元県弁護士会長の後見人財産流用:県弁護士会が告発 /香川(毎日新聞11月23日付け記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121123-00000308-mailo-l37
残念なことですが,最近は上記の件に限らず弁護士による横領事件が増えています。
弁護士が,依頼者から預かったお金を使い込んで懲戒処分になるというケース自体は従来からありましたが,以前ならそういう悪いことは,大抵は弁護士業界内でも悪い噂のある人がやっていること,というイメージがありました。
しかし,今回刑事告発を受けた徳田弁護士は,香川県弁護士会の会長経験者でもあり,少なくとも業界内ではまともな評価を受けていた人物と思われます(注:弁護士数の少ない地域では,東京などと異なり弁護士会の会長も半ば義務的に回ってくる役職に過ぎず,ほとんど誰でもなれるイメージがありますが,それでも悪い評判のあるような人は候補から外されるのが普通です)。
今回の事件を機に,最近の弁護士はなぜ横領事件に手を染めてしまう人が多いのか,黒猫なりの考察を述べてみたいと思います。
1 弁護士は「お金持ちのふりをする商売」
古代ローマの風刺詩人として知られたユウェナリスは,同時代の弁護士について,依頼者は弁論能力ではなく奴隷を何人所有しているかで弁護士を選ぶ,という内容の風刺詩を残していると聞いたことがあります。
古代ローマでは,一般に奴隷を何人持っているかが豊かさのステータスだったらしいのですが,法律の素人である依頼者からみれば,弁護士の能力そのものを自分の力で判断することは一般的に困難であり,そのため外見から容易に判断できる代替的な指標で,弁護士の能力を間接的に推し量るしかありません。
そして多くの場合,一般市民の依頼者が用いる間接的な指標は弁護士の経済的な豊かさであり,要するにお金持ちで贅沢な暮らしをしている弁護士であれば,おそらく弁護士としての腕が良いから依頼が殺到してお金持ちになっているはずであり,少なくとも能力的には信頼できる人だろうと考える人が多いわけです。
ユウェナリスはこのような世情を風刺して,奴隷を6人以上持っていない弁護士には事件を依頼できないといった詩を残したようなのですが(ちなみに彼自身も弁護士だったそうです),その善し悪しは別として,弁護士という商売はお金持ちに見せた方が有利であるという風潮は,古代ローマでも現代日本でもさほど変わらないような気がします。
一般市民のうち弁護士に反感を持つ人は,史上空前の就職難が起こっているという現在でさえ,贅沢な暮らしを見せつけているブルジョワ弁護士が未だにいるではないかという批判をするようですが,別に彼らの多くは,お金が有り余っているから贅沢をしているわけではありません。お金持ちのふりをすることが,弁護士としての商売上必要かつ有効な戦略である(少なくとも彼らはそう考えている)からです。
黒猫自身はそういった傾向には無関心でしたが,黒猫と同世代の修習生には,弁護士となるからには立派なスーツを着て高級料理を食べるべきである,というような考え方をする人が比較的多かったと記憶しています。
2 弁護士の収入が低下すると・・・?
もっとも,司法試験合格者の激増で弁護士業界は過当競争時代に入り,今どきの修習生は贅沢な暮らしをするどころか,食費や医療費まで切り詰めてぎりぎりの生活を余儀なくされています。そういう事情は修習生を間近で見ている埼玉県和光市近辺の住民にも一目瞭然となっているらしく,県議会で法曹人口の減員を求める意見書が採択されるなど,埼玉県で増員批判の動きが比較的活発なのは,経済的に困窮している修習生を間近で見ている人が多いという事情も働いているのかも知れません。
話が若干逸れましたが,要するに最近弁護士になった人の大半は,お金持ちのふりをすることさえも不可能な状況にあると考えられます。
それに対し,従来比較的儲かっていたベテランの弁護士も,過当競争と不況のダブルパンチで仕事の単価が大幅に下がり,収入が大幅に下がっていることは間違いないのですが,ならば従来の贅沢な暮らしを止められるかというと,そう簡単には行きません。
それまで贅沢な暮らしをしていた弁護士の生活がいきなり質素になれば,依頼者も周囲の人も,その弁護士は仕事が減って収入が落ちているものと判断しますから,その弁護士の信用は低下し,ますます顧客が逃げて行ってしまいます。このような事態を避けるために,弁護士は借金をしてでも,あるいは依頼者から預かったお金を一時的に拝借してでも,それまでの生活水準を維持する必要が生じてきます。
また,特に贅沢な暮らしをしているわけではなくても,自分の事務所を構えている弁護士であれば,人件費や事務所の経費といった固定費の支出を減らすことは難しいので,収入が減れば必然的に借金などに頼らざるを得なくなってきます。
もっとも,借金をしても弁護士の収入状況が改善するはずがなく,次第に自転車操業状態になり,やがては経済的破綻を迎える運命が待っているわけですが,多額の借金を抱えて自己破産する人のうち,借りているのは金融業者からだけで何の問題も起こしていないという人はむしろ少数派で,大半は自力でなんとかしようと悪あがきをして,親族や知人からお金を借りまくったり,ヤミ金融や換金屋などの悪徳業者に手を出してしまったりと,多かれ少なかれ何らかの問題を抱えており,中にはその過程で犯罪行為に手を染めてしまう人も少なからず存在します。
弁護士だって人間ですから,経済的破綻の危機に追い込まれれば他の多重債務者と同様,悪あがきをしてしまうことは避けられません。ただ,弁護士は職務上他人のお金を預かることが多く,しかも大半が個人事業者であり,弁護士会の監督も個別の事件処理までは及びませんから,経済的破綻に追い込まれた弁護士の悪あがきに,依頼者が巻き込まれる危険性は非常に高いと言えます。
3 ベテラン弁護士ほど「危ない」わけ
弁護士による横領事件は,一般に若手ではなくベテランの弁護士に多くみられる現象ですが,その理由はここまでの記述で概ね察して頂けると思います。別に若手弁護士の倫理観が特に優れているというわけではなく,単に若手の弁護士は貧困のため社会的信用がなく,依頼者から多額のお金を預かる機会がほとんどないので,横領する機会も特に無いというに過ぎません。
逆に,立派な事務所を構えて一見裕福そうに見えるベテラン弁護士の方が,実は家計が火の車になっており,いつの間にか依頼者から預かった資産を流用してしまう可能性は高いと言えます。
弁護士会も,事件を起こした会員を自ら刑事告発したりするなど,再発防止に力を入れてはいるようですが,弁護士会の幹部やそのOBまでも経済苦からこのような犯罪に手を染めてしまう状況では,いかなる対策も効果はありません。このような事件が下火になるのは,おそらく弁護士の業務体制が改善されることによってではなく,弁護士そのものが社会的信用を無くして,依頼者があまり多額のお金を弁護士に預けないようにすることによって,ということにならざるを得ないでしょう。
リンクを貼った記事では,弁護士が成年後見人として管理していた財産を流用したとのことですが,こういう事件が相次ぐと,裁判所も財産を弁護士任せではなく自ら管理する,といったことに乗り出さざるを得なくなるのではないかという気がします。将来的には,弁護士の業務拡大どころか,むしろ信用失墜による業務縮小につながる可能性が高いでしょう。
弁護士業界は,人数を増やして競争させれば市場競争原理で質が向上するという,小泉構造改革のいい加減な経済理論に基づき,非常識なまでに司法試験合格者数を増やすという形で激増路線を続けてきましたが,今のところ市場原理に基づき弁護士の質が向上したという話は聞きません。
近年になって,派手な広告で顧客を集めようとする法律事務所はかなり増えましたが,一般論としてそういう事務所の評価はあまり高くありません。むしろ,短期間で一気に規模を拡大し,短期間で一気に潰れてしまう事務所が増えているような気がします。
このような問題への対策について,司法試験の合格者数を減らすことが有効かどうかについては,黒猫としては何とも言えません。いまさら合格者数を1000人くらいに減らしたところで,もう手遅れではないかという気もしているからです。
ただし,未だに激増路線を支持する人には,弁護士の数を増やせば弁護士の経済的破綻に巻き込まれる依頼者の被害事例も激増することは間違いなく,これによって弁護士という職種そのものが信用を失い社会から淘汰される可能性も高いでしょう(具体的には,韓国のように裁判官や検察官のOB以外は信用されない業界になるか,司法書士が「司法士」と名前を変えて弁護士に取って代わるか,あるいはアメリカのローファームが日本市場を食い荒らすかの三択になると思います)から,こういった社会問題に対しどのように対応するのかきちんと考えた上で議論して欲しいですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121123-00000308-mailo-l37
残念なことですが,最近は上記の件に限らず弁護士による横領事件が増えています。
弁護士が,依頼者から預かったお金を使い込んで懲戒処分になるというケース自体は従来からありましたが,以前ならそういう悪いことは,大抵は弁護士業界内でも悪い噂のある人がやっていること,というイメージがありました。
しかし,今回刑事告発を受けた徳田弁護士は,香川県弁護士会の会長経験者でもあり,少なくとも業界内ではまともな評価を受けていた人物と思われます(注:弁護士数の少ない地域では,東京などと異なり弁護士会の会長も半ば義務的に回ってくる役職に過ぎず,ほとんど誰でもなれるイメージがありますが,それでも悪い評判のあるような人は候補から外されるのが普通です)。
今回の事件を機に,最近の弁護士はなぜ横領事件に手を染めてしまう人が多いのか,黒猫なりの考察を述べてみたいと思います。
1 弁護士は「お金持ちのふりをする商売」
古代ローマの風刺詩人として知られたユウェナリスは,同時代の弁護士について,依頼者は弁論能力ではなく奴隷を何人所有しているかで弁護士を選ぶ,という内容の風刺詩を残していると聞いたことがあります。
古代ローマでは,一般に奴隷を何人持っているかが豊かさのステータスだったらしいのですが,法律の素人である依頼者からみれば,弁護士の能力そのものを自分の力で判断することは一般的に困難であり,そのため外見から容易に判断できる代替的な指標で,弁護士の能力を間接的に推し量るしかありません。
そして多くの場合,一般市民の依頼者が用いる間接的な指標は弁護士の経済的な豊かさであり,要するにお金持ちで贅沢な暮らしをしている弁護士であれば,おそらく弁護士としての腕が良いから依頼が殺到してお金持ちになっているはずであり,少なくとも能力的には信頼できる人だろうと考える人が多いわけです。
ユウェナリスはこのような世情を風刺して,奴隷を6人以上持っていない弁護士には事件を依頼できないといった詩を残したようなのですが(ちなみに彼自身も弁護士だったそうです),その善し悪しは別として,弁護士という商売はお金持ちに見せた方が有利であるという風潮は,古代ローマでも現代日本でもさほど変わらないような気がします。
一般市民のうち弁護士に反感を持つ人は,史上空前の就職難が起こっているという現在でさえ,贅沢な暮らしを見せつけているブルジョワ弁護士が未だにいるではないかという批判をするようですが,別に彼らの多くは,お金が有り余っているから贅沢をしているわけではありません。お金持ちのふりをすることが,弁護士としての商売上必要かつ有効な戦略である(少なくとも彼らはそう考えている)からです。
黒猫自身はそういった傾向には無関心でしたが,黒猫と同世代の修習生には,弁護士となるからには立派なスーツを着て高級料理を食べるべきである,というような考え方をする人が比較的多かったと記憶しています。
2 弁護士の収入が低下すると・・・?
もっとも,司法試験合格者の激増で弁護士業界は過当競争時代に入り,今どきの修習生は贅沢な暮らしをするどころか,食費や医療費まで切り詰めてぎりぎりの生活を余儀なくされています。そういう事情は修習生を間近で見ている埼玉県和光市近辺の住民にも一目瞭然となっているらしく,県議会で法曹人口の減員を求める意見書が採択されるなど,埼玉県で増員批判の動きが比較的活発なのは,経済的に困窮している修習生を間近で見ている人が多いという事情も働いているのかも知れません。
話が若干逸れましたが,要するに最近弁護士になった人の大半は,お金持ちのふりをすることさえも不可能な状況にあると考えられます。
それに対し,従来比較的儲かっていたベテランの弁護士も,過当競争と不況のダブルパンチで仕事の単価が大幅に下がり,収入が大幅に下がっていることは間違いないのですが,ならば従来の贅沢な暮らしを止められるかというと,そう簡単には行きません。
それまで贅沢な暮らしをしていた弁護士の生活がいきなり質素になれば,依頼者も周囲の人も,その弁護士は仕事が減って収入が落ちているものと判断しますから,その弁護士の信用は低下し,ますます顧客が逃げて行ってしまいます。このような事態を避けるために,弁護士は借金をしてでも,あるいは依頼者から預かったお金を一時的に拝借してでも,それまでの生活水準を維持する必要が生じてきます。
また,特に贅沢な暮らしをしているわけではなくても,自分の事務所を構えている弁護士であれば,人件費や事務所の経費といった固定費の支出を減らすことは難しいので,収入が減れば必然的に借金などに頼らざるを得なくなってきます。
もっとも,借金をしても弁護士の収入状況が改善するはずがなく,次第に自転車操業状態になり,やがては経済的破綻を迎える運命が待っているわけですが,多額の借金を抱えて自己破産する人のうち,借りているのは金融業者からだけで何の問題も起こしていないという人はむしろ少数派で,大半は自力でなんとかしようと悪あがきをして,親族や知人からお金を借りまくったり,ヤミ金融や換金屋などの悪徳業者に手を出してしまったりと,多かれ少なかれ何らかの問題を抱えており,中にはその過程で犯罪行為に手を染めてしまう人も少なからず存在します。
弁護士だって人間ですから,経済的破綻の危機に追い込まれれば他の多重債務者と同様,悪あがきをしてしまうことは避けられません。ただ,弁護士は職務上他人のお金を預かることが多く,しかも大半が個人事業者であり,弁護士会の監督も個別の事件処理までは及びませんから,経済的破綻に追い込まれた弁護士の悪あがきに,依頼者が巻き込まれる危険性は非常に高いと言えます。
3 ベテラン弁護士ほど「危ない」わけ
弁護士による横領事件は,一般に若手ではなくベテランの弁護士に多くみられる現象ですが,その理由はここまでの記述で概ね察して頂けると思います。別に若手弁護士の倫理観が特に優れているというわけではなく,単に若手の弁護士は貧困のため社会的信用がなく,依頼者から多額のお金を預かる機会がほとんどないので,横領する機会も特に無いというに過ぎません。
逆に,立派な事務所を構えて一見裕福そうに見えるベテラン弁護士の方が,実は家計が火の車になっており,いつの間にか依頼者から預かった資産を流用してしまう可能性は高いと言えます。
弁護士会も,事件を起こした会員を自ら刑事告発したりするなど,再発防止に力を入れてはいるようですが,弁護士会の幹部やそのOBまでも経済苦からこのような犯罪に手を染めてしまう状況では,いかなる対策も効果はありません。このような事件が下火になるのは,おそらく弁護士の業務体制が改善されることによってではなく,弁護士そのものが社会的信用を無くして,依頼者があまり多額のお金を弁護士に預けないようにすることによって,ということにならざるを得ないでしょう。
リンクを貼った記事では,弁護士が成年後見人として管理していた財産を流用したとのことですが,こういう事件が相次ぐと,裁判所も財産を弁護士任せではなく自ら管理する,といったことに乗り出さざるを得なくなるのではないかという気がします。将来的には,弁護士の業務拡大どころか,むしろ信用失墜による業務縮小につながる可能性が高いでしょう。
弁護士業界は,人数を増やして競争させれば市場競争原理で質が向上するという,小泉構造改革のいい加減な経済理論に基づき,非常識なまでに司法試験合格者数を増やすという形で激増路線を続けてきましたが,今のところ市場原理に基づき弁護士の質が向上したという話は聞きません。
近年になって,派手な広告で顧客を集めようとする法律事務所はかなり増えましたが,一般論としてそういう事務所の評価はあまり高くありません。むしろ,短期間で一気に規模を拡大し,短期間で一気に潰れてしまう事務所が増えているような気がします。
このような問題への対策について,司法試験の合格者数を減らすことが有効かどうかについては,黒猫としては何とも言えません。いまさら合格者数を1000人くらいに減らしたところで,もう手遅れではないかという気もしているからです。
ただし,未だに激増路線を支持する人には,弁護士の数を増やせば弁護士の経済的破綻に巻き込まれる依頼者の被害事例も激増することは間違いなく,これによって弁護士という職種そのものが信用を失い社会から淘汰される可能性も高いでしょう(具体的には,韓国のように裁判官や検察官のOB以外は信用されない業界になるか,司法書士が「司法士」と名前を変えて弁護士に取って代わるか,あるいはアメリカのローファームが日本市場を食い荒らすかの三択になると思います)から,こういった社会問題に対しどのように対応するのかきちんと考えた上で議論して欲しいですね。
犯罪を犯さない人はどんな貧乏だろうが犯さない。ほとんどの一般人は犯さない。
経済的にもっと苦しい職業はいくらでもある。彼らが犯罪を犯すか?司法改革云々にするのは問題のすり替えの以外なにものでもない
。こんなダメ弁護士を守る必要性は全くない。どんどん淘汰されてくれ。
心がけだけで防げれば難しいことはないですが。
裁判員でも自分のことを棚にあげて高いところから見下す態度の人を見かけます。
裁判記録、判例・量刑データベース
などそれら内容そのものを(原告被告の個人情報を黒塗りし)ネット上で
無料で自由に肩肘張らない些細な事まで
誰がどんな裁判をしどんな内容でどのような経緯でどうなったか
懲戒情報などあらゆる情報と連動させ
検索機能を充実させ日頃から気楽にアクセス出来るようにすべきです。
今のネット社会では技術的に難しくないと思います。
また理想像をひと言で言えば
裁判官や判決の質は国民や社会全体で監視・評価・牽制し
弁護士などは、裁判官の判決の質さえ担保されていれば
さして問題にならない、或いは問題にならないようにできる限りすべきと
思います。
厳密な境界などあるはずもありません。
ドイツなどでは原告の主張を原告が説明した根拠と
全く異なる観点からその主張を認めるようなことも
珍しくないと聞いています。
(積極的)釈明権などと言った態度もあれは原告被告の
ためだけにあるのではなく裁判官自身のためのものでも
あるはずです。事柄の状況をより積極的に裁判官自身が
理解するために必要だからです。
それによって失われる不公平性などありません。
かつ弁護士によって判決が変わるなどという
まことしやかに言われていることは決して望ましい形では
ないと思います。
それから多数派であろうが少数派であろうが
主張にはその根拠が大切です。数は問題ではありません。
更に私の理想像は最後の付け足しですので最初に掲げた
本題の方をスルーしてそこだけ批判されるのも片手落ちです
弁護士に取って代わる』とありますがこの意味が
よくわかりません。司法書士は合格者数の上限が厳しいと
いう意味においてでしょうか?
先ほどあらゆる情報公開をすべきと書きましたが勿論
試験の点数も開示しておけば、試験マニア至上主義のような
人でも、顧客から「ああ、やっぱり試験を何位以内で合格した人は
きっちりしているなぁ」という安心感と評判が広がれば問題ない訳で
それも顧客の判断に委ねればいいと思います。
司法書士が生き残るという発想があるのなら、試験の点数開示を
しておけさえすれば法曹増員によっても弁護士も生き残るはずです。
残りの二つもどういう要因・原因と主張されているのか
よく意味がわかりません。
もっとも、判決の質を向上させない事には、ヒラメ裁判官と
揶揄される人達のそのまた顔色を伺うだけの事に
なってしまいます。
横領をするかどうかは人間性の問題ですし…司法書士などより弁護士は倫理観等おかしな人が多いような…
行政書士という職業じたいを批判をしている某弁護士のように大体他の職業を弁護士が見下すこと自体大きな間違い…憲法を語る資格なし。
いまだに司法制度改革を正当化してる弁護士が多いのには驚きます。
ブログ主は弁護士の中では非常に良識がありまともだと思います。
でも、将来の逮捕より、今、凌げることが大事なんだろうね。
どの職業にも落ちぶれたら、そっちに走る人は一定割合はいると思うけど、弁護士って、変に資格と権威があるから厄介だよね。捨ててきたものが大きい分、もと取ろうとしちゃうのかなあ。
断指標の一つになっていますからね。
ただ、これからの若手は最初から貧乏スタートです
からかかる事案も少なくなるでせう。
伝聞ですが、東北大のローのー就職ガイダンスでは
タクシー運転手しながら弁護士されている人もでて
きているようですから今後は一般的な感覚の弁護士
も増えてくると思いますよ。
ただ、その割になるため費用と勉強量は全く見合わ
ないから成り手は年々自然減少するでせうね。
それこそ、人権が経済学の支配する世界に吸収され
る杞憂すべき事態であると思いますよ。