気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

舞台・ねじまき鳥クロニクル & 雑司が谷の二の酉

2023-11-26 15:57:45 | 芝居
11月23日 池袋芸術劇場にて「ねじまき鳥クロニクル」

 村上春樹原作、演出・振付・美術・脚本などは外国の方2人。
脚本・作詞は藤田貴大、音楽は大友良英。 2020年初演

 出演 成河(ソンハ)、渡辺大知、門脇麦、大貫勇輔、吹越満、銀粉蝶

 今回再演ですが、初演は見てないので非常に楽しみにしていた。
が、成河の女性蔑視の気持ち悪い発言があり、期待感がそがれてしまったのが残念。
それでも門脇麦ちゃんを見る楽しみがあり、そして娘に成河の人格と演技は別と言われ
気持を立て直し、劇場に向かった。
(成河は鎌倉殿の13人に頼朝の兄弟慈円を演じていた。)

東京芸術劇場ロビー


 芝居、コンテンポラリーダンス、音楽が融合し、既成のジャンルを超える空間が立ち現れた。
小説と演劇が融合し「ねじまき鳥クロニエル」という新しい芸術がここに生まれた。躍動する村上ワールドがここに。
 案内チラシより

 ストーリーはほぼ原作通りに進む。
原作を読んでいない方、忘れた方は置いてきぼりとなるが、
難しいことは言わずにその場その場の舞台の新鮮さを楽しむことも出来る。
それでも村上ワールドの摩訶不思議な世界を充分に堪能できる。
 妻を取り戻すための闘いを挑む主人公トオルは渡辺大知と成河の二人一役で演る。
壁を通り抜け、もう一つの世界に迷い込んだトオルが成河。

あ~~ここまで書いて感想をどう書いてよいのかわからなくなった。
とにかく見て良かった舞台で、村上ワールドを堪能できました。

 門脇麦ちゃんは舞台向きの女優さん。
肉体的にもガッシリしているし、よく通る声が素晴らしい。
純粋無垢にも小悪魔的にも取れる演技で、存在感が圧倒的。
銀粉蝶も吹越満も抽象的な場面が続く中で
経験に裏付けられたリアルな演技が、芝居を引き締めていた。


さて舞台の終了がなんと3時。いつもよりずっと早い。時間がある♪
娘と「これからどうしよう?」
池袋に一番近い二の酉に行く事に決定。
雑司が谷に向かう。
 JR大塚駅から都電荒川線(さくらトラム)に乗り換え、雑司が谷へ。
昔から都内散策が大好きなのだが、雑司が谷は未知の世界。

まずは鬼子母神へ


樹齢700年の大銀杏。


昔からあるっ境内の中の駄菓子屋。ここでススキで作られたフクロウミミズクが売られていた。


重要文化財の鬼子母神堂。安産と育児の神様鬼子母神を祀っている。

この後鬼子母神近くの 大鳥神社二の酉へ


下町のお酉さまは威勢が良く賑やか。次々と手締めの音が響く。

また都電に乗り高田の馬場「魚金」でお魚。
「まだ6時前ネ」という事で新宿花園神社二の酉へ向かったが、
コチラは人出が多すぎ、鳥居の前で入場を諦めた。

最後は

久しぶりに高野フルーツパーラーでワッフルや、プリンアラモードなど。

終わり良ければすべて良し!!最高!!
充実の一日でした。。














コメント
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大國魂神社一の酉・映画「アアルト」など

2023-11-16 18:20:43 | 映画
 1週間前までの20度越えは当たり前、の生活から一転。
急に寒くなり、日も短くなりました。
「秋の日はつるべ落とし」を実感してます。

 11日の土曜日は月1回の新聞切り抜きの会。
 7人の会なのに参加者は私ともう一人の2人だけ。
秋は旅行に遊びにと皆さんお忙しい。

 参加者2人とも着物なので、新聞切り抜き談義はそっちのけで、着物談義に花が咲いた。
会は早めに切り上げ、二人で府中大國魂神社の一の酉へ。
 



まだ3時頃なのに人出も多く、「いよ~!シャシャシャン」と
手締めの音も威勢がよい。

 大森の鷲神社と新宿の花園神社の酉の市は何回も行ったことがあるけれど、
大國魂神社は初めて。
花園神社では、大きな熊手が売れた時だけ売り子による手締めが行われる。
けれど大國魂神社では小さな女の子が一番小さい熊手を買っても手締めをしていて、雰囲気が温かい。
大混雑前の余裕かもしれないけれど、福の到来を呼び込む声が華やか。
 酉の市は本格的な冬を迎える前の行事です。

大通りのイルミネーション。府中には東京競馬場がある。


着物は義母から貰った大島。



11月12日 映画「アアルト」 吉祥寺アップリンクにて。
はじめての映画館なのでスクリーンの配置や切符の買い方がわからず、右往左往。
スクリーン3まであり、大手では配給されない、けれど質の良い映画が上映されている。



フィンランドを代表する建築家・デザイナーのアルヴァ・アアルト(1898~1976)
残念ながらアアルトの建築は日本にはないが、温かみのある、自然と調和したモダンデザインが多くの日本人に愛されている。
アルテックの成形合板の家具、そしてイッタラの食器などのアイテムは日本でも買うことが出来る。

 以前フィンランドに行き、郊外にあるアアルトの自邸を見学した。(クリックで2013年のブログへ、携帯からは繋がらず、PCなら繋がります)

 沢山の建築作品が見られると、この映画をとても楽しみにしていたのだが、
思ったのと違った!!
彼の作品群はサラッと流すだけ。
 写真や友人達のインタビュー、妻との手紙のやり取りで、彼の素顔を描き出すという事だったが、
何だか中途半端。物足りなかった。
彼の実際の映像を沢山見ることが出来たのだけが収穫。


 来週、村上春樹原作の舞台「ねじまき鳥クロニクル」を見に行く予定。
予習しなくちゃという事で図書館から原作本を借りてきた。

 以前蜷川幸雄演出の「海辺のカフカ」の舞台を見に行ったが、
直前に原作を読んでいなかったので、何が何だか分からなくなってしまった。
鈴木杏ちゃんの立ち姿と不思議な雰囲気だけは覚えているのですが・・・

 厚さ5センチもあろうかという本3冊、2週間で読み切った。
発行時に読んだが、全く覚えていなかった。

 飼い猫が突然いなくなることから始まる不可思議な事件の連続。
戸惑う主人公、夢を見る主人公、謎に挑戦する主人公、危険な行動に出る主人公、
息をもつかせぬ面白さで毎日頭の中は村上春樹でいっぱい!!

 予習完璧!!舞台が楽しみです。


☆ 秋の白馬その1を間違えて消してしまいました💦悔しい~~
  内容概略ですが・・・・

 19日に着物の友達と会いました。
 
友人が書いてくれた3人。もう20年以上のお付き合いです。

20日から白馬へ。土砂降りの雨。
ホテルロビー



こんなお料理でした♪







コメント (4)
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秋の白馬へその4 上高地

2023-11-03 16:30:22 | 旅行
河童橋より臨む


10月23日 最終日は上高地へ

 この日も抜けるような青空。
上高地には今まで5回来ているが、今までで最高のお天気。

 1度目は25年~30年ほど前の夏、青春18切符で予定なく松本まで来た。
そして蕎麦屋で松本電鉄に乗って上高地に行ってみようという話になった。
何の準備もせず、手ぶら、夫はサンダル履き。
途中買ったお弁当の入ったプラ袋を提げてハイキング。
この時の景色に感動♬

 2回目は日帰りバス旅行で上高地へ。
この日は雨だった。

 3回目、4回目は今回と同じくH交通社の白馬ツァーで。
2回とも曇りだった。

 そして今回、松本駅から帰る途中に上高地に寄った。

この後は写真で初秋の景色をお楽しみください。

大正池の停留所で降り、河童橋まで歩く。



焼岳  
上高地の景観は数万年前、焼岳の噴火により梓川がせき止められてできた。

歩く、歩く




展望の開けた場所でお昼。

途中道の駅で買った地元のおにぎり弁当とお惣菜のクルミ和え。
お握りの大きさに一瞬たじろいだが、
美味しいお米と自家製焼き味噌や、甘い昆布煮にペロリ。
新鮮野菜のクルミ和えも美味しかった。

もうすぐ河童橋




もう少し上流まで歩く


奥の山々がジャンダルムや奥穂高岳





岳沢湿原まで行き、集合場所のバスターミナルへ戻った。


木道の所々に設置された熊よけ鈴。 通りすがりにカランと鳴らして歩く。
意外と良い音!!


橋の反対側から

この後松本駅にバスで送ってもらい、5時過ぎの電車で帰宅。

 前半は雨、雪だったけれど、後半の素晴らしさに命の洗濯をした思いです。
一生忘れられない景色を目に焼きつけました。

 
 夏が暑すぎて、今年は行こう思っていたのに、予約をすっかり忘れ、
花水木さんの白馬行きを知り、急ぎ申し込みました。
偶然とはいえ、こんな機会を与えて下さって感謝しています。ありがとうございました。
 次回白馬に行かれる時は是非お天気でありますように。
 そして八方尾根の素晴らしさを語り合いたいですね。

コメント (13)
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