8/5日キャンプ反省会を行った。
キャンプ2日目、宝箱探し(オリエンテーリング)の最中、何人かが蜂に刺されたとの知らせが本部テントに入り、男子2名、女子1名がおびえた様子で戻ってきた。すぐに専用の吸引器で刺された箇所からハチの毒を吸引し、薬を塗った。
様子を聞くと草むらに入ったところでチクッと痛みが走り、小さなハチみたいなものを見たとのこと。3人とも同じチェックポイント付近で刺されたらしい。
里山にはクワガタ、カブトムシもたくさんいるがハチも多い。スズメバチも飛来し、巣も作る。キャンプ二日前から里山全体を観察し、2つの巣を撤去したばかりであった。
すぐに、競技の中止を伝え、3人を近くの病院に連れて行った。幸い症状は軽く、塗り薬と飲み薬を処方された。
治療中、もう一人も刺されたので搬送中との連絡が入った。幸いこの子も軽い症状で同じ治療を病院で受けた。
里山に戻り、家族に連絡、二人は大事を取り、自宅に帰った。あとの二人は本人とお母さんと話し合いの結果、最後までキャンプを続行することになった。
残りのプログラムを笑顔で終了できたことにほっとした。
閉所式では、4年生の時から6年生まで連続3回参加してくれた3人の子供たちに「里山キャンプ名人」の称号を贈った。
3回の里山キャンプはこの子供たちにどのような形で心に残るのだろう。何らかの糧となることを期待している。
今回の事故は本当に軽症でよかった。連絡を受けた家族はどんなに心配だったろうかと胸が痛い。万全で臨んだつもりのキャンプであったが、万全ということはないということを今回学んだ。
反省会では万一事故が起きたとき、誰がどのセクションを担当し、その連絡等、指揮、命令系統の確立が曖昧との指摘が出た。
もっともな御意見で、今回の貴重な経験を基に入念な準備をし、次回につなげたい。
それぞれの担当者から様々な反省点が述べられ、すべてが記録された。
手探りで始まったキャンプ。今回で3回目であるが、やっと全体像がつかめたような気がする。担当の中山さんも同じ思いのようだ。
失敗を恐れず、皆で知恵を出し合い、協力し合いながら、何よりも子供たちの心に残るキャンプを目指したい。