気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

冬の京都へ その1 ギャラリー紫織庵・北野天満宮

2024-02-06 20:31:43 | 旅行
北野天満宮の梅 

2月1日

 今回の旅行は節分以外ブラブラと散策予定。
祇園祭や、時代大祭りなど有名なお祭りの情報はあるけれど。
節分の細かい情報はよくわからず、京都に到着後情報を集めた。

 また今まで行く機会が無かったところも廻ってみたい。
(その一つ並河靖之の七宝美術館は改修のためずっと閉館。
 今年開館と思いこんでおり、調べたら開館は来年だっ💦)

 今回面白かったのは、このブラブラ感が人に伝わるようで、お店の方、
土地のおばあちゃん、地元の方、いろいろな方とお話しすることが出来た。
節分の鬼さんとも言葉を交わした!!
京都の方って、言葉が豊かです。
京都に何回も来てしまうのはこのせいかな?

今回は「ANAで行く はんなり京都4日間」を利用
大阪空港に昼頃到着

大阪っぽいものが食べたいな。空港内の蓬莱で昼食。満足♪



ホテルは四条烏丸。 荷物を預け

 西陣のギャラリー紫織庵へ。

ここは襦袢や羽裏(羽織の裏地)の専門店だったが、今は浴衣なども扱っている。


今は店舗向けに浴衣の新作発表会を開いていた。
素人が入って良いものか聞いてから店内へ。


ワオー♪ 色とりどりの美しい布に心が躍る♪




 このコーナーは面白長襦袢と命名されていて、大正時代、昭和初期の図案だそうだ。

 紫織庵の羽裏で帯を仕立てたことがある。以前からここを訪ねたかったと案内して下さった方に話した。
この世界に興味ある人間と認めて下さったようで、
店の方が懇切丁寧に現状を説明して下さった。

 まず襦袢の染屋が2軒しかなくなってしまって、思うような襦袢が染められない事。値段も高くなってしまった。
それで今は浴衣に力を入れている。
 
 縮緬の白生地が不足。長浜から仕入れているが、数が少なく、業者で取り合い状態。


刺繍半襟は、半襟用の幅の縮緬が少なくなってしまった。
デザインは紫織庵だが、刺繍は中国の奥地まで運び刺してもらっている。
10枚ほどの半襟が飾ってあったが、これがすべてで在庫は無いそうだ。

 私たちの時代にはよく見かけた地模様のある綸子、これも作る人がほとんどいない。手に入らない。

コートに使う輪奈という切りビロードは今1人しか織ることが出来ず、それも2種類の模様だけしかない。

 私は大変勉強になったけれど、ここまで聞いてしまっていいものかと戸惑った。
説明して下さった女性はたぶんオーナー一族の方かも知れない。
伝統ある京都の染と織が、衰退の危機にある現状が良くわかった。
結局、着物の需要が減れば供給も減り、染、織にかかわる人達が少なくなり、
技術も衰退していく。
買う人が増えれば一番良いのだが、高価な着物はおいそれと手は出せない。

 私にできる事は着物を着る機会を増やし、着物って楽しいよ~と宣伝するしかないのでしょうね。





趣ある街並みを歩き えんま堂へ。

2日、3日の拙文行事の準備をしていた。 こんにゃく煮がふるまわれるらしい。

千本釈迦堂へ。
ここの節分は福豆が撒かれるのかな?

そして最後北野天満宮へ



北野天満宮の梅は有名。まだと思っていたが白梅、紅梅がちらほら。

ほほ~~。北野天満宮の節分は有名らしい。舞妓さんの踊りもありそう。

 節分行事は様々な場所で行われるらしいのがわかった。
さて、どこに行きましょうか?ワクワクしてきます。

夕飯は寺町通のキムラへ。予約は受け付けていないのでいつも並ぶ。
でもラッキーな事にスンナリ入れた。

安定のお味。

1日目終了。


 









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