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88歳80キロ

2024-05-15 23:26:31 | Weblog

5月15日

 

光子は義母うめさんは(88歳)80キロの介護をしている。

8880なんて縁起が良くて可愛い。

 

朝6時には薬を飲ませ7時頃にはデイサービスの車がお迎えに来る。

なので・・・

朝食を済ませ子供と夫の弁当を作り義母を見送り自分も仕事へ出掛ける。

一番の困難はお風呂。

流石に体重80キロもあると怖い。と言う。

光子は身長が153cmほどしかない。

うめさんは日中はデイサービスで過ごすが口癖は「つまらん」

あ・・・・確かにこの「つまらん」って他界した祖父(90歳)も同じことを言っては途中で黙って家に戻り行方不明騒動を繰り返していた。

元気でハッキリ物が分かる90歳だとケアホームに行く事の違和感を感じるそうだ。

戦争時代を知る祖父の通うデイサービスには70歳~来る方も多く(痴呆症も含め)

「息子と同じヤツに話でも分からん」とジェネレーションギャップがある。

特に今のケアハウスは女性が圧倒的に多い。海外でも男性が入所するとモテる。

恋したおじーちゃんが〇ックスし発作を起こし病死する。ってあるある。

 

さて、うめさん。

土曜日と日曜日はコタツに入り1日中テレビとにらめっこ。

フッと思うと自宅から往復100m先にあるコンビニへ買い物へ行く。

そううめさんが80キロの原因はコンビニのホットスナック。

このコンビニルートだけは分かっている。

家族の目を盗みコンビニへ行くのが唯一の楽しみ。

ホットスナック買いを家族に見つかるとトボケる。

こんな生活が何十年も続き高血圧なうめさん。

もちろん毎日のご飯作りは光子と夫が管理をしている。

た、確かに・・・レジ横にあるホットスナックは魅力がある。

うめさんが止めれないのはジャンクフードの味と言う。

88歳の超高齢者がジャンクフードにも驚くがうめさんは高血圧だが病気にすらなった事が無い。

 

私の夫の義母(83歳)もジャンクフード大好きで高齢者のジャンクフード話は本当に多い話題。

人間歳を重ねるとアサッリ系、サッパリ系、ちょっと系の食事を好む。

以前好きだった物が食べれなくなったり受け付けない脂っこいものは自ら食べなくなる。

夫の義母もフライドポテト、ビザ、ケンタッキー、マクドナルド、ステーキをガッツリ食べる派。

我が家では一切ジャンク飯を食べないのに義母は凄い。

義母はオイル系と味の濃いものを好む。

こんな生活を送っても病気になった事も病院通も1度もない。

義父もジャンクフード大好きであったが20年前に心筋梗塞で他界。

息子たちからも両親のあまりにひどい食生活から注意を受けて居たが好きな物を好きなだけ食べる日々。

義母は料理が好きじゃない。今も好きではない。食事はできた物を買う。

夫が18歳になるまで母の飯が本当に品祖だったことを知りショックを受けたくらいだ。

大学になり1人暮らしを始めてから知る食品が多かった。

私も結婚し義母の偏食から結婚数年で作る意識は止めて家に尋ねに来るなら外食へ連れて行った。

アジア飯は一切食べない。魚はしゃけのみ。(焼いた)見た目で判断し食べない。食べれる物が少ない。野菜が嫌い。果物もリンゴ、バナナ、オレンジくらい。

1週間に2箱のバターを開ける。白パンが好物。

義母は義父が他界した20年間は好きな物を好きなだけ食べている。

栄養バランスは そんな事は一切頭には無い。

義母に子供の世話をお願いするとマジでヤバかった。0歳の時にはフライドポテト。喉が渇いたら炭酸。

これイギリス人文化の子育てに多くイギリス人が子供から肥満の原因の1つ。貧困家庭に多く見る光景。

赤ちゃん飯も作るのではなく買う。イギリスにはベビーフードビジネスが凄い。

義母の時代60年前の子育てとはかなり異なる。

宗教の色が濃かったイギリスは子沢山でナニーと言う存在が居た。ナニーとは子供を世話する人の事。

今じゃプロ仕事でありナニー専属ならお金持ちだ。

女性は子供を産むのが仕事。と言う時代。

義母も6人兄弟で長男とは20歳も離れてる。イギリスの昔の女性も40歳以降でもでも出産は多かった。

日本も同様に高齢出産は多かった。

 

うめさん今後・・・どうするか。

親が90歳になると完全介護の老人ホームへの入所が多い。そして拒否も多い。

自由に暮らしていた生活から誰かに監視させる生活に違和感だ。

一旦は老人ホームへ入所しやっぱり家に戻るケース。

家族は家を売りそのお金で老人ホームへ入所する事もある。

何か起きたら戻る家を失う。

うめさんも完全介護の老人ホーム入所の相談をしているが老人ホームの話題になると喧嘩になる。

光子の実母85歳は先日脳梗塞で倒れ介護が必要になった。身体の半分は麻痺が残る。

85歳の実父が妻の面倒と介護には限界だ。

うめさんのディサービスは年金で払えたが完全介護となると月に掛かる費用は25万。かなり大きい。

これに医療費が付いたら更に掛かる。

子供の進学と親の介護と自分達の生活費もギリギリで自分達の先の事(将来)が見えない不安だ。

まだ住宅ローンが無かったのが幸いである。

そしてうめさんが寝たきりじゃない事も幸運だ。

 

高齢者問題は日本だけではない。2030年は3人に1人が65歳~となる。

寿命も更に延び年金も引き上げとなり退職が70歳の時代になる。

人生100年と言う時代にどう向き合うか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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