1月29日
日本での子供虐待の増加が多いのでイギリスのある支援のお話をしましょう。
私も幼き頃は、両親に打たれたものです。
昭和の漫画なんかに「ご飯抜きだよ 家の外で頭冷やしておいで」
何か悪い事をしたお仕置きでしたが、今の時代は そうではありません。
「しつけ」のつもりが、手を上げたらDVです。
親だけでなく、教師も100%アウトです。
打てば、人間は物事が分かる と、動物の虐待的な間違えた教えが昭和にはありました。
昔のイギリスも同じでした。
学校の教師は鞭をもっており、言う事を聞かない子供はお仕置きをされて居ました。
今、イギリスでは 子供の頃に受けた学校でのお仕置き=虐待や性的暴行などを訴えるケースがあります。
日本には犯罪には時効がありますが、海外には時効はありません。
実の子供がトラウマから 実の親を裁判で訴えるケースだってあります。
有罪となれば実刑です。
欧米では14歳以下の留守番も育児放置です。見つかれば児童相談、行政、警察通報レベルです。100%ですよ。
日本の様に子供の「留守番」は親犯罪だからです。英語でも「留守番」と言う単語はありません。
<育児疲れからの虐待>
欧米には多くのシングルマザーがおります。 何故シングルマザーを選ぶのでしょうか?
理由は色々ありますが、
●望んでいない妊娠をしたティーンネイジャー
●貧困からの妊娠で手当てが貰えるから
●薬物依存からの妊娠
このパターンが多く、結婚に興味が無いからシングルマザーは珍しい方です。
貧困エリアに住む10代の妊娠率が高く、親からのまともな教育やしつけ受けていません。生活保護者の家庭は連鎖であり、子供も将来は生活保護が目立ちます。
欧米でのシングルマザー手当は、1人に付き補助が出ますから 何人も子供を産むケースもあります。
出産後に、家庭訪問ナースがおり 出産後のケアー、相談などで数回訪問するサービスがあります。
これは日本でも実行して欲しいサービスです。
この家庭訪問ナースは、相談だけでは無く自宅の背景もチェックをします。
人間はウツやストレスから自宅の中の散乱などを気にする事が無くなる・・・と言います。
いわゆる家事、掃除などに興味が失う事です。
誰かが訪問する事が出来るなら、そこからは解決が早く出来る事も可能です。
行政が間に入り、子供を守りサポートもする事が出来るからです。
ウツ、DV、育児放棄の母親は誰にも相談が出来きない事がほとんどです。
例えば、今回の千葉の事件である様に、子供が泣いている、あざがある事を近所の人も知りながら、しつけとしていた。。。と言うにはいい訳で 近所も周りの大人も虐待を容認している証拠です。
これは近所の人も同罪だからです。欧米では、近所のお隣さんであろうが、ママ友であろうが、虐待の疑いは通報です。
学校教師が通報するケースだってあります。
虐待のあるケースは、親から子供を引き離し、施設へ行くか、養子になるかです。
日本の様に行政や周りの大人の判断がウダウダしている為に救われる命も救われません。
シングルマザーのAは7年前に出産後ご主人は病気で亡くなりました。
自分の両親も すでに他界され 親戚もおりません。
日本人ながらの性格であり、「誰にお願いする事に躊躇し、迷惑が掛かる」事から1人で子供を育てますが、
限界が来てしまいます。
誰にも相談できず2人だけの世界となると閉鎖的になり
子供が外に出るようになると(幼稚園や子供サークル) 世間からのズレを感じるからです。
周りとの共感、共同が持てれず やる気も失い、自分ルールが強ぎてしまいます。
● 幼稚園や近所の子供達と遊ばせる違和感
● 育児疲れからの、食事放棄 お菓子などしか与えない
● ママ友などの付き合いはシャットアウト
● 何をしても怒る、怒鳴る、叱る、叩く、DVの意識が無い
家系が苦しくパートへ出る母親と、子育てから逃げるパートと2つのパターンがあり
DVに走りそうな母親は、仕事に出るケースがほとんどです。(これは本当の話)
もちろん人間ですから、主婦が出来る女性と、出来ない女性が居ても当然です。
母親が外で働き、気分展開になり 子供に対する考える意識が変わるなら仕事へ行くのが一番です。
育児が出来ないなら 色々な施設を利用する事です。
● ベビーシッター、ナニーを雇う
● 児童施設や待機所を利用する
ドイツやフランスでは、共働き夫婦が多い為に 学校での放課後待機所が多く夕方5~6時までいる事が出来ます。
ドイツは公立小学から高校は12時で終了です。98%の生徒は放課後クラブです。宿題も見てくれ、大きな学年の子供達が面倒を見るケースもあり みな仲良くしています。
私立校になると待機所の料金は有料ですが、公立は無償か数百円程度での金額。
このドイツのシステム、98%も放課後クラブに行くなら 午後も授業をしたら?と多くの親が言うそうですが、
政府が「ゆとり教育」の一貫から、12時までの学習姿勢を崩しません。
午後は、あくまでも自由時間 と見なしているので、個人で音楽、ダンス、スポーツをしてください・・・の意味もあるそうです。
早い話、政府の教育資金が ここまでしか出さない 意味もあります。
<イギリスには子供施設がある>
私立校が支援する子供施設があります。 ここに来る子供達は、みな親に問題があります。
学校帰りに立ち寄る児童待機所です。
夜8時か9時まで子供達の面倒を見て、自宅には就寝だけにさせるシステムです。
もちろん待機所の お迎えは両親のどちらかが義務です。(←この仕事をさせることが親の目的と学習)
イギリスでの育児放棄の親は、支援プログラムがあり
育児について強制の勉強会があります。
酷いケースは親子、引き離され子供は養子か里親に出されます。年齢は関係ありません。
養子、里親に出された子供は 行く先は教えられません。
親がストーカーや殺人を起こすケースがありえるからです。
仮に精神病を患い、子供を殺めてしまったケースは精神病院へ強制入院で親子引き離されます。
子供食堂を設けている、サッカークラブなどがチャリティーで運営する事もあります。
次回は、子供が子供をサポートする話です。