ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

秋の夕陽に_2

2012-10-11 14:04:45 | Weblog
 画は牧島如鳩(まきしま にょきゅう)

 1892年(明治25年)~1975年(昭和50年)

 栃木県出身の画家。日本正教会でイコンも手がけた。聖名はパウエル。   作

 
  「魚籃観音像」です。


☆晴れてきました。

追加です、

「大間原発工事差し止め訴訟」に良い資料ではないのか、

◆http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/69b72234c685b7c78c2ee0b47592cc02
暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~ 2012年10月11日
「使用済み核燃料95%リサイクル(再利用)可能」の大ウソ 
  ~再利用できるのは僅か1%だけ~


また一つ、”原発利権ムラ”の大ウソが発覚した。

しかも今回の大ウソは、国家戦略として進めている
「核燃料サイクル」の実現性を根幹から揺るがす内容と言っても過言ではないであろう。

以下の東京新聞記事にあるように、
これまで使用済み核燃料の実に95%がリサイクル(再利用)可能とされてきたが、
実際に再利用ができるのは95%どころか”僅か1%だけ”というのが実情
ということである。

即ち、以下記事の参考図にあるように、再処理工場にて取り出されたプルトニウムに
別のウランを混ぜて「MOX燃料」を再生する過程で、
95%のほとんどを占める回収ウランは建前上では「資源」とされているが、
実際のところは、使うあてのない”ゴミ同然”だということである。


しかもこれが単なる”ゴミ”ならよいものの、実際問題、
地球上のどこにも捨て場所がない厄介な代物なのだから実に厄介な話である。

これに対し、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定を担う「原子力発電環境整備機構」(NUMO)が、
今回の東京新聞の取材に対して、頑なに「使用済み核燃料の再利用に纏わるウソ」を否定しているが、
これを事実と認めてしまうと「核燃料サイクル」そのものを否定するに等しい故、
まあ、わかり易い反応と言ってよいであろう。

更に、東京新聞が、

核燃料は何度でも再利用できず、現実には一回のみ

MOX燃料を燃やした後は、再処理すること自体が難しく”ごみ化”する可能性が高い」

との重大な指摘をしているが、
これが事実とすれば、現在議論されている「核燃料サイクル」の実現性の是非自体が根底から崩れることになるであろう。

早い話、バカ高いコストをかけて国家戦略として進めている「核燃料サイクル」自体がペテンであり、
原発にて発生する核のゴミの再利用など、ハナからできないということである。

大事なことなので何度でも繰り返しコメントするが、日本の原子力政策は、まだ実現できていないものの、
「使用済み核燃料の再処理(再利用)が可能であること」を前提にこれまで推し進められてきたのであるが、
その前提自体がそもそも”大ウソ”だった
ということである。

これは極めて悪質な”騙くらかし”であり、看過できない話である。

想像するに、これは政府・官僚・電力会社・御用学者や大手マスゴミ連中どもによる”意図的”な騙しの手口であろう。

この連中が”グル”になって、「原子力は再生可能なクリーンエネルギー」であり、
「エネルギー資源のない国家」(※実際、資源はある)たる日本には不可欠なエネルギーとして、
嘘八百を並び立てて世論形成してきたのである。


「核燃料サイクル」といえば青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場や、
これに関連して”高速増殖炉”「もんじゅ」が思い出されるが、
これらがトラブル続きでまったく実用化の目処が立っていないことは
以前のエントリーにて繰り返しコメントしてきたとおりである。

これらポンコツ施設がいつ何時重大事故を引き起こすか知れない現状を考えると、
「ハイリスク・ノーリターン」という実に馬鹿げた話である。

凄惨な事故を引き起こしかねず、かつ莫大なカネをかける一方で、何の恩恵もないとなれば、
「核燃料サイクル」の継続を唱える細野豪志・石原慎太郎の他、
安倍晋三をはじめとする自民党執行部連中らが如何にデタラメを口にしているかがわかるであろう。
(中には真相を知らず、官僚の”受け売り”をしているだけの人間もいることであろう)

となると、実際に核燃料の再利用が極めて困難であるにも拘らず、
「核燃料サイクル」の継続に固執するメリットは、
「核燃料たるウランの保有を”合法化”」すること以外にないであろう。

即ち、石破茂や石原慎太郎の主張する核の潜在的抑止力」 「核兵器の保有である。

「核の潜在的抑止力」にまで議論を広げると話が長くなるため、敢えて今回はこれ以上その点には触れないが、
東京新聞が今回指摘している「核燃料サイクル」の”ペテン性””非現実性”は、
「核兵器」に繋がる主義・主張をも揺るがす、非常に重大な内容であろう。


フクシマ原発事故を今まさに経験し、「核燃料サイクル」に関する”事の真相”を覆い隠してまで
原子力政策にまい進する日本国家は、いったいどこを目指しているのであろうか?

この国はまさに「亡国」そのものである。


※参考1「国策としての「核燃料サイクル」はもはや風前の灯 ~『六ケ所村』も『もんじゅ』もトラブルだらけ~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/be37f2a671653e1db9c8b333e8c3456e

※参考2「石破茂が「終わった」模様 ~「核の潜在的抑止力」維持のため原発続けるべきと公言~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/747af721fa55c08ed7bd445722c8ab27


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☆http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012101090070125.html
東京新聞 2012年10月10日
「核燃料、95%リサイクル」 実際はわずか1% 原発環境整備機構

高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)が、
二〇一〇年に全国規模でアンケートをした際、
あたかも使用済み核燃料のほとんどが再利用でき、核のごみはわずかであるかのような説明をし、
回答を求めていたことが分かった。実際に再利用できるのはわずか1%で99%はごみと化す可能性が大。
誤った認識を広げる結果になっていた。 

アンケートは、最初の設問で「使用済み核燃料の95%がリサイクルできます。
どうしてもリサイクルできない約5%が高レベル放射性廃棄物として残ることを知っていますか」と聞いた。

アンケートには五万人を超える人が回答。一部は機構ホームページ(HP)に掲載されている。
本紙が回答を分析したところ、およそ五十人に一人が「5%」に言及。
「5%のごみをエネルギーに変える努力をして」(四十代男性)、
「5%の部分も利用できれば最高」(五十代女性)といった楽観的な内容が多く、
機構の「95%再利用」の説明を信じ込んでしまったようだ。

しかし、この説明は現実と大きく異なる。
再処理により再利用できるのは、95%どころかたったの1%。
取り出されたプルトニウムに別のウランを混ぜて混合酸化物燃料(MOX燃料)に再生している。
「95%」のほとんどを占める回収ウランは、建前上は資源とされるが、使うあてはなく、ごみと化す可能性が高い。

さらに、核燃料は何度でも再利用できるわけではなく、現実には一回のみ。
MOX燃料を燃やした後は、再処理すること自体が難しく、これもごみ化する可能性が高い。

なぜ不正確なアンケートの設問をつくったのか、機構に問い合わせたが、
「当時の経緯は分からないが、誤った情報を出すはずがない」(広報担当者)と繰り返すのみ。
95%再利用の部分も「間違っていない」と繰り返すだけで、是正する考えはない。


<高レベル放射性廃棄物の最終処分場> 
高レベル放射性廃棄物は原発の使用済み核燃料の再処理で発生する超高濃度の廃液で、
ガラスで固めて300メートルより深い地中に埋め、濃度が下がるまで数万年単位で管理するのが国の方針だ。
処分場の条件は近くに活断層や火山がない地域。
実施団体として設立された原子力発電環境整備機構が2002年に候補地の公募を始めたが、
応募は07年の高知県東洋町(後に撤回)のみで、選定のめどは立っていない。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2012101099070125.jpg (添付図)

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まさに、「原発=核兵器製造工場」、これが本業なわけですよ、発電は付録。

とんだペテンで、嘘つき枝野然りだが、騙しばかりじゃないか。

「米帝」の意向のまま、ということだろう、

犠牲者に腹切ってお詫びせい! 金塗れの腐れ外道どもが。




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