※
気分で始まる事が消えた事に笑う美都・・・理由が知りたくてカウンターから美都を眺める雪吹だった。
その視線を辿る・・・
あちこちと眺めながら笑っていた美都だった・・・酔った比野が泥酔の域に入り出した月島を支え客室へと入っていく・・・
反対側は雪音が項垂れたように、ふらふらとよろけ、あちこちへ身を支えながら自分の寝室へ戻っていく姿があった。
それぞれの時間だと、戻っていく姿は幸せそうで・・・美都と視線があった時に彼女の笑みで思えた。
『雪吹ー(笑)』
寝室で自分を呼ぶ声に、お休みと笑う美都は帰って行った。
電気を消しながら寝室へ戻れば・・・何も着ていない雪音がベッドへ潜りこんでいた。
可笑しくて・・・楽しくて・・・そんな時間を自分も持てていた事に感謝した。
酔っているが、笑って布団を開けて待つ雪音の笑みに静かに入り込んだ。
『お待たせ(笑)』
自分を抱き込んで呟く酒臭い雪音に笑ってキスで返事をした。
ここだと笑み唇を指さす・・・フッと笑いながら唇を指ごと重ねた。
張り付き吸い取るほどに強く絡ませ始める雪音に苦笑いだ・・・久しぶりでもない口付けは、そんな気持ちが芽生えたように追い絡み付く。
気持ちは分かると言いたいのに・・・塞がれた唇は言葉も出せなかった。
自分だけと知らしめたいほどに全てへ巡らせる・・・愛しいのだと、感じていけと優しく触れる。
激しくも触れは優しく・・・焦らしかと思えば激しく貪る・・・だから雪吹は丁寧に返す・・・自分もだと知って欲しくて・・・愛しいのだと、覚えろと言いたくて・・・
身が昂り余計に笑みは溢れる・・・唇が道を辿り・・・巡る手を追い絡み付く。
心地好く・・・互いを感じ昂りは激しく寄り添う二人だった。
狙い追い込むが昂る先で互いを待つ・・・息は荒く止まりそうなほどに苦しくても、潤む目で互いを見つめれば溢れる笑みが弾く。
その瞬間・・・それは自分もだと分かる笑みが浮かべば、同じだと口付けた・・・触れていた唇が笑う・・・全てが止まる・・・その一瞬だけの場所に雪音がいて・・・雪吹がいる。
そう感じた思いは、深く沈み 奥底はないほどに落ちていったのだった。
少し前なら、もっとと貪るように寄越せと雪音は求めていた・・・ひくつく身は関係ないと新たな疼きを目覚めさせる。
悪戯な笑み・・・苦しくなる身は可笑しいと潤ませた目が訴えるが、それは彼から起こす・・・意識が薄くなりつつある場所へ一気に運び自分だと教えてくれる笑みで抱く雪音を感じた。
ここだからと笑う笑みで向かえるのに、最近は激しく落ちても幸せだと呟き自分を抱き込むと浸るように眠る日々になった。
いいのかと苦笑いする雪吹は、彼に触れ寄り添うように近い場所へ張り付き眠りへ落ちていた。
気にしたかと気付いた雪音の笑みに見返した。
『ふかーく(笑)ソコで待ってるとさ・・・追い付いた雪吹が答えるんだ(笑)知ってたか?』
突然、笑みながら呟く雪音を、何の事かと考えながら見つめた。
これだとグッと沈ませ彼女を抑え込む・・・唸り彼へ凭れた雪吹だった。
『余韻で(笑)導かれてく俺も凄いと思えた・・・何でか知らないけどな(笑)』
深みへ運び出した雪音も急に辛そうな笑みになった・・・熱く吐き出す吐息まで自分を煽る・・・中で蠢く何かと気づくがソレを知る自分もいない・・・
小さな唸りは続く・・・ここだという笑みが自分へ向けられた・・・味わえと・・・染み込ませていく行為は静かに始まった・・・緩やかな坂を滑る・・・そんな気持ちになる。
ゆっくりと・・・下る気がして熱く吐き出す唇は止められなかった。
込み上げる何か・・・隙間は まだあると・・・雪音の想いを押し込むように深みへ運ぶ。
まだだと昂りは待たされ唇が運ばれていく・・・落ちた何かを拾いながら元の場所へ運ぶ・・・待ちきれずに雪音に手を伸ばす・・・熱く弾けそうな身を耐えながら彼を待った。
新たに沈んでいく・・・目映くて・・・弾け身が震えても雪音は止まらなかった。
繰り返す事に朦朧とすれば、微笑む唇で気づかされる・・・その笑みを掴まえ口付けた。
その間に静かに落ちていく・・・より深く愛した思いは溢れるが、注ぐ互いの思いは余計に深く交ざりあったきがした。
身が軋む・・・それは自分もだと照れた雪音が自分を引き寄せた。
互いに激しく落ちたのか、その姿に笑うしかない・・・ごめんも胸元をペロリと舐めた雪音に笑った。
そこに証拠は残る・・・眺めていたが彼を見返せば笑みを浮かべていた。
『愛してる(笑)。雪音だけ・・・心の奥深くまで貴方がいる(笑)』
呟く雪吹の声に照れ・・・同じだと囁く・・・分かってるという笑みは二人に沸きだしたのだった・・・
『俺だけと感じれる今が(笑)一番深い・・・ ・・・』
『 ・・・』
『雪吹の奥は(笑)あったかい場所だった・・・だから恋しくて・・・自分まで幸せが貰えて(笑)嬉しいんだぞ・・・』
『 ・・・』
どんな意味だと苦笑いをする雪吹・・・じゅうぶんに感じた思いごと浸らせたままに雪音は眠りへ入り込んだ。
酔いは回り・・・悪戯な笑みは雪吹へ沸き起こる・・・彼へ運んだ唇は全てを寄越せと吸い込んでいく・・・波が行き来するような思いは、求めた分の重さで引き摺られていくのに戻る波は疼かせた。
それでも一緒に流れ着く気がした・・・荒い吐息も吐き出しながら天を上る勢いがあり・・・そのままに彼女もまた雪音を感じた。
苦笑いの雪吹に照れた雪音が微笑む・・・無理と分かる互いの身は痙攣のように震え・・・抑えろと言いたげに互いを抱き込んだ。
触れる肌の心地よさは優しく自分達を包み込んでいくのだった。
軋む身はシャワーで和らぐ事もなく・・・呆れは激しく鞭打つ勢いで、美都に仕事場へ送り出された。
それは月島達まで・・・
互いに、どれだけと呆れあい・・・笑いあうのだった。
幸せを運ぶ・・・誰かには重いが、受ける者が同じ気持ちなら容易く受け止められ・・・返した想いも同じと気付ける。
全ての人が、重さで図りはしないが・・・それで感じる者なら、受け取る者もまた深く・・・重く受け止め奥底へ沈ませる。
そこで浸る想いが全てなら、分けて詰め込んでいける・・・それもまた幸せの一つと分かるからだ。
雪吹の笑みに見惚れる雪音・・・またかと・・・仕事だと美都に促されるのだった・・・
-end-
※
拙くも・・・※の終わりで・・・それでも、お付き合い下さり感謝です。
飛び飛びの空想は、その時々で グッと入り込んだtamiでしたが・・・脱け出しも簡単で・・・ENDへ持ち込めず参りました。
それでも空想へ飛べたtamiを誉めあげ、残る次へ 投げ飛ばさないとヤバい・・・自分に頑張れと励ます日々でございます。
ありがとうございました。
2018・6 -tami-
気分で始まる事が消えた事に笑う美都・・・理由が知りたくてカウンターから美都を眺める雪吹だった。
その視線を辿る・・・
あちこちと眺めながら笑っていた美都だった・・・酔った比野が泥酔の域に入り出した月島を支え客室へと入っていく・・・
反対側は雪音が項垂れたように、ふらふらとよろけ、あちこちへ身を支えながら自分の寝室へ戻っていく姿があった。
それぞれの時間だと、戻っていく姿は幸せそうで・・・美都と視線があった時に彼女の笑みで思えた。
『雪吹ー(笑)』
寝室で自分を呼ぶ声に、お休みと笑う美都は帰って行った。
電気を消しながら寝室へ戻れば・・・何も着ていない雪音がベッドへ潜りこんでいた。
可笑しくて・・・楽しくて・・・そんな時間を自分も持てていた事に感謝した。
酔っているが、笑って布団を開けて待つ雪音の笑みに静かに入り込んだ。
『お待たせ(笑)』
自分を抱き込んで呟く酒臭い雪音に笑ってキスで返事をした。
ここだと笑み唇を指さす・・・フッと笑いながら唇を指ごと重ねた。
張り付き吸い取るほどに強く絡ませ始める雪音に苦笑いだ・・・久しぶりでもない口付けは、そんな気持ちが芽生えたように追い絡み付く。
気持ちは分かると言いたいのに・・・塞がれた唇は言葉も出せなかった。
自分だけと知らしめたいほどに全てへ巡らせる・・・愛しいのだと、感じていけと優しく触れる。
激しくも触れは優しく・・・焦らしかと思えば激しく貪る・・・だから雪吹は丁寧に返す・・・自分もだと知って欲しくて・・・愛しいのだと、覚えろと言いたくて・・・
身が昂り余計に笑みは溢れる・・・唇が道を辿り・・・巡る手を追い絡み付く。
心地好く・・・互いを感じ昂りは激しく寄り添う二人だった。
狙い追い込むが昂る先で互いを待つ・・・息は荒く止まりそうなほどに苦しくても、潤む目で互いを見つめれば溢れる笑みが弾く。
その瞬間・・・それは自分もだと分かる笑みが浮かべば、同じだと口付けた・・・触れていた唇が笑う・・・全てが止まる・・・その一瞬だけの場所に雪音がいて・・・雪吹がいる。
そう感じた思いは、深く沈み 奥底はないほどに落ちていったのだった。
少し前なら、もっとと貪るように寄越せと雪音は求めていた・・・ひくつく身は関係ないと新たな疼きを目覚めさせる。
悪戯な笑み・・・苦しくなる身は可笑しいと潤ませた目が訴えるが、それは彼から起こす・・・意識が薄くなりつつある場所へ一気に運び自分だと教えてくれる笑みで抱く雪音を感じた。
ここだからと笑う笑みで向かえるのに、最近は激しく落ちても幸せだと呟き自分を抱き込むと浸るように眠る日々になった。
いいのかと苦笑いする雪吹は、彼に触れ寄り添うように近い場所へ張り付き眠りへ落ちていた。
気にしたかと気付いた雪音の笑みに見返した。
『ふかーく(笑)ソコで待ってるとさ・・・追い付いた雪吹が答えるんだ(笑)知ってたか?』
突然、笑みながら呟く雪音を、何の事かと考えながら見つめた。
これだとグッと沈ませ彼女を抑え込む・・・唸り彼へ凭れた雪吹だった。
『余韻で(笑)導かれてく俺も凄いと思えた・・・何でか知らないけどな(笑)』
深みへ運び出した雪音も急に辛そうな笑みになった・・・熱く吐き出す吐息まで自分を煽る・・・中で蠢く何かと気づくがソレを知る自分もいない・・・
小さな唸りは続く・・・ここだという笑みが自分へ向けられた・・・味わえと・・・染み込ませていく行為は静かに始まった・・・緩やかな坂を滑る・・・そんな気持ちになる。
ゆっくりと・・・下る気がして熱く吐き出す唇は止められなかった。
込み上げる何か・・・隙間は まだあると・・・雪音の想いを押し込むように深みへ運ぶ。
まだだと昂りは待たされ唇が運ばれていく・・・落ちた何かを拾いながら元の場所へ運ぶ・・・待ちきれずに雪音に手を伸ばす・・・熱く弾けそうな身を耐えながら彼を待った。
新たに沈んでいく・・・目映くて・・・弾け身が震えても雪音は止まらなかった。
繰り返す事に朦朧とすれば、微笑む唇で気づかされる・・・その笑みを掴まえ口付けた。
その間に静かに落ちていく・・・より深く愛した思いは溢れるが、注ぐ互いの思いは余計に深く交ざりあったきがした。
身が軋む・・・それは自分もだと照れた雪音が自分を引き寄せた。
互いに激しく落ちたのか、その姿に笑うしかない・・・ごめんも胸元をペロリと舐めた雪音に笑った。
そこに証拠は残る・・・眺めていたが彼を見返せば笑みを浮かべていた。
『愛してる(笑)。雪音だけ・・・心の奥深くまで貴方がいる(笑)』
呟く雪吹の声に照れ・・・同じだと囁く・・・分かってるという笑みは二人に沸きだしたのだった・・・
『俺だけと感じれる今が(笑)一番深い・・・ ・・・』
『 ・・・』
『雪吹の奥は(笑)あったかい場所だった・・・だから恋しくて・・・自分まで幸せが貰えて(笑)嬉しいんだぞ・・・』
『 ・・・』
どんな意味だと苦笑いをする雪吹・・・じゅうぶんに感じた思いごと浸らせたままに雪音は眠りへ入り込んだ。
酔いは回り・・・悪戯な笑みは雪吹へ沸き起こる・・・彼へ運んだ唇は全てを寄越せと吸い込んでいく・・・波が行き来するような思いは、求めた分の重さで引き摺られていくのに戻る波は疼かせた。
それでも一緒に流れ着く気がした・・・荒い吐息も吐き出しながら天を上る勢いがあり・・・そのままに彼女もまた雪音を感じた。
苦笑いの雪吹に照れた雪音が微笑む・・・無理と分かる互いの身は痙攣のように震え・・・抑えろと言いたげに互いを抱き込んだ。
触れる肌の心地よさは優しく自分達を包み込んでいくのだった。
軋む身はシャワーで和らぐ事もなく・・・呆れは激しく鞭打つ勢いで、美都に仕事場へ送り出された。
それは月島達まで・・・
互いに、どれだけと呆れあい・・・笑いあうのだった。
幸せを運ぶ・・・誰かには重いが、受ける者が同じ気持ちなら容易く受け止められ・・・返した想いも同じと気付ける。
全ての人が、重さで図りはしないが・・・それで感じる者なら、受け取る者もまた深く・・・重く受け止め奥底へ沈ませる。
そこで浸る想いが全てなら、分けて詰め込んでいける・・・それもまた幸せの一つと分かるからだ。
雪吹の笑みに見惚れる雪音・・・またかと・・・仕事だと美都に促されるのだった・・・
-end-
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拙くも・・・※の終わりで・・・それでも、お付き合い下さり感謝です。
飛び飛びの空想は、その時々で グッと入り込んだtamiでしたが・・・脱け出しも簡単で・・・ENDへ持ち込めず参りました。
それでも空想へ飛べたtamiを誉めあげ、残る次へ 投げ飛ばさないとヤバい・・・自分に頑張れと励ます日々でございます。
ありがとうございました。
2018・6 -tami-