気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

鎌倉の梅、池上の梅

2019-02-26 17:19:01 | 散策

  21日は鎌倉でカイロプラクティックを受ける日。 急に予定が無くなった夫も一緒。

前回のようにハイキングの予定だったが、そうそう梅の季節、と気が付き、

駅前の観光案内所で見頃の場所を教えて貰った。

おススメは浄妙寺。

でも、まだまだでしたね~。

 

浄妙寺

 鎌倉五山第五位の由緒ある禅寺。

梅は二分咲きぐらいかしら。

満開ならば混み合う浄妙寺は人もまばら、静けさに包まれている。

こんな時期の梅見は却って贅沢に感じた。

ひっそりとした寺に華やかな二人連れ。

絵になりますね。





 

瑞泉寺

  浄妙寺から1.5キロぐらい歩いて瑞泉寺へ。

鎌倉五山に次ぐ、関東十刹に入る格式ある寺院。

寺を囲む紅葉が錦の屏風のように美しい事から、山号が錦屏山(きんぺいざん)とつけられている。

境内には四季を通して楽しめるよう、花がたくさん植えられている。

           

こちらもまだまだ。

 

荏柄天神社

 幕府の鬼門にあたる位置に建てられた神社。

元は荏柄天満宮と言い、福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮と並び、日本三大神と言われていたそうだ。

紅梅はもう時期が過ぎ、白梅はまだ咲かずという微妙な時期だった。

         

境内にある樹齢900年のイチョウの大木。

鎌倉で一番古いそうだ。

前回の鎌倉一人ハイキングの様な ハラハラドキドキ、意外な展開などという冒険はなかったが、

そっと、静かに咲く梅を充分に楽しんだ。

   注・・・このブログをアップするころはきっと鎌倉は梅満開。

       見物に行かれる方は今週か来週ですよ~。

 

そうそう、昼食は駅近くの「六弥太」で 豆腐ハンバーグ。

鎌倉の野菜、肉、豆腐を厳選して使っており、胃に軽く、私はここのお店の大ファン。

 

 

2月24日 日曜日 池上梅園

 始まりは卵。

秋田の友人が、たまごかけご飯用の卵を送ってくれた。

息子や娘にも食べさせてあげてね・・・・というコメント付きで。

早速夕飯に食べたら、黄身がこんも~りと盛り上がり、本当に美味しい。

 

 我が家の子供たちは仕事に便利だからと、都心に住んでいる。

我が夫婦、ヒマだったので卵のデリバリーすることにした。

ふと思いつき、大田区の池上梅園に寄ることに。

娘に電話をすると20分ほど歩き、一眼レフを持ってやってきた。

娘と花見できるなんて珍しい

「ハイ、そこに立って」と満開の梅の下で夫婦の写真を撮ってくれた


入り口付近の階段を上がると・・・・満開ですね~


実は、ここに来たのは初めて。

開園したのが昭和53年で、私はすでに結婚し、子育てにアタフタしていた。

この十年、毎年来よう来ようと思いながらも機会がなく、やっと実現。

 

  戦前は日本画家・伊東深水の自宅兼アトリエ、戦後は築地の料亭の小倉氏が南半分を拡張し別邸として使用。

没後大田区に寄贈されたそうだ。思ったよりずっと広く、梅だけでなく、ボタンやツツジが楽しめるらしい。

和室棟や茶室2棟がある。

そういえば、茶道をたしなんでいた母が、お茶会が池上であったなどと時々話していたが、ここだったのね。

今頃になって気が付くなんて、面白いものです。

 

最後に 我が家の梅

この梅は咲く時期が遅く、満開になった頃はどこの梅も終盤に差し掛かっている。

でも私はこの梅の開花が一番楽しみ。

あと2、3日で 「春が来た~

 

 追伸・・・・2月27日朝、一輪開化。 4時ごろには5輪開花 

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息子の結婚式

2019-02-22 18:52:37 | その他

 息子達が府中の大國魂神社で結婚式をあげました。

親戚だけの小さな式です。

 

拝殿まで花嫁行列です。

         

シャンシャンと道をお祓いするあとに、笙や笛、巫女さん、神主さん、花婿花嫁の順に続きます。

わずか200メートル足らずなのですが、式場に向かう花嫁花婿をはじめ、皆晴れやかな気分になります。

朝10時なのに見物して下さる方もいらっしゃって、嬉しい限りです。



三三九度のあとに、巫女さんが舞を奉納します。

 

         


 国際結婚ですが、花嫁さんは日本の神社の式に憧れていました。

着物を着ることが出来て楽しかったとの事でした。

 

 お母様、妹さんは来ることが出来なかったので、メッセージが届きました。

温かく、家族の情愛に満ちた文面に思わずしんみりしてしまいました。

家族を思う気持ちは国境を越えても変わらないと実感。

花嫁さんのメッセージ

  「1年で帰国するつもりでしたが、Y(息子)に出会い、これからも日本に住むことにしました」

ありがとう。息子の良い面を見てくれて嬉しいです。

 

 いろいろな思いがありますが、これから二人で仲良く、手を携えて暮らして欲しいと切に思います。

私達夫婦、そのための協力は惜しみません。

良い日でした。

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最近の読書

2019-02-12 18:16:41 | 読書

 先月末、息子達が来た時、アップルパイのお土産を持ってきた。

 

日比谷ミッドタウンでいつも長い行列ができる店が、珍しく空いていたので買ったそうだ。

パイ皮がサックサクで、カスタードクリームの中身には林檎がタップリ。

最近はケーキより和菓子が好きなのに、これは文句なく美味しい。

また食べたいけど日比谷ミッドタウンは遠いな~と諦めていたが、

数日前立川駅のコンコースにこの店を見つけた。

いつも並んでいる人がいたのに気にも留めなかったが、こんな身近にお店があったとは

10人ほど並んでいたが、商品はアップルパイ一種類しかないので5分ほどでゲット

それがこのRINGOのアップルパイ。 ちなみに若い人しか並んでなかった。

まだおじさんおばさんには名が知られてないみたい。皆様このお店を見かけたら是非どうぞ。

若者の流行に追いつきます


ちなみに、期間限定でベルギーチョコのカスタードクリームのアップルパイが発売されている。

立川では30分から1時間で売り切れるそう。  こちらも魅力ありますね~。

 

 

 最近の読書 

「翔ぶ少女」 原田マハ著

 花水木さんとビオラさんが原田マハの著作を紹介していた。

私も何冊かは読んでいるのだがまた読みたくなり、図書館で最初に目についたのがこの本。

 題名からして、ふわりと軽いものを想像していたが、東日本大震災で両親を亡くした3兄妹の話だった。

目の前で母親が瓦礫に挟まり身動きできない状況で火災が迫る。

兄は必死に助け出そうと泣き叫びながら母を引きだそうとする。

妹(主人公は)助け出されたが、足に大けがをし横たわっている。

そのままでは3人とも焼け死ぬ所を「おじさん」に助け出される。

 精神科の医者であるおじさんの養子となった3兄妹は、学校で、学童クラブで疎外感を感じながらも

ボランティアや近隣の人たちと関わりあいながら成長していく。

簡単に書けばこんな内容だが、忙しい「おじさん」の手助けをする子供たちの健気さ、いじらしさ、

普通とは程遠い状況の中で常に自分たちのできる事を探そうとする子供たちの生命力、

最近とみに涙腺の弱くなった私は、途中から最後までずっと涙していた。

重い話だけれど、温かで優しい空気が充満していてこの本を選んでよかったと思う。

原田マハの本は時々軽くてご都合主義な成り行きに物足りなく思う事もあるのだが、

この本は細かな設定も良く出来ていて破綻が無く面白かった。

今どき、泣ける小説は少なく、久しぶりに本で泣いた。

 

 「昭和元禄落語心中」

昨年NHKで放送されたドラマのノベライズ本。

昨年のドラマで、私の中でダントツ1位だったのがこのドラマ。

幼かった菊比古と助六は落語家八雲の兄弟弟子として、切磋琢磨しながら一流の落語家を目指していたが、

ある事で助六は落語をやめる。

菊比古は一途に芸に精進するが、助六のことだけは諦めきれない。

ようやく探し出し、落語界に戻るよう説得するが、想わぬ事故で助六が死んでしまう。

後半は八雲の名跡を継いだ菊比古と、養女にした助六の娘との話。

菊比古が岡田将生、助六が山崎育三郎。二人とも落語が上手。

岡田将生の江戸弁がたどたどしく気になったが、途中から彼の演技に磨きがかかりぐいぐい引き込まれた。

岡田、山崎共にこんなに演技が上手かったかしら?

更にわき役たちも的を得た配役で、しっとりとした情感あふれる世界を描いていた。

 

 偶然、このドラマに嵌っていた友人がこの本を貸して下さった。

ノベライズ本は初めて読んだが、ドラマ通りの小説なのでドラマの画面とセリフが浮かび

ドラマを見直している気になった。(もともとの原作は漫画だそうだ)

でも小説としての深みはあまり期待しない方がいいかも。

 

 「流転の王妃の昭和史」 愛新覚羅浩著

       

 満州国皇帝溥儀の弟、溥傑に嫁した侯爵嵯峨家の長女浩の自伝。

昭和45年8月、新京にいた浩たち皇帝一行はソ連軍の侵略で大栗子まで逃げる。

皇帝溥儀と溥傑は飛行機で一足先に日本に脱出を試みるが、途中ソ連軍に捕らえられてしまう。

そして後ろ盾を失くした浩たちと、溥儀の皇后たちとの逃避行がはじまる。

 

 ずいぶん昔に常盤貴子主演でこのドラマを見たことがあり、原作を読みたいとずっと思っていた。

やはり現実に起こった事の方がドラマより何層倍もすさまじかった。

普通の人間だったらこの中の数ページの出来事でさえ一生のトラウマになりそうな事が延々と続く。

親族から裏切られ、国民党軍に何度も捕らえられ、移動させられ、食べ物にも事欠き、

窓の外からは銃殺される民間日本人たちが見え、皇后はアヘン中毒の果てに気が狂い粗末な扱いをされ死んでゆく。

「事実は小説よりも奇なり」という言葉をまさに体現している話だった。

日本に帰ってからも不幸が続き、長女は心中、というよりこの本の中ではストーカー被害により、亡くなる。

人生後半、釈放された夫と中国で穏やかな生活が出来たのは救いだった。

こんな経験をした女性が日本にいたという事に驚きだ。

歴史に翻弄されるとはこういう事と思った。

 

 

 

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太極拳の大会

2019-02-09 00:15:18 | その他

 2月3日に太極拳大会があり少々落ち着かず、その後は予定も多くすっかりブログはご無沙汰でした。

近況報告です。

 

1月31日 電車に乗って友人宅へ

 拝借したい物があり、急に友人の家に行く事になった。

美味しいカレー屋が近くにあるのでテイクアウトしておくわね~との事。

彼女は午前中の用事を済ませ帰りがけにチキンと豆のカレーを買い、サササっとサラダを作って下さって一緒にランチ。

美味しい梅酒で乾杯。

 こんな方法で気楽に自宅でランチするのもいいですね。彼女のアイディアと手際の良さに感服

 

 彼女は日本舞踊を習っているので、食後は着物談義。

着物は絶対に増やさず、発表会や老人ホームなどで披露する時は 手入れやお直ししたお母さまの着物を着るそうだ。

私ももう着物は増やせない。まず収納がパンク状態。次に着られる期間もあと10年位と先が見えてきた。

私も今持っている着物を大事に着て行こうと心から思った。

ただし、染めでどうしても着てみたいのが、紫根染めの着物。(ムラサキの根から採れる染料で染めた、絞り染めの着物)

新品は高額、到底手に入れる事はできないが、もしリサイクルで出会ったら買ってしまうかも知れない。

私の憧れだ。着物への最後の欲ぐらい大事に取っておこうと思う。

 

2月3日 太極拳大会

太極拳と日本の武道道場のコラボで2年に一度大会が行われる。

今年の会場は相模原市民会館。

私の太極拳の先生の先生は 北京体育大学を卒業したのち、30年前に来日。日本で太極拳の普及に努めてきたそうだ。

開会式 左は太極拳の各支部代表者。 右側は武道道場の参加者代表。

武道の参加者は、アメリカ、カナダ、フィンランド、ブルガリア、韓国、フィリッピンなど10か国以上に及ぶ。


これは合気道の中の自由技?

各国から来た参加者は一定以上の心得があり、熱心な方ばかりが集まっている。

なので形も美しく動きも早く、見ていて気持ちが良い。

表彰式。いろいろな賞の合間に中国の獅子舞。(残念ながら出番前だったので獅子舞は見られず、あとでムービーを見た)

やたらと可愛くて、ぴょんぴょん飛び跳ね、日本の獅子舞と大違い。 日本の獅子舞は芸が細かく、知性的?に見えてきた。

太極拳では90歳以上の3人の会員の表彰があったが、皆背筋がピシッと伸びていて驚いた。

私達も続けていればこんな風に元気でいられるのかしら? 頑張ろうっと

               

 先生含めて10人参加。カメラが至近距離なので全体像が写りませんね~。(ピンクの衣装が我がチーム)

私の感じでは良く揃って 上出来。

でも出だしの所で、私が躓いてしまったのは痛恨のミス。

週1回の練習も今年に入ってからは2時間を3時間に延長。帰るとグッタリでしたが終わってホッ。

皆で演技を揃えるのは難しいけど、同じ目標に向かっての練習はとても楽しかった。

 

 最後の特別演武では居合術、抜刀術、棒術、薙刀などの模範演技と、

中国から来日した太極拳のエキスパートや北京体育大学の学生たちの演技を見た。

素早い動きに太極拳は拳法なのだと改めて感じた。

途中で帰る方も多いが、私は毎回これが楽しみで最後まで見ている。

今回もう一人の女性仲間も残り、一緒に鑑賞した。

感想が話せるので嬉しい。

 

他のことも書こうかと思ったけれど、今日はこれでおしまい。

 

 

 

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