9月27日
ここ数年前からジュエリーの勉強をしております。
最初は見よう見まねで動画で見ていたのですが、動画だけでは初心者には無理があります。
そこで
私は本格的にワークショップに通い 一から身に付けようと教室へ通います。
例えば彫金のクラスは初心者、中級、上級、マスターとクラスに別れており 中級クラスになると
かなりコードな彫金作りもあるので 本格的な学校に通わなくてもスキルは十分に身に付きます。
私は平行に彫金とビーズのクラスに通っております。
現在コロナで全てのレッスンが休業中であり 再開スタートが来年の3月以降~と言う話も聞きました。
ここで捕捉ですが「ビーズ・クラス」と聞くと 細かいビーズ、プラッチック思い出すでしょう・・・。
穴が開いてる物は全て「ビーズ」と呼びます。
英語で宝石の事を「ジェームス・ストーン」と呼びます。
宝石でも穴が開いている物もジェームス・ストーン・ビーズと呼びます。
<パールのお話し>
私もクラスでパールの作り方を勉強しました。
ファッション・ジュエリーですので気軽な感じのジュエリーの勉強と制作です。
ある日
知人がお持ちになっているパールのお直しの依頼が入りました。
物は「アコヤパール」です。
日本人の方が海外へ持ち込む1つです。 海外でのパーティーやイベントに出席する為に
着物とパールは持参する品物です。
海外に持参したのは良いけど・・・
海外でのメンテナンスはどうする? と言うのが悩み。
矢張り海外の店にクリーニングやお直しが怖くなり、帰国の時に一緒に持ち込み日本の専門店へ
お直しが一番安心しますよね。
さて
このアコヤパールの治し方。
日本パール式と言う治し方があり手作業で治していきます。ノットと呼ばれるパールとパールの間に
結び目をしていくクラシックな手法です。
パールに傷がつかない様に道具は使いません。
知人が持つアコヤパールは糸のゆるみ、糸切れの2本のネックレスでした。
※どちらも海外でのお直し。
アコヤパールの糸の変えは3年~5年と言われておりますが、大事に使用をすれば問題ありません。
余ほど、乱暴に扱わない限り めったにメンテナンスの必要はありません。
高級腕時計も3年置きのメンテナンスと言われており、電池式になると自動で3年くらいで止まります。
うまく、出来ているんですよ~。
だだ、アコヤのケースは色の変色があるのでパール事態の洗浄もする事があります。
さて、何故? お直しをしたばかりなのに糸が緩んだり、切れたりするのでしょうか?
1 ジュエリーを付けたまま寝る
2 何かの衝撃で引っかかっり伸びた、切れた
3 ジュエリーをつけたままシャワー、湯船に浸かる
4 お直しした宝石屋さん事態の付け方が甘かった
1~3は自分のミスですが 4の宝石屋さんの付け方が甘かった・・・はあるあるです。
先ほど話しましたがアコヤパールのお直しには道具は使わず手作業で行う日本式があります。
糸もにも問題がある事に気が付きました。
アコヤパールにはシルク糸が一番よく お直し屋に寄ってはナイロン糸を使用してるケースもあります。
パールのお直しをする動画で誰一人も「シルク糸を使用する」と言って居ません。
私が作るパールジュエリーでは「フレンチ・シルク」と言う糸を必ず使用しています。
淡水パールではワイヤー使用もありますが、使用するワイヤーに寄っては切れてしまう事もあります。
しなやかなネックレスにしたい場合はフレンチシルクを使用した物が良いです。
<石が入っているジュエリーのお手入れ>
大手メーカーさんでは家庭で洗浄できるリキッドを販売しています。
物にも寄りますがパールやオパールなどは使用できない石も多いので自宅での洗浄に心配なら、
大きな宝石店へ持ち込み、クリーニングを依頼してください。
30分くらいで済んでしまい無償で洗浄をしてくれます。
意外にもこのサービス知らないんですよ。
大手メーカーの洗浄機は全宝石対応器械ですから頑固な汚れのジュエリーもあっと言う間に新品同様の
輝きになります。
なので 私はお買い物の途中に 宝石店を見つけて洗浄してもらいます。
<海外で販売のアコヤって?>
アコヤ貝は日本の真珠の銘柄ですので、海外で「AKOYA」と見ると「日本製?」と思うでしょう。
海外でもミキモト、タサキは世界でもトップクラスの真珠です。
なので、海外の宝石店での取り扱いもあります。品数は少ないのですがバイヤーが選んだ商品しか店頭にありませんので、日本の様な数の販売ではありません。
2つのメーカーのトップクラスの真珠は、銀座、ロンドン、NYなどの市場へ流れるので
本物でありクオリティーを選ぶなら直営店で買う事をお勧めします。
中堅の宝石屋さんの真珠もクオリティーは高いですが後はブランド名です。
私も真珠をサプライヤーから選びますが、値段は本当にピンキリです。
あまり知られて居ませんが真珠は世界で養殖されています。
スペインではマヨルカ・真珠。
中東カタールにもカタール・真珠。
タヒチには黒真珠。
淡水真珠の多くはオーストラリア、インドネシア、フィリピン、中国、香港
世界で多くの真珠の養殖があります。
淡水パールもアコヤと手法が違うだけで きちんとしたパールです。
上質が良い淡水パールでも値段が高いです。
なので淡水=偽物、偽造ではありません。
アコヤは海での養殖であり淡水はファーミング(川、湖)の違いで、淡水はアコヤよりも強いので、
カジュアルに使用したいなら、私は淡水パールをお勧めします。
よく、ご相談でパールを買う時の「値段」に拘ります。
高い商品を買う意味はメンテナンスも高額と言う事を知ってください。
お手入れをきちんとしないと汗などで変色をします。
今、コロナ禍から外出自粛、パーティー、イベントが激減しジュエリーを身に着けない事から売却する方が多く聞かれます。
そう 質屋で課金です。
今、温暖化からアコヤ問題がありますが パールの売却は低くく
ミキモト、タサキの直営店で買うブランド名にて質屋の価格が決まります。
豪華な宝石よりも、手ごろで 遊び感覚なジュエリーは実は売れ行きが良いのをご存知でしょうか?
コロナ禍だから、絶対に誰とも会わない訳ではありません。
宝の持ち腐れで高価な物を買う寄り、何時も身に着けてくれた方が「物」は喜びます。
私の知人はリゾート地のお土産屋さんでアコヤパールを購入しました。
アジア人をターゲットとしている土産物屋では淡水パールでも「AKOYA」「逆輸入」と言って売る人も
いるので要注意です。
ダメージ系にしても高価に販売をしていますので「思い出として」買うならOKですが、
ダメージ商品として高価格なのは留め金が金を使って居る事もあります。
※こちらでお金を取る感じ?
海外でのゴールドの留め金は9K、14K、18K、22K、24Kと言う感じのランクです。
中でも9Kは手ごろにゴールドジュエリーが買えるともあり人気の1つです。
色も派手派手しい色では無く 自然体に合う色合いでもあります。
それと海外で買うジュエリーは日本へ持ち帰り破損した時に治せるか?問題もあります。
ダイヤモンドリングを海外の土産物屋で買った知人は 大理石になっているバスルームで落とし
破損をした経験があります。
何処で買ったか? 何の店だっけ?と具合になってしまい壊れたまま放置しているそうです。
私も石のセッティングの練習をしていますが難しんですよね・・・
本物の石をボンドで止める訳にも行きませんので・・・
コロナから手を洗う時にも指輪の取り外しで紛失も多いですから気を付けましょうね。