ原産の一年草。
<世界で5番目に多く生産されている穀粒。
干ばつや暑さに強く様々な土壌の状態にも適応できる。
全粒の状態で調理したり粉末にして加工したりできる。
またシロップにすれば甘味料にもなる。>(alloeh より)
 食用にする種子は3ミリ程度の大きさで、国内では岩手県、県内では
伊那市が主要な産地。
生育が早く育てやすいスーパーフードとなれば、向かうところ敵なしに
感じます。

 残る問題は認知度の低さ。
<長野市の広告会社が全国の20~59歳の男女300人を対象に調査。
「長野県産のソルガムを知っているか」の問いに対し77%の回答が
「知らない」だった。>(PRTIMES より)
おそらく信州産に限らずソルガム自体、知られていないのでしょう。
 思うに典型的な料理法が無いのがその理由。
Cookpadには蒸しパンやお好み焼きなど数十種類のレシピがありますが、
全て何かに混ぜて調理。
ソルガムそのものを味わうレシピがありません。
 人気の右肩を上げるには、クチャクチャ噛んで栄養を取り込める、それ
こそガムの様なソルガムの開発が必須。
素人考えですが、どうでしょう。


コメント
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