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欧米でのリストラ話

2017-11-04 08:37:54 | Weblog

11月4日

 

欧米の会社には、社員と派遣の2つがある。

社員には雇用だの有給などの特典があるが 派遣には それが無い。

カレンダー通りの出勤だ。

派遣会社にも色々あるが、(契約内容)

日本での派遣のイメージは悪いはず。

欧米での派遣はスペシャリスト。だから、社員よりも2、3倍の給料での仕事の依頼が入る。

生涯 何十億も稼ぐ人も多い。

しかも、その会社がイヤなら簡単にも止めれるし 有能な人材なら とにかく仕事が多く入る。

何故、欧米に多くの派遣が多い理由は 企業の社員が仕事が出来ない、有給ばかり使う、バカな社員が多い、考え方が古い、会社を支える事が出来ない理由が大きい。 

仕事の量が多いから助っ人で派遣!と言う日本企業みたいな感じでは無い。

今、日本の企業の立て直しでも海外からのコンサルタントを呼んで時代の波に乗るケースは多く聞く。

しかも、欧米の企業は 相当な理由が無い限りクビに出来ないので(訴えられるから)

実は給料泥棒の社員が数多いし、無駄なポジションの社員も多いのが現状である。

分かりやすく言えば、今 ニュースになっている 日本の銀行のリストラ3万人ニュースだ。

3万人!とか言うか、これはまだ少ない数。

日系海外勤務の銀行員は?と思うだろうし、銀行だけか?証券、保険、その他の金融は?と思うはず。

3万リストラも定年退職者も含めての数と見込んでいるはずだ。

よく、専門家とかは 出来る人間と出来ない人間の調和があるからこそ社会がうまく行く!なんて言う人もいるが、

この時代、そうも言っていられない。

〇沢直樹のドラマの様には ならないからだ。

AI時代がやってきて、時代の流れと共にAIでの仕事が多く増え 人間が管理する仕事も限られてくる。

便利な世の中を求めれば、求めるほど 確実な人材を求めてくる。

単純に 思うのが それでは 大規模リストラしたら 会社がやっていけるのか?と考えるだろう。

一度、大きなリストラをしたら あらたに企業は若くて有能な人材を募集する。

この大きなリストラが、社員の給料を下げられるチャンスもあるからだ。

ま、こんな感じでのサイクルであり、某有名OO企業勤務!安泰!の時代は終わったのだ。

 

知人がこう話した。

自分の部署が無くなる。(某有名企業)

来年から勤務地が変わる。 

通勤に新幹線で片道1時間半。

貴方ならどうする? 

会社から新幹線代出るから 通勤をするか? それとも、やめるか?

これは、やんわり~とリストラの警告を促しているのだ。

会社から、「はいリストラね!」と言えば 社員は訴える事が可能なので 勤務地を変えて 本人の意思で会社を辞めさせる

いわば、自主退社方針だ。

会社は それを待ち望んでいる。

 

私は、それほどまでにも 魅力がある仕事だから 通勤時間に1時間半掛けても!?と思っていたら・・・。

なんと、現場はコールセンター!!!

マジかよっ!

コールセンターの仕事で新幹線で通ってまでも? 

インターネット時代と共に、電話でのサービス いわば コールセンターもリストラ、閉鎖の加速である。

主婦にはありがたい仕事であるが

近い将来は、固定電話が無くなる、旅行もネットで予約、おまけに日本のコールセンターの人材が(給料が高いと)

違う国へコールセンター移動となる。

今現在ですらも、日本もベトナム、タイ、マレーシアなどアジア中心が多く

実際にイギリスもコールセンターはインドが多い。

 

<教師のリストラの加速ケース>

某県の私立学校が来年度から男女共学なる。

この近年、女子校、男子校がが共学になったり、

合併したりする事は多く 驚きは無いが古き良き時代の卒業生が納得しないそうだ。

ま・・・時代とか、考えていないんだろうが 学校を将来的に維持をするなら あらゆる問題が出るのは当然である。

某イギリスの名門女子校

その伝統は古く400年も続き、ある日突然倒産。

その背景は、時代に背かない 運営を続け 借金ばかり増えた。 

もちろん学費の返済なんてない。

問題は、生徒の受け入れ先。

実は このようなケースは私立だけの問題では無く 公立にも大いにあるケース。

 

公立に通う生徒はキャッチメントエリア(学区内)と決まりがあり、この道路からはOO学校、この道路からはOO学校と決まりがあるのだが、その学区内の範囲の道路までもが、コロコロ変わってしまう。

通学しているならセーフだが、 学校が良くて引っ越して 本来は その学校に通うはずが 違う学校へ・・・となりえることが この国は多い。

公立の合併の背景は荒れた学校の閉鎖。

公立の教師ですらも派遣で、1年は まず居ない。1学期ごとに教師が代わるのは有名。

イギリスでの学校システムは少人数制クラスポリシーがある為に、クラスを増やす事も大きな課題の一つ。(私立は簡単だが 公立は難しい問題)

学年複式クラスもザラである。

教師は増やしたい!だが、政府は教育現場の削減もあり人材を増やせず、アシスタントを増やす傾向が多い。

この複式学年とは

多い学年がクラスに入れず、上の学年での空きがあれば 同じクラスにしてしまう方法。

(例えば、2年生が多いなら3年生と1クラス合同にする意味)

その担当になった教師は、2年生も3年生も別々に教える。

もちろん、クラス替えする1学期前に父兄との面談があり校長も交えての話し合い。

複式になる生徒は、1学年上の生徒と協調が出来るか?が需要なポイントで 勉強が付いて行ける子が優先。

これには賛否両論であり、もちろん嫌がる家庭もある。

もしも、自分の子供が通う学校にあり 複式の面談があり イヤなら断りも可能なので深刻に受け止めなくてもいい。

 

<日本で教える英語の先生>

海外から来る英語の教師のほとんどは、教員免許は持っていない。

大学の卒業資格さえあればOKで採用。 一番有名なのが〇ETプログラムだ。

英語圏の人なら、簡単に明日から OO学校の語学の教師になれる。

イギリスでは 海外で英語の教師をして 自国に戻ったら 英語の教師の履歴はカウントには入らない。

日本が心地よくなり何十年も英語の教師をしてイギリスに戻っても 新たな転職に行きつくまで相当大変。

これも、時代の流れで 今 ネットで英会話授業が簡単にできる。

世界中からお気に入りの講師を見つけ出す事も可能であり、実際にも息子の友達もバイトで英語を教えている。

1時間2千円だ。

OO学校の、高額な金額を支払って勉強するよりは 遥かに効率が良い。

しかも、OO駅前!まで行かなくても、PC1台あれば自宅でも可能。

AIが進めば、自分のスマフォで語学も簡単に話せくれるから便利になる。 言葉気にせず旅行が楽しめる。

大手企業でも、ビジネスの為に社員に英会話を教えているが(外資系企業など)

そもそも、最初からネイティブな英語を話せる日本人を雇えば 余計なお金を支払う必要はない。

ビジネス英語は、1年 そこらで 完璧にマスターなんて出来ない話。

 

<某IT企業の裏話>

私の知人は立ち上げの頃から某企業に勤務していた。

2年前に退社したが、立ち上げ当初の社員が誰一人も残って居ない話をされた。

その理由は簡単。

英語が出来ない人材が、どんどん辞めてゆき 英語が出来ない人材のポジションが無いからだ。

年々、外資系からのヘッドハンティングをし 海外ビジネスとのノウハウを理解している人材ばかりで

自分の居場所が無くなったそうだ。

自分が部長クラスをしていても、よそからヘッドハンティングしてきた人材の方が遥かに数倍のお給料でエリートが部下となるとやりにくい・・・と話された。

 

この時代、何の職種、資格が必要になるのか? 大いに考える事も大事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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