気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

少し涼しくなりました! 万引き家族、米軍が最も恐れた男カメジロー

2018-07-28 14:28:44 | その他

 この3日ほどは少し気温が下がり、地獄のような日々が治まった。

 

 今朝7時ごろ、ミンミンゼミと小鳥のチュンチュンと言うさえずりで目を覚ました。

しばらく気持ちよく聞いていたが、そのうちミンミンゼミはジージーと言うアブラゼミの声に変わり、

それはバックグラウンドミュージックのように 一日中続いていた。

 夕方になると、まだ早めのヒグラシの声も加わり、嫌な蚊も出没。

手や足を刺しまくり、慌ててムヒを探す始末。

ここ2週間の酷暑の時期、そういえば生き物の声を全く聞いて居なかったなぁ~

ただひたすら暑く、外は無音だった気がする。

やっと夏らしくなった。

 

酷暑の閉じこもり

 暑い時期は予定も極力減らし家に閉じこもっていた。

そしてひたすら手を動かしていた。

4年前にフィンランド買ったマリメッコの生地でワンピースを作った。

これで弾みがつき,

お気に入りの籠の取っ手が壊れていたのを籐で修理。

            

今度は修理に弾みがつき「履かないだろうな~、でも草むしり用に?」と

手でチクチク夫のジーパンを直した。

 最後はラッシーママさんに教えて頂いた布バックを作った。

ラッシーママさんは、わざわざ作り方を再度習い、芝居の後、お茶を飲みながら私に教えてくださった。

それも分かり易いように縫い方の見本付きで。

 作るのは大変と言われていたが、本当に大変だった。

単衣の着物全部手縫いで作るより時間がかかってしまったが、素敵なバックが出来た。

ラッシーママさんありがとう。

 

酷暑で買った物

夏場気温が1度上がると数百億円の経済効果があると言う。確かに~。

暑さゆえに私が買ってしまった物。

 ●アイス・・・・普段はほとんど食べないのに毎日食べ続けた。1日2個の時も!

 ●サマーシールドの日傘・・・・東レの製品で、顔に日陰が出来るほどの遮熱効果があるそうだ。

               確かに涼しい!!暑さ苦手の私には必要!!

 ●汗でも落ちない眉墨・・・新聞に宣伝が出ていたので買ってしまった。

皆さんも何か買われましたか?

財布のひもが緩んだのは私だけ?

 

7月の映画

今月は映画を3本も見てしまった。

舘さん、甘いよ~(役名は忘れた)

不本意な立場で定年退職となったとしても、そこから一旗揚げるのは高齢者には無理。

自分の度量が無いのにそれに気づかず挑戦してしまう勘違い男の話。

舘ひろしの背広姿は颯爽としていて魅力的なのだが・・・・映画は私にはイマイチだった。

          

 なんとも感想が書きにくい。

最初から最後まで画面に釘付けではあったが、好きな映画かと聞かれれば好きとは言えない。

まず、家の中が汚すぎ息苦しさを覚える。この息苦しさはずっと続き、子供に万引きを教えるという事も胸苦しい。

リリーフランキーの父が、警察で「教える事がこれ(万引き)しかない」と言う場面も貧困ゆえの窃盗を

正当化しているような嘘臭さを感じてしまう。

 

 ただ実際の家族よりも疑似家族の方に家族の絆が生まれることもあると言う内容には説得力がある。

家族で縁側から見上げる花火、海辺で並んで水遊びをする場面は美しく、

俳優たちそれぞれの表情が見事。

安藤サクラの表情の変化にはドキッとさせられ、リリーフランキー、樹木希林、子供たち2人の自然な演技で引き込まれる。

浜辺にいる安藤サクラをしみじみ眺め、樹木希林が「お姉さん、きれいね~」と言う場面がある。

ここで、このおばあちゃんも全く他人なのだとハッと気が付く。でもおばあちゃんは幸せそうな顔!!

疑似父母の子供に対する愛情は本物。

最後に、この生活に疑問を持ち始めた長男(?)に別れを告げるシーンがあるが、これも愛情のなせるわざと思う。

子供たちに未来を託し、この映画は終わるが、それぞれの心の動きが丁寧に描写されているのはさすがに是枝監督だと思った。

 過去記事 「そして父になる」

  

 7月27日、ルネ小平にて

 瀬長亀次郎って知っていましたか? 私は全く知らなかった!

このタイトルに惹かれ、電車を4回も乗り換え見に行った。

 

 2016年にTBSテレビで放映されたドキュメンタリー番組が非常に高い評価を受け、

追加取材、追加資料を加えて再編集し映画化したもの。

すでに劇場公開は終わっているが、自主上映の形で各地で上映されている。

結論・・・・見て良かった。

現代にも英雄っているのだなと思った。日曜日の大河ドラマの熱き主人公としても立派に視聴率が取れる(笑)

(もろもろの理由で今はできないが)

 

 第2次世界大戦後、米軍占領下の沖縄で、弾圧を恐れず、米軍にNOと言い続けた人である。

 

 沖縄戦で生き残った人々は捕虜となったが、捕虜収容所では満足な食事を与えられず餓死者が多数出た。

そして数年後、米軍に雇われた人々は奴隷のように劣悪な環境待遇で働かざるを得なかった。

そして戦中戦後の米軍の庶民に対する横暴。

更には基地建設のための土地収用。米軍は借り上げではなく、土地代の一括支払いで権利を譲れと市民に迫っていた。

土地は売り渡してしまったら、永久にアメリカの所有物となってしまう。

「一握りの砂も、一坪の土地もアメリカのものではない」とカメジローは反対を言い続け、演説会には15万もの人々が集まった。

今聞いても胸が熱くなるような演説。この言葉に励まされ、影響を受けた方達がどれほどいたのだろう。

 この演説を聞いた方々まだご存命で、彼の事を生き生きと語ってる。

「代弁してくれるようでスッキリした」「力が湧いてきた」「笑いがあった」そして演説会の「追っかけをしていた」などなど。

 

 米軍の弾圧で捕らえられ、刑務所に入ったが、出所の時には市民が大勢出迎えた。

出所の時の写真を見ると敵対する警察官たちも迎える側も皆笑顔なのが可笑しい。

後に沖縄市長となったが、米軍の圧力で1年半で引きずり降ろされる。

その時の言葉「瀬長は勝った。これを機に第2第3の瀬長が生まれてくるだろう」と言って後押しする市長候補の応援に回った。

偉大なカリスマ性を持つカメジローは、決して負けない「不屈」の精神の男だった。

沖縄は知らない事ばかりだとつくづく思う。

観客は60代、70代がほとんどだったが、満席。 終わると自然に拍手が起こった。

 

 興味のありそうな友人に声をかけたかったが、直前までの酷暑で、ためらってしまった。

こんな良い映画なら前日でも声をかけてみるべきだったわ。

 

骨密度

母が骨粗鬆症だったので、市の健康祭(いろいろと健康検査をしてくれる嬉しいお祭り♪)

で測ってもらった。

骨密度同年代では106パーセント、20代から40代の若い人の平均の87パーセント。

まぁこんなものでしょう。食事と運動に気を付けていかないとダメですね。

今96歳の元気な叔母が80代後半の時、骨密度が同世代の130パーセントだったそう。

いかに凄い数字だったのかと、今改めて驚いている。

 

 

    関東は涼しくなりましたが、西日本の暑さはまだ続いています。

   更に台風が襲い、復興作業も進まずで、被災地の皆さまの思いはいかばかりかと思います。

   せめてテレビ、新聞などの情報に目を凝らし、できることがあったら(義援金だけかもしれませんが)

   協力して行きたいと思います。被災地の一日も早い復興を願っております。

 

 

  

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朝の散歩 & ほったらかし温泉

2018-07-22 00:14:26 | 日帰り旅行・ハイキング

 (追加画像あります)

 

 花水木さんのブログで、4時半起床、5時から散歩と言う日常を知り、大いに刺激を受けました。

 

 このところ暑いので予定を減らし、買い物も最小限度にし、家にいる事が多いのだが、明らかに運動不足。

何だか頭が重いし、不調。

そうだわ 朝散歩すればよいのよ。

花水木さんのように5時から散歩は無理なので、7時から夫と散歩してみた。

目標は低い。 笑わないでね。 何と3000歩。夏は無理しないのです。

青々とした田んぼが美しい。



涼し気に泳ぐカモ。

この後多摩川に出て、土手を散歩。

7時はもう暑かったけれど、日陰は気持ちよく、身体もすっきり。 2800歩。

目標は、あくまで3000歩。明日は達成したいものです。

 

。。。。。。。。

 と書いたのが5日前、次の日も7時前に散歩して、これは続くかと思ったら、

あまりの暑さに3日目は止めてしまった。

3日坊主ならぬ2日坊主に終わりました。

 

 本当に暑い。岐阜の友人は連日39度越えと嘆いております。

テレビでは「ためらわず冷房使って下さい」 「決して暑さと闘おうと思わないで」 「できるだけ外出しないように」

今まで聞いた事のないほどの警戒警報発令。

昨日5時過ぎなら大丈夫かと食品の買い物に出たら、帰り道、急にボーッとしてきました。

水を持っていなかったので(油断!!)今買ったヨーグルトドリンクの1リットルパックを開け、ゴクゴク。

助かりました!!

皆様も熱中症には十分気を付けて。

近所の買い物にも必ず水を持参してね。

 

 連休中日は「ほったらかし温泉」へ 

15日は娘の急な提案で山梨にある「ほったらかし温泉」へ。

(画像はネットより拝借)

富士山は見えず、とても暑かったけれど、こんな景色を見てスカッとしました。

そうそう、暑いので編み笠が用意してあり、皆それをかぶって入浴します(笑)

 

追加画像

美味しい蕎麦屋に凝っている夫と娘が見つけた「そば丸」

恵林寺の近くにあります。

1時間半待ってランチ。(暑くてつらかった!!)

この蕎麦屋にわざわざ横浜から来ている人もいらして、有名店らしい。

 

そばがき                   ざる蕎麦

 

穴子と地元野菜の天ぷら            そばプリン

また来たいと思えるお味でした(もっと涼しい日にね。笑)

自宅用に買った桃。これもジューシーで美味しかった。

暑さに耐え、露天風呂と、蕎麦屋と、桃を買うだけの1日でしたが、面白かったです。

 

 

 

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縄文展 5、6、7月の舞台

2018-07-13 12:38:09 | 芝居

 西日本豪雨の死者が200名を超えたそうです。

この時東京の雨は少量、ただ強い風が数日続き、異様な空気は感じていましたが、

まさか西日本がこんな未曽有の大災害になっているとは!

暗澹たる気分が数日続いています。

災害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

  広島の友人に電話しましたが、そこは大丈夫との事。安心しましたが・・・・

災害が続く日本、高齢化がより進んだ今から数十年後、いや十年後、

街(村)を立て直す気力ある住民が減り、災害があれば廃墟となる地域が増えていくような気がします。

日本中が荒れ放題にならぬよう、

考えられる限りの災害対策を講じて欲しいと切に願います。

 

7月10日 上野国立博物館へ






国宝の土器や土偶は今まですべて見ているので、行くかどうか迷ったが、この展覧会、半端ではない充実度に驚いた。

(ちなみに10000年続いた縄文時代の物で、国宝は上の看板の写真のわずか6点

 眼鏡をかけたような有名な遮光器土偶は重要文化財)

 

氷河期の終わった約13000年前に縄文時代が始まり、人々は狩猟や漁業、木の実の採集などで暮らしていた。

生活が豊かになるにつけ、日々の暮らしの中の道具などが工夫を凝らされ、独特な美を生むようになっていった。

 国宝火焔型土器や土偶がメインと思いきや、全国から集めた縄文土器や土偶の多彩さや、

今まで見たことがない縄文時代の赤ちゃんの手形、足形、動物、宝石などが迫力満点。

 最初に驚いたのが7000年前の赤い漆を塗った土器。

エッ!!7000年前に漆塗り??? 高度な技術にビックリ!

土器も、縄目あり、浮彫あり、幾何学模様あり、変幻自在、自由闊達で刺激あるものばかり。

同時代の海外の土器の展示もあり、いかに日本の縄文土器が個性的で独特なのかを納得した。

 

 説明もわかり易い丁寧な文で表示。

作品の一つ一つに何県のどこから出土したか地図で示してあり、興味深かった。

7月3日からなのでまだ開館したばかり。それほど混んでいなかった。

ただし国宝土偶が全部そろうのは7月31日から。今は3点のみ展示。

これから込み合う事必定の展覧会です。

 

本館にて

本館で展示の 横山大観「雲中富士」 大正2年作

スカッとしますね。

 


5、6、7月の舞台

5月

5月15日友人と3人で。

太鼓持ちと旦那が意図せず東北へ。

苦難の果てに江戸に戻るも、時代が変わっていたというお話。

以前見た、旦那役、橋之助(現・芝翫)の方がずっと良かったが、井上ひさしの原作が名作なので、これも楽しんだ。

             

5月18日 3月に見た、劇団☆新感線の「修羅天魔」をもう一度。

     2回目でも変わらず天海さんにウットリ。

 

そのほか5月は立川市の音楽祭りだったので、山下洋輔のジャズライブ、

米国空軍音楽隊「パシフィック・ショーケース」の吹奏楽を聞きに行った。

この楽団は日本を拠点にアジアで活躍しているそうだ。

 

6月

6月22日 国立劇場歌舞伎教室 (学生たち向けの教室、一般も入場できる)

     もう歌舞伎教室は飽きたし、と思って申し込まなかったが、

     解説が巳之助だとわかり急遽チケットを2枚手に入れ、ラッシーママさんと行った。

     巳之助の解説は軽快、口跡もいいし、ポイントを押さえた解説がとてもいい。

     以前からファンだったが、「ワンピース」ボン・クレー役で更に見直した。

     中村又五郎と歌昇親子の連獅子は切れが良く、見ものだった。

 

7月

       

7月5日 国立劇場歌舞伎教室

    解説は坂東新吾。この方も応援している。

    でも前月の巳之助と比べると、客との呼吸と言うか間合いがイマイチ。頑張ってね。

    ヤマタノオロチ退治の話。

    岩長姫がヤマタノオロチに変身し、スサノオノミコトと闘う場面では、姫は鱗模様の着物、顔には恐ろし気な隈取。

    同じ扮装をした8人で、八つの頭を持つ大蛇を表現。歌舞伎での大蛇の表現が素晴らしかった。

    豪華絢爛の舞台だった。

ここ数年毎年歌舞伎教室を見ているが、今年は今までより格段に素晴らしい演目が並んだ。

時には、こんなに地味な演目で学生が面白く思うのか疑問な年もあった。

けれど、これだけ華やかな舞台なら、見学に来ている高校生たちも歌舞伎に興味を持つかもしれない。

 

 

久しぶりの着物、3階席なので気楽な紬

                

友人から頂いた、鹿児島の叔母さまの物。細かい織りで綿のようだ。薩摩絣かしら?

 

   




 

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松本市美術館草間彌生展・八島湿原・美ヶ原 その2

2018-07-05 11:20:51 | 旅行

 前回のブログに写真だけ追加しようと思ったのですが意外と数が多くて・・・・

文章も無く手抜きですが、旅の空気だけでもお伝えしたいと思います。

その2です。

 

 

1日目 6月23日 松本市美術館・草間彌生展

作品

 

彌生ちゃんと遊ぶ

彌生ちゃんと一緒

           

親指姫か? (前庭チューリップの下で)

 

カボチャは軽かった!!

 

美味しかった源智のそば

 

          

2日目 6月24日 ハイキング

八島湿原の植物

イブキトラノオ、オオサカモチ、コバケイソウ

スズラン、ハクサンフウロ、アカギキンポウゲ

グンナイフウロ(白、赤)、ニッコウキスゲ

コバケイソウとレンゲツツジのコラボ

 

ハイキング

花を見ながら八島湿原を半周。

今日のコース  八島湿原→ゼブラ山→北の耳→南の耳→車山乗越→車山肩→園地→沢渡→御射山の宿へ

 

ゼブラ山山頂へ

山頂からの景色

レンゲツツジが見頃

尾根沿いに歩く

左が北の耳、右が南の耳。小高い丘ぐらいにしか見えないが、実際はかなり高さがある。

北の耳を通り、

南の耳にむかう。

南の耳へ。

  

ここで昼食。

宿で炊いた混ぜご飯と、コンロでホタテ缶とソーセージを温め、食後はコーヒー。

のんびりしました~

車山肩まで歩き、園地に向かう。広大なレンゲツツジの花畑が広がる。

         

日当たりの良い場所を抜けると苔の森。

山の景色、花畑、苔の森と変化に富んだコースだった。

 

3日目 6月25日 美ヶ原

 9時半ごろ宿を出発

この立て札にて説明省略。

何回か来ていますが、日差しを遮るものがないので真夏は暑く、長くはいられない場所。

この季節、高原を楽しむには丁度良かった。

 

早めに切り上げ、上諏訪でお蕎麦。

蕎麦にこだわる夫と娘が探し出したのが、「八洲」

 

三島由紀夫、新田次郎、市川房江、山下清など著名人の額がそれとなく飾られていた。

 

        

ヒュッテのご夫婦と記念の一枚。

おかげ様で良い旅が出来ました。ありがとうございました。

 

 

 

コメント (9)
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