いつもの毎朝の光景に笑む……
サキも楓もバタバタと急いで店に行く。
シオンは寝ていろと、部屋に押し込まれていた。
不思議と…視えるが、視ないと意思を固めると……ソレはスウーっと消えて行く事に驚いた。
前よりも出来ると実感する。
『ありがとう……』
誰かにそう呟くシオンだった。
我慢して…頑張って昼寝をしてみたり、本を読んでみたり……
時間を潰してみるが…暇すぎて…思い出したように電話をするシオン。
『お母さん?元気?』
笑みながら話を始めた。
『シオンは?』
『…うん、元気よ。(笑)熱は出しちゃったけど…』
『大丈夫なの?』
『もう大丈夫(笑)…看病して貰えたし…』
『サキちゃん達に、お礼はちゃんと言うのよ(笑)。チェイス君にもね(笑)聞いてる?』
『(笑)チェイス君って…聞いてる…わかってる。する』
シオンは涙を拭う…
『ほんとに?』
優しい声に安心した彼女だ。
『大丈夫!。お母さんも気を付けてね……』
『大丈夫よ(笑)お父さんも皆も元気よ。貴女も…風邪に気をつけてね…また引かないで…』
『うん…気を付けるよ。
あっ!お祖母ちゃん達のお墓参り…代わりにしてくれる? 』
『お墓参り?…分かったわ(笑)行ってくるね…ありがとうって…』
『お願い(笑)』
『了解(笑)。今、シュウが居るけど…話す?』
『ん…話す』
『シュウ?(笑)』
『…シオン…元気か?…大丈夫なんだろうな(笑)』
『…元気だよ(笑)』
『爺さん行ったろ?(笑)』
『 助けてくれたよ…。蒼の石がなくなったの…切れてないのに……ごめんね』
『ブレスレットに感謝だな(笑)、チェイスにも感謝しないと…』
『シュウも…(涙) ……ありがとう(笑)』
言葉がつまる………
『(笑)新しい仕事、聞いたぞ。そっちに居着くのか?(笑)』
『ん…頑張るよ…』
突然チェイスがきて、後ろから抱きしめると…彼が携帯に耳を近づける…
『体に気をつけろ(笑)。チェイスがいるんだ』
『ん…頑張る…』
『(笑)本当に言えよ…』
『ふっ(笑)』
『じゃぁな(笑)チェイスによろしくな』
『ん…(笑)皆に、またねって伝えといて。シュウ…ありがと(笑)』
電話を切ったシオンは涙を拭いた。
『誰がいるって?(笑)』
『あれ…日本語だったよ?』
『少し…(笑)』
彼が口で笑った……
いい匂いが漂う
『珈琲?…やった(笑)』
立とうとしたシオンを抱きとめ、黙ったまま何も言わないチェイスを見つめた。
何だろうと考えるシオンは
『わかった(笑)私も大好きよ、イス(笑)』
『珈琲がか?(笑)』
『それも好き(笑)』
『俺は?』
聞かれて照れるが……微笑むシオンがいた。
『愛してるは言葉にしないと(笑)伝わらないんだがな……』
チェイスが真剣に言う。
シオンは体を向きなおして
『イス 愛してるわ貴方を(笑)。
…ずっと…愛するわ』
そう言って微笑んだ。
チェイスは優しく彼女を引き寄せ…抱き締めたのだった。
=end=
※ 長々と(笑)ありがとうございました。慈恩とチェ・イスが ますます 好きになりました。
〔自分で言うのも…ですが(笑)〕
※2
ちょうど…1年前、2013年の11月に、ブログへ入れました。
ビッシリと詰め込み…削り…少しの隙間しか開けれず…まいりました。
必要以上に消したら Sion との話が合わず、焦った焦った(笑)と記憶しています。
やり直しも出来ずでした。
今回……思い出せない中身も、まだありますが……仕方ないですもんね!
「なんか書いた…なんだった?」
直しながら甦る……消えたのは話の中身だけ(笑)。
書いた記憶だけ残っているのでしたっ(笑)
余白は残し出しました…いつか…次はブログ内で……
お付き合い下さり、ありがとうございました。
-tami-
※3 2015・7
機種変に手間取り……移動ついでに、機能のお勉強中(笑)。
なかなか次のステップへ行けずです。
【 Sion 】から【 つきあかり】へ…
そしてラストは 【 ふたり+ 】 へ進みます。
よければ(笑) -tami- でした。