気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

ねむの木学園ブログ展覧会 

2011-02-22 10:36:30 | その他

 ねむの木学園の講座から5億円が引き出され、

今朝の朝日新聞に宮城まり子さんの心情を綴った手紙の一部が掲載されていました

   なんということでしょう。35年働いた女性が、内緒でお金を持ち出し、大切にしまってあった、40年間必死でためたお金を男の人に上げてしまいました。(お金は)身体が悪く、不自由で父母のいない子にあげたいと思っていました。子供達は今動揺しています一日も早く捜査が住み、もとの明るいねむの木学園にしてください私はあの子達の「母さん」なのです。

福祉に命を懸けている方がどのくらいいられるか。一人の職員のため、いやな感じをもたれてすみません。でも、残っている職員はいい人ばかりです。

まり子さんの悲痛な叫びが聞こえてきそうでとても痛々しい文章です。

私は5年ほど前に東京で2回開かれたねむの木学園の展覧会に行き、絵の素晴らしさに感動し、

また子供達の才能を引き出すまり子さんの熱意に感動しました。

森美術館で開かれた展覧会にはまり子さんがいらしていて、目録本にサインをしていました。

私は自分の分と、大阪で闘病中の親友の分と2冊頂き、今も手元においています。

その時驚いたのですが、彼女はもう足が不自由、体を動かすのも大儀そうで車椅子でした。

不自由なお体でも尚、ねむの木の子供達のために働いていらっしゃる姿が印象に残っています。

病状は特に公表されていないけれど、今はご自身の体はもっと大変な状態だろうと思います。

 

身を削って働いている方のそばに35年もいて、お金の苦労も身近に見ているのに・・・・

そんな所からお金を盗むなんて全くひどい話です。

人間のすることではないですね。

 

毎年ねむの木学園のカレンダーを買っています。 カレンダーから作品を紹介します。

うれしい秋

 

お花にうまったまり子とわたし

            

    かあさんの目の中にいるよ           ガムラスタンの歩道

                  

                 四つ葉のクローバーのかくれんぼ

おもちゃ箱のキッチン (ほんの一部を拡大)

 

ほかにもたくさんいい作品があります。 温かい気持ちになります。

まり子さんが愛情を注いで子どもたちを育てているのがよくわかりますね。

 

 

     娘から 

カンボジアのお土産と夫はバレンタインチョコをもらいました

前回、娘からチョコが来ないわ~と書きましたが、ちゃんときました。

下のクッキーは「アンコールワットクッキー」

日本人の女性が、、現地の人が働ける仕事を作りたいと、現地の材料で完成させたクッキー。

現地の役に立とうという心意気が いいですね。 こんな方もいるのですね。

おいしいです

コメント (10)
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バレンタインと梅と お芝居 その2・1月分

2011-02-15 12:29:00 | 芝居

               

昨日、外から帰ってきた私に隣の小学生の女の子が、私にバレンタインチョコをくれた。

エッ私に~~~   嬉しいわ~~  

封筒にはいつも有難う・・・・てコメントまで書いてある。 優しさに感激!!

左の箱は、大阪の亡き友人の娘から夫に送られてきたバレンタインプレゼント。

毎年送ってくれる。 こちらも本当に優しい娘さん!!

中身は??

 

 

 

                

隣のお嬢ちゃんからは手作りのチョコ・・・・ピースマークがかわいいわ~

そして、送られてきた方は何と・・・・・ハート型のかまぼこ 

みんな有難う・・・・・・ん?? 私の娘からは??

・・・そういえば旅行中だからチョコが来ないのね。

 

 梅便り

2月13日 昭和記念公園サイクリングロード初挑戦。

         

綺麗に整備されていて、気持ちがよい。

要所要所に駐輪場があり、自転車を置いて、見所に行くことができるのです。

今は梅

 

福寿草、クリスマスローズも咲き始めている。

     

2月14日 朝は曇り、午後からは雨?でも昼間は晴れるかも知れないというので、

       百草園に友人と出かけた。

 

こちらは六部咲きぐらいかしら?

府中郷土の森や昭和記念公園とは違い、高低差があるので、山里の風情がある。

日差しも和やか、人もあまりおらず梅独占。 

ファミレスでランチして3時ごろ帰宅。 その後雪が降り始めた。

梅見のときだけは晴天と言うことは・・・・・私も友人も晴女!!

なんだか嬉しいわ。

 

  1月の芝居 

1月11日 新春浅草歌舞伎 浅草公会堂にて 夜の部

1月22日 同じく  昼の部

                

  

毎年若手が活躍する新春浅草歌舞伎に行くが、今年はチケットが取りにくく、

夜は安い席だけれど、昼の部は久々に花道横の良い席で見た。

やはり花道横は役者のパワーを直接感じることができ、楽しい。

歌舞伎座新築の折にはやはり良い席で見たいわ

 

昼の部 「三人吉三」   中村七之助、市川亀治郎、中村亀鶴、片岡愛之助、坂東新悟ほか

             お譲吉三が七之助、お坊吉三が亀治郎、和尚吉三が愛之助

             3人の盗賊が大川端で契りを交わし、物語が始まる。

             「月もおぼろに白魚の~」と言う7.5七五調の台詞が美しい。

             今まで大川端の場面しか記憶になかったが、長いお話だったのね。

      「独楽」 舞踏   市川亀次郎

             これは楽しい踊りではじめて見た.  亀治郎が独楽に扮し、くるくる踊る。

             最初の場面が変り、

             独楽が舞台いっぱいの大きな刀の刃の上に乗って現れた時は

             客席からホーっと思わず声が出た。

             独楽の曲芸、刃渡りの場面だ。 趣向が春らしくおめでたい。

     

夜の部 「壷坂霊験記」  片岡愛之助 中村七之助

            去年も歌舞伎座で見た演目だが、愛之助に元気がなく、

            こんなに下手だったかしら?と不思議だった。

            何と次の日から風邪で休演したそうだ。

            七之助の女房お里は可憐、

            目の見えない夫を思いやる様は痛々しくも、美しい。

           

      「黒手組曲輪達引」 くろてぐみくるわのたてひき 

                 市川亀治郎、片岡愛之助、中村七之助、市川春猿ほか

            ストーリーは入り組んでいて説明できないが、

            早代わりあり、大立ち回りありの華やかな舞台だった。

      しばらく抑えていたけれど、また歌舞伎ネツが復活しそうで恐いですね~

 

1月17日  「the 芝居」 小劇場・笹塚ファクトリーにて 作・演出・舞香

                                     出演・門戸竜治、舞香

                 

   第一部がお芝居、第2部が歌と踊り和太鼓のショー。

   門戸竜治という人は大衆演劇、松井誠の弟子にあたるそうで、

   今回小劇場の舞香と コラボレーションした。

   私が入会している演劇チケットサービスの会のオススメだったので行ってみたが、 

   思わぬ拾い物で面白かった。

   衣装も豪華、女からの男への変換も鮮やかで、立ち回りも上手。

   2部のショーで、前に陣取ったおば様たちが、おひねりを渡すのも面白かった。

   ちゃんと目を見て感謝の意を表すのだが、こんなに美しい役者さんがじっと見られたら

   きっとクラッとしてしまうのでしょうね。

   ところでこの方は養護施設出身で、タイガーマスク現象がおきる前から、

   施設への寄付を続けているそうだ。

    

   

1月10日 「ろくでなし啄木」  東京芸術劇場中ホールにて  作・演出 三谷幸喜

                   出演・藤原竜也、中村勘太郎、吹石一恵

             

「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて蟹とたはむる」   とか

「働けど働けどなを わが暮らし楽にならざり じっと手をみる」  の啄木。

この感傷的歌人が、実は金田一京介などに迷惑をかけ、

今で言う「困ったチャン」だったのは有名な話。

天才は生きるのにとても不器用なのですね。

このお芝居もこの辺の話なのかと思ったら、 さすが天才三谷幸喜・・・・・違うのですね~。

まだ上演中なので詳しくは書けないのですが、3人で旅行した一夜の話。

その一夜で3人の人生が変わるのですが、本当はその夜何があったのか?

ミステリー仕立の内容。

勘太郎の体の動くこと!

肉体での表現力も素晴しく、いい役者さんになったなぁと感動の連続だった。

吹石一恵は(私はこの女優さんが大好き。目の表情がなんとも言えないのです)

一途に啄木を愛する役ですが初々しく、とても新鮮。

大胆な脚の動きもかわいく、魅力があった。

藤原竜也は、やんちゃで考えなし、その場しのぎしか考えない

女たらしの啄木が似合っていた。

新春、一番楽しみにしていたお芝居、期待にたがわずよかったです。

 

あ~~~また長くなってしまいました。 お付き合いありがとうございます!!

 

 

コメント (8)
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映画とお芝居 その1 2月分

2011-02-12 23:42:59 | 芝居

 昨日は何と東京で雪。三多摩地区は積もらなかったけど寒いこと寒いこと!!

金曜土曜と夫と二人で珍しく引きこもっています。

おかげで数独がすすんだ事  一通り手をつけたのでようやく捨てられる・・・バンザイ!!

この時間の無駄遣いからようやく脱出できそうで嬉しいです。

夢路さんのように私も数独とスッパリ縁を切ります!!

もう二度と買わないぞ~~~

 

2月10日・映画 レオニー」  先週で上映が終わってしまうので急いで友人と見に行った。

              

     彫刻家・デザイナーの イサム・ノグチノの母親の話で、

             (イサム・ノグチは今でもよく使われている和紙の照明でも有名)

     外人への偏見が激しい戦前の日本で、頼る夫もなく、逞しく子どもを育てていく話。

     この子どもの父親が、中村獅童。(適役!)

     わがままで身勝手で、呼び寄せたレオニーに、本妻がいることを告げる。

     日本では本妻以外にも妻がいても許されるとうそぶくが、

     自立心旺盛なレオニーには我慢できない(当たり前よ!)

     凄いのは日本語も話せないのに何とか仕事を見つけ、経済的に自立してしまう所。

     そして息子の芸術的才能を早くから見抜き、10歳の息子に自宅を設計させたりする。

     まさに波乱万丈の人生だけど、何があっても母親としてブレない姿勢は素晴らしかった。

    息子が設計した家の丸窓から見える富士山はとても印象的。好きなシーンです。

 

1月8日・芝居  「チェーホフ?!」東京芸術劇場小ホール 作・演出タニノクロウ

                       出演・篠井英介、手塚とおる、

                

      以前 井上ひさし原作のチェーホフを描いた「ロマンス」があまりに素晴らしかったので、題名に釣られ見に行った。

     結果は・・・・・・・失礼ながら生まれて初めて途中で会場を出てしまった。

     これは作品がどうのと言うわけではなく、全く私の趣味と合わず、

     気持ち悪くなってしまったのだ。

     タニノクロウという方の抽象的作品傾向を知らず、勉強不足だった。

     演劇はとても強く入り込んでしまうので、趣味に合わないのを見ると後々まで気分の悪さを引きずってしまう。

    料金がもったいないけど半分ぐらいでやめてしまった。

    美しくなく、情感もなく、生演奏の音楽も不協和音の連続、台詞も心に響かない。

    私はいつも舞台からエネルギーをもらっているのだが、

    反対にエネルギーを吸い取られそうだった。

    でもこれはあくまでも私の感想で、素晴らしいと感じた方も大勢いらっしゃると思う。

    精神が健康で、肉体的に少し弱っている身には病的な舞台はつらい。

    次回からは用心してこのては行かないようにしようと思った。

 

   さて時間は午後3時、このまま変な気分引きずるのはつらいので・・・・・・

           

 自由学園明日館 (フランクロイド・ライト設計、重要文化財) まで散歩した。

カメラを持っていなかったので、この写真はパンフレットから拝借。

このホールが、喫茶室になっている。おいしいお茶とクッキーで気分復活♪

優雅な気分になりました。

 

2月5日芝居 「流れ姉妹たつことかつこ」 下北沢本多劇場 演出・河原雅彦

                    出演・古田新太・池田成志・他

       

 古田新太は好きだけどなんだか怪しげだったので、やめておこうと思った。

 けれど、ヤフオクで、何と半額以下で手に入ってしまった。

 チケットをヤフオクで買うのは初めて。・・・・安さにビックリ!

 娘も大喜び。

 ・・・やっぱり怪しげな舞台でした。古田新太と池田成志はもう余裕の大貫禄、

 歌はうまいしお客を乗せるし、・・・笑いました~~

 ストーリーはハチャメチャ、あえて書かないわ。

  

 1月2月は毎年お芝居の月です。1月のお芝居はまた今度

 

 

        

  

     

       

            

             

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あれよあれよと2月に突入

2011-02-09 10:37:16 | 散策

 気がつけばブログの更新を怠って10日あまり。

気分は閉じこもり傾向で、毎年この時期、のめり込みが激しくて、気をつけなければいけない。

去年ののめりこみはWiiスポーツの足踏み行進。

運動不測解消とばかり家の中で足踏みしすぎて膝を悪くしてしまった

今年は数独と読書。

ただでさえ目の乾燥で、手術した左目は涙流れっぱなしなのにね~。目に気をつけなければいけないと思いながらもダメです。

         

数独はいつも500円ほどのを買っているが、100円ショップに行ったらあった!

100円でもちゃんと解けるのよ。(下・500円のと100円の写真)

井上ひさしの「一週間」はとても面白い。ソ連の収容所の話だが、よくぞここまでと言うぐらい

細かい所を調べてあり、物語に厚みを添えている。

捕虜の待遇改善を目指し、たった一人で知恵を駆使してソ連軍部と戦う話だが、

暗い部分の中にワクワクする爽快感もあり、さすがに井上ひさしさんは天才と思う。

 

    府中郷土の森の梅 

日曜に行ったら三部咲き。

 

ロウバイもまだ咲いている。

名前を忘れたけど、ピンクの梅も寒空に初々しかった。

 

  上野国立博物館・平山郁夫展 

 2月5日に国立博物館の年間パスポートが切れるので、4日に急いで平山郁夫展に行った。

表慶館・重要う文化財の建物。 冬の博物館はキリッとしていて爽快だ。

本館。

チベットまで経典を求めに旅した僧・玄奘の旅路をたどる壮大な12枚の絵が薬師寺からやってきた。

一昨年、人っ子一人いない薬師寺で夫とこの絵を見て感動したが、

その時よりも今回の方が、周囲が暗いせいか、より鮮やかに見えた。

平山画伯は、絵を描くだけでなく、敦煌などの古い壁画の修復保存に力を注いでいたことを

今回初めて知り、素晴らしい人格の方だったと感服した。

 

         

お気に入りの土偶。

 

    最近の着物 

 

絵絣と井桁模様が大好き!

 

このほか1月2月はお芝居に夢中。たくさん行きましたが、それはまた次回に

 

 

           

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