6月4日
ちょ~~~ヤバいエリアにある小学校勤務でサポート担当の知り合いがいる。
エジンバラでも指折り数えるヤバいエリアで
日本駐在人でさえ、
「え~~~~ ヤバいくない~~~ 絶対に無理。学校変えたんですけど~~~」と絶対的に言う。
イギリスって ちょっといいエリアで有っても この道路挟んで あちらからは この学校へ行って下さい。
って(学区内)希望していた学校に行けないケースもある。
その背景はヤバいエリアの公立校の廃止がある為と、ヤバいエリアと普通のエリアの子供達を合わせてしまうケース。
結構、普通に学区内変更がある為に ちょっとお金がある家庭は私立へ転校させてしまう。
これも、イギリスあるある。
高級住宅地にある公立学校は教育レベル水準が高く物件の高騰化と激戦区。
そのエリアに数年前から物件探しをする家庭は多い。
日本人だけが教育熱心なのか?と思うだろうが、イギリスは多国籍軍。
中国、韓国、インド・・・と教育ママって どの国も同じ。
ま・・・どの家庭であっても 荒れている学校に子供は通わせたくない。
イギリスの公立校はエリアに寄って勉強レベルと学習内容が異なる。
転職をしたA氏。
彼は元銀行員でリタイアしたら教師になるのが夢だった。
え~~~ 銀行員から学校教師~???
これも、イギリスあるある。
元エンジニアです。元銀行員です。元ファイナスです。元弁護士って本当に多い。
採用される理由の背景はスキルを持つ専門職。
1話し方が上手い。
2経済なども詳しく理数系
3過去の職歴プロから、生徒への職業アドバイスなどの指導も出来る
4 人材に対する管理
5 職員、学校規則を守る
(卒業した大学証明か、教員コースへ入り直し資格を取るか)
私立校で教員をしている人でも、元OO銀行出身が経済学を教えたりする事からリアルな学習を知る事が出来る。
大学では経験者が多く講師を務めているがイギリスでは私立中・高からハイスペックを持つ教師が多い。
流石に経験をして居ない教師が経済学、政治学を教える事はムリが生じる。
リタイアし給料は安いが準公務員扱いの為、福利厚生は良い条件。
良い小遣いにはなるだろう。
パートタイム勤務であっても週に3,4回の出勤など条件が良い。
イギリスの学校ではサポート教師、アシスタント教師が絶対におり生徒の遅れを取らせない教育方法を行っている。
主に低学年で読み書きが出来ない子供、算数が不得意の増加、移民、難民の子供へのサポート担当。
コロナ禍からリモート、オンライン、少人数制度が進む中、教師の数がまったく足りて居ない。
途中採用の公立校の教師は勤務先のリクエストが不可である。(自由に好きな学校の勤務先は選べない)
A氏は、兄弟が多い為にヤンチャな子供達の強制くらい問題ない
むしろ、そう言う子供達の方が遣り甲斐と教えがいがあるっと喜んでいた。
そう・・・
少年漫画にある様な・・・・熱血教師
「絶対に挫折するぞ」(←私の心の声)
ヤバいエリアの勤務は教師が3か月持てば良い方・・・と、話を聞いた事もあるし、実際に我が娘も高校の時にボランティアで小学校へ参加した経験から話を聞いていた。
学校ボランティアへ行く前に サイコロジー受講(精神学習)と自分の精神意識(マインドにならないように)のトレーニングを受けている。
え~~~~ それって~~~大げさじゃないの??? って思うだろうが
一番重要な事で人助けのをする時には「絶対的な感情を出さない」がボランティアの原則ルールなのだ。
サポートして欲しい子供が10人いたら、10人平等に扱い、10人に同じ事をする。
可哀そう・・・泣けてくる~~~~。
とか その場で勘定行動を起こしてしまうと 相手の感情が爆発してしまい、逆にダメージやストレスを起こす。
その話も本当か?作り話か?と言う事もあり
誰かだけを特別扱いは絶対にやっては行けないからだ。
フレンドリーになっても絶対に個人情報を話さない、自分の身元を言わない、恋愛、友達も原則でNG。
子供が親の相談、生活の事を話されても決して流されては行けない。
ヤバい親の元に生まれ、育った子供達は 親から何一つ教えられず ありのままの生活しか知らない。
その子の人生は、その子 自信が変える意識の手伝いをするだけ。
この線引きが難しい。
やっぱり・・・
学校に慣れてきたA氏。
「やっぱ・・・ムリだわ~・・・ ちょっとキツくなってきた」
ほらね。
ヤバい学校への勤務は誰も行きたくない。
1学期も通勤で来たら良い方。
A氏は こう言う。
「秀才の子供が数名いるんだよね。 ああいう子を見ると 何とか助けてあげたい」って思うんだ・・・。
あ~出た出た・・・個人的感情が・・・。
漫画にでも、そー言うタイプの子いるよね。
「あの学校のレベルでは無く 違う学校へ行って勉強をさせてあげたい。」
住んで居るエリアの学校に来てた為に あの子の才能は埋もれてしまいチャンスを失う。
実は、こう言う子供 結構多く問題視されている。
一番、感情に出しては行けない葛藤だ。
その学校に通う生徒の土俵は同じ。金持ちだろうが、貧困だろうか、秀才、ヤンチャ、皆同じ。
仮にA氏が「あの子は可哀そうだ」と思っていても
その子本人は「え?そうなの?」と感じているかもしてない。
元々A氏は教師の立場で無い。
ちょっとした勘違いから 生徒にアドバイスを促してしまう事もNGなのだ。
実際に ある日本人教師が 自分の受け持つ生徒の親に私学の勉強方法の話をしたら ドンでもない回答とトラブルを起こした。
私立校へ行きたい家庭は教師や他のママ友には相談は一切持ちかけない。
公立校へ通って居る家庭に私立校並みの学習論を話しても一方通行に過ぎないダダの井戸端会議。
話すだけ時間の無駄。興味がゼロの家庭もある。
今の母親の教育論も貧困二極化であるから昭和的なアドバイスや熱血が通用しない。
ある教師が個人的にメイルで進路方法をアドバイスをしたら、日本人母親はブチ切れた。
「うちの家庭のやり方がありますから」
確かにその通り。
イギリスでの教師と面談相談って日本の教師の考え方と異なる。
日本人なら、教師や塾の先生に神頼み的であり教師や塾の講師が
「OOくんなら、この高校入れますよ この大学なら大丈夫でしょう」っと予測系発言。
おまけに、成績から見て その学校なら入れますよ 的な意見って どうよ???
その教師が働いている職場でもないのに・・・。無責任な発言も多いのは確かだ。
イギリスの教師は絶対的に生徒に
「OO学校、OO大学へ」と促さない方法は、仮に その学校が落ちたら教師のせいにされ攻撃を受ける。
子供が依存させないアドバイスをしている。学校を選ぶのも通うのも本人と その家庭次第。
依存させない意味は
例えば「東大1本」「東大じゃ無いとダメなんだ」的な発想をさせない事。
依存してしまうと、全てにやる気を失う。
ヤバいエリア学校に秀才がいるなら考え1つでは奨学金や特待生を受け入れる私立校は山ほどある。
イギリスの私立、大学では秀才だが家庭に事情で学費が払えない生徒を受け入れるルールがある。
ボランティア扱いになる為に政府からの補助(ごく一部)が貰えない。
親が子供に何とかしてあげたいと思うなら すでに行動を起こしているはず。
もしかして・・・
生徒から勉強させられれ居るのはA氏なのかもしれない。
公立高校を変えたい。
イギリスの公立校は幼稚園から高校まで住んでいる地域の学区内の指定がある。
小学校は良いけど中高がダメよね・・・。って実は多い。
ある公立高校は、数名のコロナ生徒が発症し全校生徒通学禁止となった。
おいおい・・・ 今、試験中だぞっ
数名の為に数百人の生徒が・・・通えないって・・・・やる気なし学校だ。
後、数週間で夏休みに入るし・・・教師も公務員だし・・・生徒の事は あまり考えて居ない。
彼らは税金での給料だから それ以上の事も、それ以下の事もしない。
学校側も事前に父兄の手紙に その旨を伝えている。
私が通うダンスの講師の娘が13歳となりシニア(中・高校生)になり通う高校は私が彫金を習う学校だと知った。
街中にある高校で数年前には廃校予定もあった経営困難。
近隣住民からの継続署名活動から行政は高校と一般人向けのカルチャーセンターと共同運営を決めた。
この高校は1学年に1クラスしかない。
13歳から中学なので合計で6クラス。
16歳になると進学か専門分野に別れてしまう為に専門学校へ行く生徒は卒業となる。
なので更に人数が半分以下になる。
街中にあるから子供がいないんじゃないの???では無く街中に住んで居るから私立校へ行くケース。
この学校事情も知っているが お昼には みな自宅へ戻りランチ。
人数が少ない事からクラブ活動が無い。スポーツは人が集まらない。
大学進学する生徒の話は聞かない。
ティーンネイジャー(思春期)は扱いも大変になる為、友達優先。
中高校で転校するなら、小学生の内しかない。
コロナ禍からスコットランドでは2年連続で大学受験を見送りアリゴリズム化にした。
イングランドは受験を続行。
この為に受験を中止したスコットランドは更にリスクが高くなり生徒の大学受験が厳しくなっている。
ロックダウンが多い事から地元の進学へ変更が増えた。
実際に私立ではリモート・オンラインが進む中、教育格差は進むばかり。
公立では思うようにならなず自宅自習。
小学生の学習でさえ取り戻すのに2、3年は掛かるとスコットランド教育相はキッパリと言う。
去年、受験を見送り浪人した生徒は今年も同様なシステムに希望を失う。
今年、スコットランドは教育システムの見直しと改善を試みたが すでに失敗では無いにかと父兄からの反発が多い。
何故?こんな事になった???
スコットランド政府は私立校を嫌がっており、マニフェストでは国内の私立校廃止を目指しており教育平等とフィンランド教育を目指している。
実は このやり方にも多くの反対意見があり教育が選べない方針を作ってはいけない である。
確かに、先進国だから…では無い考え方だ。
皆が同じ それって・・・まさに〇産主義国。
ここから 教育論のズレが スコットランドにある。
ん??? どっかの国も フィンランド教育を真似して遅れを取った国ありますよね???
ゆとり世代にした国が。
そもそも、フィンランドは どんな国か? って言う所から知る必要がある。
教育が素晴らしいし私立校が無くとも優秀
世界は196か国ある。
そこだけ切り抜いて学習方法をしても民族文化や宗教が異なる事から100%完ぺきとは言えない。
その国にあった教育方法があるからだ。
例えば、スコットランドの北では 今でもゲーリック語を話す民族がいる。
彼らは英語とゲーリック語を話し民族文化を守り続けているがイギリス調査では10年後にはゲーリック語の語源が無くなる・・・と予測している。
住民の減少、過疎化になり仕事が困難。 若者は みな英語を話す所へ行く。
移民や難民が、その土地へ住んだとしてもゲーリック語を覚えるとは到底思えない。
どっかの国を真似して先進国が教育の逆行を走る意味って・・・絶対に格差しか生まれない。
新しい取り組みが必要なのに 何時までも「ソレ(ゆとり)」に拘り過ぎて私立校だけが独自に進んでいる。
教育格差に進みだしている事は確実です。