5月29日
息子からうめき声の電話が来た。
「だ、ダメだ~、歩けない~」
9週間前から膝の調子が悪く旅行後、スポーツ整体に予約を入れた。
スポーツが大好きな息子は、どうも試合中に膝を痛めたようで9週間も我慢をしていた。
イギリスの医療は無償なのでエリアに決められた診療所(GP)へ行くシステム。
国民休暇ともあり、市営で経営に関する物は全てお休みだ。
学校側が大学病院へ紹介状を書いて貰い、私は病院に向かった。
イギリスでの緊急病院は24時間運営の Accidend and Emergency 略してA&Eと呼ぶ。
このAccidendは骨を折った、縫う怪我、心臓発作、脳梗塞と救急の搬送先となっている。
さて、紹介状を持ち受付へ向かった。
コスモポリタンなイギリスには多くの外国人が働いている。これぞEU諸国。受付女性もイギリス人では無く話がかみ合わない。
緊急で行くからには理由を言い、臨時医師が紹介状を書いたにも関わらず、一切手紙を読まない。
受付「あ、あなた・・・(私の事)何処の国からきたの?旅行者?」
私「あ、息子が学校でのアクシデントにより、来ましたけど その手紙に理由が書いていますが・・・・」
受付「え?貴方じゃないの?」(どう見ても正常)
まさか・・・・。こんな緊急にて・・・ボケが入るとは・・・笑えない。
息子はあまりの激痛で歩く事すらも出来ず、救急車専用の駐車場に車を止めて息子を待たせて車椅子を動かそうとしたら・・・・。
警備のにーちゃん「 あ・・・ここね、駐車禁止なの」
私「あ、知っています。息子が歩けないので車椅子を・・・」
警備のにーちゃん「はいはい、そんじゃ5分だけね」
なんとも、融通が聞かないヤツらめ。
イギリスでの病院使用車椅子は、前に押すのではなく 後ろに引いて動かすのでコツが入ので力が必要だ。
ここで 人生初の車椅子押すとは・・・
(車椅子でトイレ行ったり、病院内を移動 ほんと大変なんですね・・・今 分かりました)
さぁ~ここからが待ち時間の勝負。
どんなに緊急でも救急でも そこは順番待ち。流石、並ぶのがお好きな国民だ・・・。
待合室には現場での作業中に手を切って止血を止めながら待つ人、腕や足が折れて待っている人、ゲロ容器を持って うめいている人・・・と、自分の名前が呼ばれるまでひたすら待つ・・・・。(失笑)
幸い、午前中に行った事もあり待ち時間で1時間で済んだ。ありえない話しだが・・・。
問診
↓
レントゲン
↓
診察
↓
血液検査
↓
結果後、治療
↓
医師からの報告。
↓
お昼
↓
総合結果
っと、4時間も掛かった。
応急室ではリュックを背負った観光客だろうと思う人が骨折していたり、英語では無い言葉も多く、なんともお気の毒になってしまった。
緊急病院の一番忙しい曜日は金曜、土曜日の夜中から朝型が一番忙しいと話す。
そう・・・。
喧嘩や泥酔で運ばれるケースである。 24時間医師も大変な任務だ。
ガラの悪い人もいるだろうし、ギャーギャー騒ぐ患者も居るだろうし、ストレスだって溜まる仕事だ。
イギリスでの緊急救急は999番。(事故でも火災でも強盗でも同じ。)
命に関わるようじゃない病気はNHS24に連絡する。
電話医師が、その症状のより緊急外来で空いている病院を紹介したり予約をしたり 症状にて市販の薬での組み合わせの飲み方なども教えてくれる。
ちょっと、ややこしいのだが 例えば子供のアクシデント。
こちらは一般病院では無く12歳以下は子供病院。予約電話は要らずA&E専門受付可能。
12歳以上になると一般受付の大学病院。
場合に寄って、大きな大学病院でもNHS24から電話をして予約を入れてから緊急扱いもあるので確認が必要。
以前、夫の緊急にて 近所の大学病院のA&Eへ向かったら、予約が必要な大学病院で、病院内での公衆電話から電話をいれ、受付が目の前に居るのにも関わらず、
「今!今、病院です!」とアホな予約を入れたことがある。
まったく 漫画なような話だが実話である。
そして、緊急入院となった。
旅行者の緊急扱いは料金発生になるので 必ず旅行には掛け捨てでも良いので保険に入ること。
緊急で病院へ行き莫大な請求が来たと言うニュースを聞きませんか?
特にアメリカなどは、国民保険国では無いので保険会社に加入していないと大変な事になります。
持病を持ち海外旅行先で緊急が必要になるようなら、事前に行く国に どのような医療機関があるのか大使館に問い合わせも良いと思います。
通訳が必要な場合も事前に申し出ておくのも良いでしょう。(こちらは通訳代、料金発生あり。)
日本人が行くようなポピュラーな国には 日本人が経営する病院も多くあり日本語も通じます。
もしも、緊急にて困ったら 近場で見つけたホテルの受付に聞くのもいいでしょう。
市販の薬で体調が優れるなら、薬局屋の場所も教えてくれます。
イギリスではBoots、大手スーパーでも手に入ります。 鎮痛剤や風邪薬、のど飴などはガソリンスタンドでも置いています。
イギリスで市販の薬を買う時には1人2つまで。と言う規則があります。
これは悪用されない用に決められています。なので大量の薬の購入が出来ません。
外国だから、日本人には強いのでは?と思う人もいるかと思います。
イギリスは多国籍軍な国!
多様にもタイプできるので まったく問題はありません。
最近では弱めの薬も販売されています。
持病を持って緊急病院での処方の際には 自分が使用している薬の番号、製薬会社などの紙なども持参した方がベスト。
日本の処方箋で丁寧に、写真と説明付きのプリントを一緒に渡されるケースありますよね?
あの紙です。
私は以前 日本の皮膚科にての処方箋をしてもらいました。海外に住んで居る為に処方される日数が決められています。同じ薬が欲しく病院に持参したら同じ薬を頂き助かりました。
製薬会社が違くても、薬の登録番号が同じ商品は他社も作っている・・・ってこと。
(もちろん、製造していないのもあるので注意)
これなら、難しい医療の単語を説明しなくても通じます。
薬名が知ることが出来たら、医師も すぐに症状が分かります。
こちらは、あくまでも病院の医師との話しなので 近所の薬局屋では通じません。
っと言う事で・・・。
応急処置は済みましたが、問題の治療は予約待ち・・・
待つほうも辛いです・・・。(はーっ)
息子からうめき声の電話が来た。
「だ、ダメだ~、歩けない~」
9週間前から膝の調子が悪く旅行後、スポーツ整体に予約を入れた。
スポーツが大好きな息子は、どうも試合中に膝を痛めたようで9週間も我慢をしていた。
イギリスの医療は無償なのでエリアに決められた診療所(GP)へ行くシステム。
国民休暇ともあり、市営で経営に関する物は全てお休みだ。
学校側が大学病院へ紹介状を書いて貰い、私は病院に向かった。
イギリスでの緊急病院は24時間運営の Accidend and Emergency 略してA&Eと呼ぶ。
このAccidendは骨を折った、縫う怪我、心臓発作、脳梗塞と救急の搬送先となっている。
さて、紹介状を持ち受付へ向かった。
コスモポリタンなイギリスには多くの外国人が働いている。これぞEU諸国。受付女性もイギリス人では無く話がかみ合わない。
緊急で行くからには理由を言い、臨時医師が紹介状を書いたにも関わらず、一切手紙を読まない。
受付「あ、あなた・・・(私の事)何処の国からきたの?旅行者?」
私「あ、息子が学校でのアクシデントにより、来ましたけど その手紙に理由が書いていますが・・・・」
受付「え?貴方じゃないの?」(どう見ても正常)
まさか・・・・。こんな緊急にて・・・ボケが入るとは・・・笑えない。
息子はあまりの激痛で歩く事すらも出来ず、救急車専用の駐車場に車を止めて息子を待たせて車椅子を動かそうとしたら・・・・。
警備のにーちゃん「 あ・・・ここね、駐車禁止なの」
私「あ、知っています。息子が歩けないので車椅子を・・・」
警備のにーちゃん「はいはい、そんじゃ5分だけね」
なんとも、融通が聞かないヤツらめ。
イギリスでの病院使用車椅子は、前に押すのではなく 後ろに引いて動かすのでコツが入ので力が必要だ。
ここで 人生初の車椅子押すとは・・・
(車椅子でトイレ行ったり、病院内を移動 ほんと大変なんですね・・・今 分かりました)
さぁ~ここからが待ち時間の勝負。
どんなに緊急でも救急でも そこは順番待ち。流石、並ぶのがお好きな国民だ・・・。
待合室には現場での作業中に手を切って止血を止めながら待つ人、腕や足が折れて待っている人、ゲロ容器を持って うめいている人・・・と、自分の名前が呼ばれるまでひたすら待つ・・・・。(失笑)
幸い、午前中に行った事もあり待ち時間で1時間で済んだ。ありえない話しだが・・・。
問診
↓
レントゲン
↓
診察
↓
血液検査
↓
結果後、治療
↓
医師からの報告。
↓
お昼
↓
総合結果
っと、4時間も掛かった。
応急室ではリュックを背負った観光客だろうと思う人が骨折していたり、英語では無い言葉も多く、なんともお気の毒になってしまった。
緊急病院の一番忙しい曜日は金曜、土曜日の夜中から朝型が一番忙しいと話す。
そう・・・。
喧嘩や泥酔で運ばれるケースである。 24時間医師も大変な任務だ。
ガラの悪い人もいるだろうし、ギャーギャー騒ぐ患者も居るだろうし、ストレスだって溜まる仕事だ。
イギリスでの緊急救急は999番。(事故でも火災でも強盗でも同じ。)
命に関わるようじゃない病気はNHS24に連絡する。
電話医師が、その症状のより緊急外来で空いている病院を紹介したり予約をしたり 症状にて市販の薬での組み合わせの飲み方なども教えてくれる。
ちょっと、ややこしいのだが 例えば子供のアクシデント。
こちらは一般病院では無く12歳以下は子供病院。予約電話は要らずA&E専門受付可能。
12歳以上になると一般受付の大学病院。
場合に寄って、大きな大学病院でもNHS24から電話をして予約を入れてから緊急扱いもあるので確認が必要。
以前、夫の緊急にて 近所の大学病院のA&Eへ向かったら、予約が必要な大学病院で、病院内での公衆電話から電話をいれ、受付が目の前に居るのにも関わらず、
「今!今、病院です!」とアホな予約を入れたことがある。
まったく 漫画なような話だが実話である。
そして、緊急入院となった。
旅行者の緊急扱いは料金発生になるので 必ず旅行には掛け捨てでも良いので保険に入ること。
緊急で病院へ行き莫大な請求が来たと言うニュースを聞きませんか?
特にアメリカなどは、国民保険国では無いので保険会社に加入していないと大変な事になります。
持病を持ち海外旅行先で緊急が必要になるようなら、事前に行く国に どのような医療機関があるのか大使館に問い合わせも良いと思います。
通訳が必要な場合も事前に申し出ておくのも良いでしょう。(こちらは通訳代、料金発生あり。)
日本人が行くようなポピュラーな国には 日本人が経営する病院も多くあり日本語も通じます。
もしも、緊急にて困ったら 近場で見つけたホテルの受付に聞くのもいいでしょう。
市販の薬で体調が優れるなら、薬局屋の場所も教えてくれます。
イギリスではBoots、大手スーパーでも手に入ります。 鎮痛剤や風邪薬、のど飴などはガソリンスタンドでも置いています。
イギリスで市販の薬を買う時には1人2つまで。と言う規則があります。
これは悪用されない用に決められています。なので大量の薬の購入が出来ません。
外国だから、日本人には強いのでは?と思う人もいるかと思います。
イギリスは多国籍軍な国!
多様にもタイプできるので まったく問題はありません。
最近では弱めの薬も販売されています。
持病を持って緊急病院での処方の際には 自分が使用している薬の番号、製薬会社などの紙なども持参した方がベスト。
日本の処方箋で丁寧に、写真と説明付きのプリントを一緒に渡されるケースありますよね?
あの紙です。
私は以前 日本の皮膚科にての処方箋をしてもらいました。海外に住んで居る為に処方される日数が決められています。同じ薬が欲しく病院に持参したら同じ薬を頂き助かりました。
製薬会社が違くても、薬の登録番号が同じ商品は他社も作っている・・・ってこと。
(もちろん、製造していないのもあるので注意)
これなら、難しい医療の単語を説明しなくても通じます。
薬名が知ることが出来たら、医師も すぐに症状が分かります。
こちらは、あくまでも病院の医師との話しなので 近所の薬局屋では通じません。
っと言う事で・・・。
応急処置は済みましたが、問題の治療は予約待ち・・・
待つほうも辛いです・・・。(はーっ)