行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ギリシャ紀行 サントリーニ島のワイン

2018-08-24 22:58:05 | ワイン
サントリーニ島全体に広がる灌木、まさかこれが葡萄畑とは思わなかった。この島の気候は西からの風が運ぶ湿気があるため葡萄が栽培できる。その代わり、強風のため、葡萄の木は地面に這いつくばることになるので写真のような葡萄畑の景色となる。


品種は酸味が特徴的なアシルティコという白ブドウが栽培されており、辛口の白ワインから甘口赤ワインのヴィンサントなどで併設ワイン博物館で試飲ができた。白はシャルドネと似てる味、赤は収穫してから搾る前に10日くらい陰干しするためか、イタリアのアマローネを感じる味だ。

栽培方法は独自で、蔓を巻き葡萄の房を蔓で出来た籠状のなかに入れ強風から保護する方法を採っている。
ワイン博物館で見た収穫の状況で、腰をかがめて作業をすることになりきつい労働だ。このワイナリーでは赤白各年間15000本、デザートワイン4000本で、生産性は仏の10分の1くらいのようだ。
とぐろを巻いているのが葡萄の木


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