ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

最後の浮世絵師

2007-07-10 13:18:23 | Weblog
 画は月岡 芳年(つきおか よしとし)1839~1892 にて

 「奥州安達が原ひとつ家の図」です。

 歴史絵や美人画、役者絵などの浮世絵を主に手がけ、特に無惨絵で知られる。

 ◆江戸川乱歩・三島由紀夫などの偏愛のために「芳年といえば無惨絵」と思われがちだが、その画業は幅広く、歴史絵・美人画・風俗画・古典画に渡る。近年はこれら無惨絵以外の分野でも再評価されてきている。師匠歌川国芳譲りの武者絵が特に秀逸である。

芳年の絵には師の国芳から受け継いだ華麗な色遣い、自在な技法が見える。しかし師匠以上に構図や技法の点で工夫が見られる。動きの瞬間をストップモーションのように止めて見せる技法は、現代のマンガや劇画に通じるものがあり、劇画の先駆者との評もある。

彼の作品は海外でのほうが評価が高いのもこのためであろう。

明治18年に描かれた彼の代表作に「奥州安達が原ひとつ家の図」がある。芳年は写生を大切にしていたが、この絵は芳年の想像力を駆使して描かれたものだ。

責め絵(主に女性を縛った絵)で有名な伊藤晴雨がこの絵を見、芳年が本当に妊婦を吊るしたか気になり、奥さんの勧めで妊娠中の妻を吊るして実験した。その結果、おかしな点があったため、写生はしていないということが判明した。

・・・・・・・


小生、この画家はもっと々評価されてよい人だと思っております。

抜群のデッサン力。

特にその大胆な構図は並々ならぬ技量・才能かと。

小生、美術系の大学で学んだこともなく、

法学部卒で、まったくの独学にて「描きたい物を描きたいように」

駄作をトロ々描いているだけでありますが、やはり好みはあり、

ページのトップにご紹介している絵は当然好きな絵です。

絵の世界は小生もふくめて、まあ皆さんのお好みの世界です。

人それぞれですよ。

それでいいんだろうと思っております。




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