[↑ ※大川原化工機冤罪事件 『大川原化工機事件 冤罪再発防止策/公安事件 録音録画導入へ/約20人を処分へ』(朝日新聞、2025年08月04日[月])] (2025年08月08日[金]) [Hatena Blog『日々読学』]
大川原化工機冤罪事件、《警察内部の検証》でお茶濁し。上層部を守り、下部のシッポ切りのように見えるのだが。それにしても、「相当」って、何? 退職者は御咎めなし?? とんでもない、でっち上げられた事件なのだけれど。
一方、裁判所は何の検証も、御咎めも無しで済ますつもり???
『●大川原化工機冤罪事件…上告断念により逮捕・起訴の違法性が確定: 検証? 折角の
未来志向型検証アンケートへの《回答を廃棄》した〝前科〟ありなのですが…』
『●次は裁判所も《検証》を…《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に進行性癌
と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下されて2月に亡くなった》』
『●完全なるでっち上げだった大川原化工機冤罪事件…《警視庁公安部と東京地検…
原告に謝罪して捜査の過程を検証》…第三者の目が無くして徹底検証は不可能』
『●大川原化工機冤罪事件…《人質司法は捜査機関の問題としてフォーカス》…
《最も批判されるべきは安易に勾留請求を認め、保釈請求を却下する裁判官》』
『●福井冤罪事件、増田美希子福井県警察本部長…大川原化工機冤罪事件、《警察庁
外事課のナンバー2である理事官の立場…監督責任を免れない》はずなのに』
福井冤罪事件では、警察が証言を誘導・捏造し、検察がそれを知りつつ、前川彰司さんに罪を押しつけ続けた、何十年にも渡って。《権力の暴走》、検察が《うそをぬけぬけと主張》…前川彰司さん「警察や検察は明らかなうその証拠で殺人という罪を自分に着せた。国家権力が…」。《検察官失格の検事》。
一方、裁判官の問題については、大川原化工機冤罪事件に関す鴨志田祐美弁護士のつぶやきを…《人質司法は捜査機関の問題としてフォーカスされることが多いけど、最も批判されるべきは安易に勾留請求を認め、保釈請求を却下する裁判官だろう。過日の謝罪で謝罪すべき相手の名前を間違った警視副総監も、心から反省などしていないことが見え見えで酷いと思うけど、そんなことよりも、人命軽視も甚だしい裁判官たちの方がもっともっと許しがたい。裁判所は検証しないと言っているので、第三者機関による徹底検証をすべきだ。これは司法の独立なんかで守られるべき問題ではない》。
大谷昭宏さんの提言…《重大な証拠隠しがあった検察官は、それ以降、公判立ち会い検事として認めない。公判途中で証拠隠しが発覚した場合、いったん裁判を打ち切り、起訴、疎明資料の提出からやり直させる-。当然ではないか。検察官失格の検事に、ぬけぬけだまされっ放しの裁判官に裁かれる市民は、たまったもんじゃないからである》。
八木拓郎・比嘉展玖両記者による、アサヒコムの記事【大川原化工機冤罪事件で警察が19人処分 「大きな過ち」検証報告】(https://www.asahi.com/articles/AST863RZNT86UTIL005M.html?iref=comtop_7_01)によると、《「大川原化工機」(横浜市)をめぐる冤罪(えんざい)事件について、警視庁は7日、捜査の問題点や再発防止策をまとめた検証結果を発表した。公安部の捜査の進め方に問題があったうえ、公安部長らの捜査指揮が「機能不全」だったため、違法な逮捕などの「大きな過ち」につながったと指摘した》。
この記事への江川紹子さんのコメントは、《【視点】 事件の冤罪被害者は第三者を入れた検証を望んでいたのに、警察内部の検証で終わったのは残念だ。公安委員会に適宜報告し、そこでの議論も踏まえた、というが…》。
これは《警察内部の検証》だけで、いいのだろうか?? 全くのでっち上げ事件なのに、本当にいいの? また同じことが起こるのでは?
同じく、比嘉展玖記者による、アサヒコムの記事【「大きな過ち」はなぜ? その時、捜査現場は 大川原冤罪事件検証】(https://www.asahi.com/articles/AST870F6VT87UTIL015M.html?iref=pc_extlink)によると、《大川原化工機の冤罪(えんざい)事件についての警視庁の検証報告書では、公安部による捜査のずさんさと幹部らによる指揮の機能不全ぶりが明らかになった。捜査が進むなか、捜査員と幹部らの間でどういう報告と判断がなされ、「大きな過ち」につながったのか、検証内容から見る》。
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【https://www.asahi.com/articles/AST863RZNT86UTIL005M.html?iref=comtop_7_01】
大川原化工機冤罪事件で警察が19人処分 「大きな過ち」検証報告
八木拓郎 比嘉展玖 2025年8月7日 11時10分
(大川原化工機事件の検証結果を受けて謝罪する
迫田裕治警視総監=2025年8月7日午前10時33分、
東京都千代田区、友永翔大撮影)
「大川原化工機」(横浜市)をめぐる冤罪(えんざい)事件について、警視庁は7日、捜査の問題点や再発防止策をまとめた検証結果を発表した。公安部の捜査の進め方に問題があったうえ、公安部長らの捜査指揮が「機能不全」だったため、違法な逮捕などの「大きな過ち」につながったと指摘した。
検証でわかったこと、そのとき捜査現場では ➙
「違法捜査」認定された高裁判決とは ➙
また、警察庁と警視庁は、捜査当時の警視庁公安部の幹部や捜査員だった9人を処分、退職している10人を「処分相当」とすることを明らかにした。このうち懲戒処分にあたるのは、捜査を現場で取り仕切った管理官(当時)と係長(同)の2人に対する減給100分の10(1カ月)相当という。
警視庁本部では7日午前、迫田裕治警視総監が記者会見し、「捜査の基本を欠き、その結果、控訴審判決で違法とされた捜査を行ったことを真摯(しんし)に反省している」と述べた。「逮捕された3人の方々、捜査対象となった方々に多大なご心労、ご負担をおかけし、改めて深くおわびする」などと謝罪した。
また、同社への捜索差し押さえと任意取り調べが始まった時期に自身が警察庁外事課長だったことなどを報道陣に問われると、「捜査の詳細な内容までは承知をしていなかったが、警察庁外事課長在任中に、私の下で起きていたことの責任は私にもある」とした。そのうえで「本件により深く関与することができたかも知れないという点で、私個人としても忸怩(じくじ)たる思いがあり、反省すべきところだ」と話した。
捜査指揮系統「機能不全」
警察庁の楠芳伸長官も定例記者会見で、「全国の公安・外事部門で、今般明らかになった反省点を真摯に受け止め、再発防止策を確実に実施していく」と述べた。
公安部は2020年3月、大川原化工機が製造する噴霧乾燥機について、輸出規制があるのに無許可で輸出したとして、外国為替及び外国貿易法違反の疑いで社長の大川原正明さんら3人を逮捕し、東京地検が起訴した。しかし、地検は21年7月、起訴を取り消した。国家賠償訴訟で東京高裁は今年5月、公安部の捜査や逮捕、東京地検の起訴について、一審に続き違法性を全面的に認めた。都と国は上告を断念し、判決が確定した。
「壮大な虚構」主張は撤回
警視庁は、公安部の捜査の違法性が全面的に認められた確定判決をベースに検証した。一貫して問題視したのが、捜査における最高責任者の公安部長や補佐役の外事1課長ら幹部がまともに指揮をせず、捜査指揮系統が「機能不全」だった点だ。「公安部が組織として慎重に検討していれば、関係者の逮捕に至ることはなかった可能性は否定できない」と指摘した。
■再発防止策は………………
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【https://www.asahi.com/articles/AST870F6VT87UTIL015M.html?iref=pc_extlink】
「大きな過ち」はなぜ? その時、捜査現場は 大川原冤罪事件検証
比嘉展玖 編集委員・吉田伸八 2025年8月7日 11時55分
(大川原化工機事件の検証結果を受けて謝罪する
迫田裕治警視総監=2025年8月7日午前10時34分、
東京都千代田区、友永翔大撮影)
大川原化工機の冤罪(えんざい)事件についての警視庁の検証報告書では、公安部による捜査のずさんさと幹部らによる指揮の機能不全ぶりが明らかになった。捜査が進むなか、捜査員と幹部らの間でどういう報告と判断がなされ、「大きな過ち」につながったのか、検証内容から見る。
捜査をめぐる民事裁判で東京高裁が、公安部の捜査を違法と認定した。そのポイントの一つは、同社の噴霧乾燥機が輸出規制の対象にあたるとした警視庁の独自解釈に至る経緯だ。
検証では、解釈を巡る警視庁と経済産業省の協議の経過を示した関係書類を精査。その結果、2017年10月以降の協議で、警視庁が規制対象に該当すると考えているなか、経産省の担当者が警視庁が考える解釈に疑問を示していたことが確認された。
同年12月12日には、経産省が疑問を示していることについて担当係が外事1課長に報告していた。外事1課長は検証での聴取に「係長から経産省協議で苦労している旨の報告を受けた」と述べたが、18年2月に退職する際、後任に引き継ぎをしていなかった。この課長は公安部長に、経産省とのやりとりに苦労していることを報告しており、部長は聴取に「規制対象に該当するかが論点の一つだから経産省と丁寧に協議しなければならないと指示した」と回答。ただ、課がさらに検討した上で部長に報告した形跡はなかった。部長ら幹部も詳細な報告を求めなかったとみられる。
裁判で捜査員が「部長が経産省に働きかけた」などと証言したことについては、検証では、経産省側などの証言などから「働きかけた事実はなかった」と結論づけた。
裁判で捜査が違法とされた要因のもう一つが、噴霧乾燥機の内部に温度が上がらない箇所があるかどうかを調べる「温度測定実験」についてだ。一定の温度以上にならなければ規制対象には当たらない。判決では、同社従業員らが警視庁の事情聴取に、温度が上がらない箇所があるなどと述べていたと認定した。
この経緯について、捜査主任官の係長は検証での聴取に「(従業員から)『温度が上がりにくい箇所がある』との供述があったという報告を受けていたとしても、単なる言い訳だと考えて、まともに取り合わなかったのかもしれない」と説明した。上司の管理官も係長に判断を任せており、課長を交えた詳しい検討がなされた形跡はなかった。
同社関係者への任意の取り調べが始まった時期から逮捕に至るまでの間に担当した後任の2人の課長には、同社関係者が容疑を否認しているなどとの内容は共有されていたが、報告文書には「温度が上がりにくい箇所がある」とする同社従業員の指摘は記載されていなかった。公安部幹部にも温度測定実験に関する具体的な論点が報告されていなかった。
検証は、こうした捜査や報告の実態を「捜査の基本を欠くもの」と断じた。
………………。
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『●《警察と検察が事件を捏造して、無辜の人たちを犯罪者に仕立て上げる。
…大川原化工機の例は、この国がすでに“新しい戦前化”している…》』
『●大川原化工機捏造事件国賠…《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
間違っているとは思っていない。謝罪する気持ちなどない」と答えた》』
『●大川原化工機でっち上げ事件の国賠…《13年前の「正義の検事」が“冤罪”
事件で謝罪拒む》、実は郵便不正事件当時も《問題検事》だった模様』
『●大川原化工機でっち上げ事件国賠訴訟…当然の勝訴判決ではあるが、《勾留
後に亡くなった1人》の命は戻らないし、あまりに《大きな不利益》…』
『●大川原化工機捏造事件国賠、謝罪や責任を問うこともなく《国と東京都
が控訴》…大川原正明社長「あきれた」「やっぱりか」「まだやるのか」』
『●大川原化工機でっち上げ事件:青木理さん《見込み捜査と強い政治性を特徴
とする警備公安警察のゆがみが如実にあらわれた例として、大きな批判…》』
『●大川原化工機捏造事件国賠、国と都が控訴…《今回の事件は、日本の警
察、検察、裁判所がいかなるものかを浮き彫りにしている》(長周新聞)』
『●冤罪で死刑執行、飯塚事件…『正義の行方』木寺一孝監督《が描いたのは、
死刑執行後だからこそ、より鮮明に浮かび上がる「人が人を裁く重み」》』
《◆デスクメモ …恣意的な捜査がえん罪を引き起こした最近の
大川原化工機事件を頭に浮かべつつ、そう強く思う》。
『●東京地裁・男沢聡子裁判長殿、一体どういうことですか? 大川原化工機冤
罪事件「起訴取り消しによる名誉回復すら見届けられず亡くなった」のに…』
『●ニッポンの《刑事司法はおそろしいほどに後進的…代用監獄…人質司法》
…《法曹三者が「冤罪を学び、冤罪から学ぶ」こと》が重要だが…』
《◆無罪主張するほど保釈されない「人質司法」問題》
『●人質司法…《保釈請求…東京地裁も却下。否認を貫く相嶋さんに妻が「うそを
ついて自白して、拘置所から出よう」と頼んだが、首を縦に振らなかった》』
『●大川原化工機でっち上げ事件《勾留後に亡くなった1人》…《無罪主張
するほど保釈されない「人質司法」》の問題点が最悪の形で顕在化』
(福島みずほさん)《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に
進行性癌と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下
されて2月に亡くなった。この却下判断は妥当であるか。
誰が考えても不相当だ。…保釈請求却下にかかわった
裁判官は23人ともいう。なぜ進行性癌と診断されて
8回の保釈却下なのか。》
『●《恣意的な捜査がえん罪を引き起こした》大川原化工機でっち上げ事件…
《取調官は「知ったこっちゃないですよ。組織の方針に従うだけですよ」》』
『●大川原化工機でっち上げ事件の国家賠償訴訟・東京高裁控訴審…《原告側
は事件そのものを「捏造」》《社長らは「真相を明らかにする」》と』
『●大川原化工機でっち上げ事件…《完全なる虚偽報告…都側は「捜査員が
同僚に雑談として見せるだけのつもりで書いた」と反論》(東京新聞)』
『●大川原化工機でっち上げ事件…《「うそをつかれたり、脅されたり。悪意に
満ちてましたよ」…島田順司さん…警視庁公安部の取り調べに対する憤り…》』
『●袴田冤罪事件、何の反省もない検察の《控訴断念》を受け、漸くの謝罪記事
…マスコミの罪も非常に重い…検察が控訴したら、どうしたのだろうか?』
「最近でも、公安警察は大川原化工機でっち上げ事件を起こした
ではないか、検察はその片棒を担いだではないか ―――
(元木昌彦さん)《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
間違っているとは思っていない。
謝罪する気持ちなどない」
と答えた》 ――――。この「女性検事」は塚部貴子検事で、
村木厚子さん冤罪・証拠捏造事件(郵便不正事件)の際には、
《この主任検事の証拠改ざんを「告発」した》真っ当な検事だった
のです…でも、いまや、大川原化工機でっち上げ事件では
コノ有様。現畝本直美検事総長を彷彿とさせる」
『●大川原化工機事件、《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に進行性癌と
診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下されて2月に亡くなった》』
『●大川原化工機でっち上げ事件の《捜査の問題点を検証するアンケートを
捜査員に実施していた》にもかかわらず、《回答は廃棄》されて隠蔽された…』
『●大川原化工機でっち上げ事件の《捜査の問題点を検証するアンケートを
捜査員に実施していた》にもかかわらず、《回答は廃棄》されて隠蔽された…』
『●大川原化工機でっち上げ事件、アンケート回答を隠蔽廃棄…《強い要望…事実
関係の確認が進んでいたこと》が廃棄せねばならない理由となるだろうか?』
『●大川原化工機でっち上げ事件…《警視庁人事1課が2023年、匿名で公益
通報をした警視庁の警察官に対し、身分を明かすよう執拗に迫っていた》』
『●大川原化工機でっち上げ事件、例のアンケートの廃棄問題…折角の「未来志向
型の検証」アンケートへの《回答は廃棄》、その理由は隠蔽以外見当たらない』
『●NHK《警視庁公安部内の会議内容が録音された音声記録…独自の法令解釈で事件化
を押し進める幹部らと、そこに戸惑い抗う部下たちの生々しい肉声が記録》』
『●大川原化工機でっち上げ事件、東京地検は《警視庁公安部捜査員ら3人を
不起訴》…弁護士「犯罪の成否について裁判所の判断を仰ぐ機会が奪われる…」』
『●完全なるでっち上げな大川原化工機冤罪事件で東京高裁も国と東京都に賠償を
命じた…この源流はまたしてもアベ様、《公安部長が経産省に圧力をかけた》』
『●《捜査当局が無辜の市民を犯罪者に仕立てようとした》完全なるでっち上げ、
大川原化工機冤罪事件…「人質司法」による無辜の市民の死、消えた「推定無罪」』
『●大川原化工機冤罪事件…上告断念により逮捕・起訴の違法性が確定: 検証? 折角の
未来志向型検証アンケートへの《回答を廃棄》した〝前科〟ありなのですが…』
『●次は裁判所も《検証》を…《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に進行性癌
と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下されて2月に亡くなった》』
『●完全なるでっち上げだった大川原化工機冤罪事件…《警視庁公安部と東京地検…
原告に謝罪して捜査の過程を検証》…第三者の目が無くして徹底検証は不可能』
『●大川原化工機冤罪事件…《人質司法は捜査機関の問題としてフォーカス》…
《最も批判されるべきは安易に勾留請求を認め、保釈請求を却下する裁判官》』
『●福井冤罪事件、増田美希子福井県警察本部長…大川原化工機冤罪事件、《警察庁
外事課のナンバー2である理事官の立場…監督責任を免れない》はずなのに』