気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

人生最後の冒険・モロッコへの旅 その1 

2019-10-30 00:26:11 | 海外旅行

 数年前から旅先の候補に「モロッコ」が挙がっていました。

でも、遠いし、ツァーでは無く個人旅行なので大変そう・・・・と娘の希望を無視していました。

気が変わったのは、もう若くはない、サハラ砂漠に行くのは今しかない、と腹をくくったためです。

知らない所を見てみたい

 

10月10日の夜成田発、10月21日夜羽田着の12日間。

行きは21時間かけてカサブランカ到着、タクシー→電車→タクシーを6時間乗り継ぎ、やっと最初のマラケシュのホテルに到着。

行きは27時間の旅、帰りはフェズから25時間の旅でした。

 

 帰国の羽田到着時は土砂降りの雨、最寄り駅からタクシーで娘の所に行ったのですが、疲れと気が緩んだせいか、

現金のみが入った財布を無くし、ショック!!

でも自宅に帰ると、我が家の被害はなかったけど台風15号の日本の被害状況を知りまたショック!!

良い事ばかりは続かないと、浮かれ気分は少々吹き飛び、

失くしたものが現金だけで良かったと安堵する一方、ドッと疲れが出て数日ボーッとしてしまいました。

 冬物も出し、布団も冬支度してやっと落ち着いたところで、やっと旅行記に取り掛かります。

 

モロッコと今回の行程

 モロッコはスペインとジブラルタル海峡を挟み、アフリカ側にあり、ヨーロッパに最も近いアフリカだ。

立憲君主国であり首都はラバト。

国境はイスラム教。言語はアラビア語とベルベル語、フランスの支配下にあったので、フランス語も広く通用する。

「ボンジュール、ムッシュ、マダ~ム」なんて声をかけられると、誰のことかと思ってしまう。

成田

カサブランカ到着→列車で

マラケシュ(3泊)→専用タクシーで

ダデス(1泊)→専用タクシーで

メルズーガ(サハラ砂漠の入り口)→駱駝で

サハラ砂漠テント泊(1泊)→駱駝→4WDでメルズーガ→専用タクシー

フェズ(3泊)→列車で

カサブランカ→飛行機

羽田

 

帰ってきたら日にち感覚が滅茶苦茶でした。

 

砂漠の感動は別にして、驚いた事

〇 ロバが街中で普通に働いていた。 荷物運び、ゴミ集めなど。

  田舎では農作業や荷馬車として。また学校に行く子供たちや女性を載せたりしていた。

  ロバって観光用だけではないのね。働く動物だった。

 

〇 これはベルベル刺繍のスカーフ。1.5メートル四方ある。

 (ベルベル人はモロッコの先住民族で現在モロッコの30パーセントから40パーセントがベルベル人。)

 

 素材も良くないけどタクシーの運転手のおススメでターバン用に買った。3000円程。

高いな~と思ったけどお付き合いなので仕方ない。

でも買って良かった。このベルベル刺繍のおかげで、モロッコの人達が「いいスカーフだね」とか

「ベルベル人みたいだね」とかニコニコと気軽に声をかけてきてくれて温かい気分になった。(たぶんそう言ったと思う)

駱駝に乗る前、ホテルで休憩時には、ホテルの人が真っ先に私達の所に来てこの布でターバンを巻いてくれた。

その他砂漠の民の布の使い方なども教えてもらった。

こんな風にターバンを巻いてもらった。

 

日差し除け、風よけなど実用的だった。

 

〇 その他ビックリした事沢山ありすぎて・・・・ブログの中でまた書きます。

 

モロッコは今まで行った外国の中で最も異国情緒あふれる国でした。

 

夕日を浴びて

      

駱駝君の休憩時間。

 

 

 

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モロッコから帰国

2019-10-24 00:04:21 | 海外旅行

 迷路と喧騒の街、マラケシュとフェズをさ迷い歩き、

駱駝に乗ってきました。

異空間に身を置き まだ夢冷めやらぬ状態です。
 
 

21日夜遅く羽田に到着、電車もないので娘の所に泊り、22日に帰宅。

23日はぐっすり寝ました。

 

 台風19号の情報に関しては浦島太郎状態、驚くべき被害に衝撃を受けています。

亡くなられた方が他のご冥福を祈り、被害に遭われた地域の一日も早い復旧を願っています。

今日は多摩川流域に住む友人の状況を確認しました。

何と、多摩川の氾濫情報で、夫も山の上の文化センターに避難したとの事。

我が家は何事も無かったのですが、災害が他人事とは思えない時代になりました。

大きな防災対策は国に任せるとして、個人でできる災害対策は徹底しなければいけませんね。

とりあえず避難袋の中身を検討したいと思っています。

 

落ち着いたら、またブログ旅行記はじめますので宜しく~

 

 

 

 

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R子さんの13回忌 その2 太陽の塔内部見学

2019-10-07 23:06:53 | 旅行

 今週の木曜日に長い旅行に行くのですが、まだ何も準備していない。

下調べもしてない!!・・・・ブログも続きを書かなくては!!

という事で関西旅行の続きは説明ナシの写真ばかりです。

 

 9月22日

朝大阪のR子さん邸を出発。

         

大阪万博公園にきた。 テンションあがる太陽の塔。

アレッ根元が見えてますね。

         

観覧車からの撮影でした。

太陽の塔の裏側は黒い太陽。

この日のメインイベントは太陽の塔の内部見学。予約は1時半。

時間があるので国立民族学博物館の特別展と、常設展へ。

見どころが多くてとても面白いのだが、ここで疲れるわけにはいかない。

数か月も前から内部見学を楽しみにしていたので、エネルギーはとっておかなければ

1時15分に見学受付で息子夫婦と合流。娘を含め家族全員集合。


 太陽の塔の内部は、塔の耐震工事に合わせ、「生命の樹の生物群」「地底の太陽」が復元され、

2018年3月から公開されている。

内部は生命の進化というテーマに沿い、1本の大きな樹の枝に、原始生物からクロマニヨン人が

展示され、見学者は階段を昇りながら生命の進化を体験する。

 

16人が一組となり、説明員がつく。

 

地底の太陽 

 この岡本太郎の第4の太陽は50年近い年月の間に行方不明となり、

今回の公開に合わせ、復元された。

テレビのドキュメントを見たが、微妙な目の大きさや凹凸を大勢の人達が討議し、決定していた。

芸術作品の復元は、たとえ数十年前の物であっても記憶や映像に頼るしかなく、大変そうだった。

 
 

光によって怒って見えたり、優しく見えたり・・・・・

 

これが、原始生命体。樹の下の方に三葉虫が見えますね。

      

三葉虫の上にはクラゲが見える。


 

 

目くるめく美しさ。

写真撮影が可能なのはここまで。 この後は説明を聞きながらゆっくりと階段を昇る。

公開当時はエスカレーターで、5分程度で登ってしまったそうだ。もったいない!

歩く方がじっくりと見ることが出来て楽しい。

 

下から単細胞生物、クラゲ、三葉虫、アンモナイト、魚類、プロントザウルス、マンモス、ゴリラ、猿、オラウータン、

チンパンジー、ネアンデルタール人、そして樹の一番上にはクロマニヨン人。

 印象的だったのはマンモス。

重すぎて(1t)50年の間生命の樹から降ろせなかったそうだ。

50年間真っ暗闇の中でただ一頭、ジッと樹の上にいたと思うと切ないような、今また脚光を浴びて良かったねと

言ってあげたいような・・・・感情移入してしまう。

そしてゴリラ、頭が壊れ中の構造が見えてしまっているが、50年と言う月日を実感できるように、そのままにしているそうだ。

太陽の塔の内部はただ展示物があると言うのではなく、岡本太郎の壮大な芸術空間と実感した。

岡本太郎に包まれているようなハイテンションの感覚が味わえます。

(なお、マンモスも、ゴリラも当時は動いたそうだ。これを見た人50年前の人達の驚きはいかばかりだったでしょうね。

 私は行ってなかったのでわからないのですが。)

 

 ここで息子達と別れ京都へ。

娘は錦市場が珍しく、一人で散策。

私達は三条通りにある京都文化博物館へ。この前は何度も通ったことがあるが入った事はなかった。

東京駅を設計した辰野金吾の設計。赤レンガに白い線が似ていますね。

旧日本銀行京都支店だった。

 

内部。カウンターの窓口がレトロ。

 

この後また、娘、息子と合流。夕食。

お洒落な京おばんざいのお店。暗くてうまく写真が撮れなかったが、お値段の割に満足感がない?

この後からふね屋に行き、女性陣はスイーツ。男性たちは牛カツサンド、オムライスを食べていた。

とても美味しいチーズケーキ。

 

パフェの種類がとても多い店で、5万円のパフェ(要予約)がショーウィンドウに飾ってあった。

写真の様なパフェもあるらしい(絶対に食べたいと思わないですね。)

 

 

9月23日

私達夫婦は何回も行っているが、娘は初めて。

桂離宮を予約しておいた。

写真をどうぞ。
 

 
 
 

 
 
 

襖の引手が弓矢の羽
 




桂離宮の入り口部分。 正面の松が、これから見る庭園の景色を隠している。

この松を左手に見て客人が内部に入ると、次々趣向を凝らした庭園の景色が広がると言う趣向。

この松は、おそらく日本で一番写真に撮られていると思う。

 

この後は宇治の平等院。ここも何度も行っている。

娘が改築後の中を見たがっていたが、あいにくと補修中で、内部に入れなかった。

平等院の宝物殿、鳳翔館を見学した。

 

ランチは以前は行ったことがあるお蕎麦屋さん。ここの野菜てんぷらが美味しい。

最後は伏見稲荷へ。ここも娘の希望。

流石に私は疲れ、休憩所で待っていた。

 

夕方の新幹線で帰宅。今回も中身の濃い関西旅行だったわ~。少し疲れました。

 

追伸 明日10日から21日までモロッコに行ってきます。

   また旅の報告しますね。

コメント欄を閉じますので、またのブログ再開でお会いしましょう。
 
 
 

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久々に都内散策 上野から浅草、本所吾妻橋駅

2019-10-01 12:09:10 | 散策

 

用水路沿いの彼岸花が満開。 秋本番です。

 

9月30日、上野の国立博物館の「文化財よ、永遠に」の事前公開に行ってきた。

文化財は長い年月の間に傷つき、災害に見舞われる事もある。

この展覧会は、文化財の維持、修復の助成を行っている住友財団の助成対象となった仏像を展示している。

(助成を始めて約30年。対象の文化財は千点を越えたそうだ)

大きな展覧会ではないけれど、山間部などでひっそりと祀られてきた、地域の宝ともいえる仏像の補修は

なかなか政府の補助を得られない。

この財団の果たした役割は、地域の信仰対象の復活復元という事でもあり、とても有意義なものであった。

企業の社会貢献にはいろいろな形がある事を知った。
 

対象の仏像は、東日本大震災や能登半島地震などで破壊された仏像、膠の劣化、虫による被害が深刻な仏像など、

そのままでは消え去っていく運命にあったものが多い。

補修、修復には時間がかかり、一体3年かかったものもある。

福井・高成寺の千手観音菩薩立像は修復で本来の姿が戻り、重要文化財に指定されたそうだ。

平安時代唐鎌倉時代にかけての仏像が多く、どのお顔も穏やかで、親しみを感じる。

地域の仏像には、天災や貧困にあえぐ庶民の魂を救うという重要な役割があった事に思いをはせた。

           

9世紀・千手観音菩薩立像(福井・高成寺)  11世紀・阿弥陀如来坐像(福島・杉阿弥陀堂蔵)

(ネットから拝借)

 

上野から寛永寺を過ぎ、浅草方面に歩く。

途中で見た、美しくないスカイツリー。

電線が邪魔ですね。

昔、有名建築家の講演会で、日本の美しくない風景のスライドを見せられた事があったが、

まさに、その通り! 何とかならないでしょうか?
 

 

かっぱ橋商店街をブラブラ。西洋、東洋を問わず、外国人が沢山いて、じっくり品定めしている。

私はガラスの醤油差しを買った。


 

夫とは河童橋商店街で別れ、別行動。吾妻橋の上で再集合。
 

入って見ようかと、意見が一致。
 

夕食にシチューを用意していたので、軽くワインと、串カツ、ナポリタンなど。

全てアツアツで美味しい。店員さんも感じよくて、ご機嫌でまた歩いた。

 

目標は地下鉄・本所吾妻橋駅。

私が交通のシルバーパスを貰ったので、無料になる都営地下鉄に一度乗って見たかった

(私の住む地域では、地域のバスに乗る以外、シルバーパスを使う機会がほとんどないので)

スカイツリーの下あたりを通り、歩いて行く。
 

途中、バターと、パンの良い香りが・・・・

今夜のシチューに合うわね~と塩パンとメロンパンを買った。
 

バターが香る、柔らかくて美味しいパンだった。シチューとの相性抜群

 

行き当たりばったりの散策も面白いです。

 

関西編はまた次回に。

 

*「文化財よ、永遠に」展は、泉屋博古館(京都)、泉屋博古館分館(東京)、

 九州国立博物館の4か所同時開催です。(クリックで詳細)

 この展覧会は特別展ではないので、上野の国立博物館では通常の総合文化展の料金で見られます。

 一般620円、70歳以上は無料です。上野に行かれた時はついでにどうぞ。


 

コメント (8)
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