ばったり会ったミリャンとミリア。
佐藤准尉の頭が混乱する事を知らずにお互い同じ顔で睨みあう。
ミリャンは頭の中でいろいろと何かを思いだそうとする・・・・
すると治療室前で看護兵が言っていた事を思い出す。
ーミリア・ファリーナ・ジーナスと言う人はミリャンさんに似ているわね
ミリアが自分に似ていると言う事。
それを思いだしたミリャンは「このメルトランがミリア、デワントンの上官」と確信する。
もっともミリアはミリャンの事を知らないのでずっと睨んでいるが、ミリャンは逆にミリアを興味を持つ目で見る。
ミリア「なんだお前・・・・・・何をじろじろと見ている?」
ミリャン「あなた・・・・・・・ミリアって言うんでしょ?」
ミリア「なぜ分かる?」
ミリャン「なんとなくね・・・・・」
ミリャンは唐突にミリアに対し、あなたはミリアといい警戒させる。
なぜ分かるんだと、若干冷や汗をかきながらミリャンに言う。
その問いに対してミリャンはなんとなくねと発言し、ミリアを更に警戒させた。
もっとも言われっぱなしであるミリアはこのままではこの目の前の同じ顔のメルトランに指導権を握られる事を嫌ってか・・
ミリア「貴様の名前はなんと言う?お前だけ指導権を握られっぱなしと言うわけにはいかんのでな。」
とミリャンに名前を言うように伝える。
無論、ゼントラーディ軍の名前を問う際は所属部隊を言う事を込めてだ。
ミリアは地球統合軍の軍人であるが、この時いる自分はゼントラーディ軍の兵士。
それとしてミリャンに官姓名を求める。
ミリャン「私はゼントラーディ軍第118分岐艦隊ラミラン・ぺテル直衛艦隊第3機動部隊隊長.ミリャン・ファキア1級空士長。」
と名乗る。
ミリャンの所属部隊と名前と階級を聞いたミリアは、「こいつも空士タイプで1級クラスか・・・」と指揮官であり。
相当な実力者だと感じ取った。
だが
相手だけに所属部隊と名前と階級を言われるのは元ゼントラーディ軍軍人としては礼儀が悪い。
ミリアはそう思ってか・・・・・
ミリア「そうか・・・・・・・・次は私だな。私はゼントラーディ軍第118分岐艦隊ラプラミズ艦隊第1機動部隊隊長.ミリア・ファリーナ1級空士長。」
とミリャンに対し自分の自己紹介をする。
同じ1級空士長、何か反応があるか・・・・・・・・同じである事に驚くか・・・・
ミリアはミリャンに何らかの驚くのを期待するが・・・・・
ミリャン「やはり・・・・・・・・1級空士長か・・・・・・・・」
ミリア「やはり?」
ミリャン「いや失敬、私と同じ遺伝子で造られた存在であれば当然の階級だと思ったと思ったので・・・・・・」
ミリャンは自分と同じ遺伝子をしているのであれば指揮官タイプの軍人であり。
同じ階級の軍人であり立場であるのはミリャンからすれば当然の当然であった。
それを聞いたミリアは若干プライドが傷つけられた・・・・・まさか・・・こんなことを言われるとは・・・・
佐藤美加「あの~」
地球人の佐藤美加は二人の同じ遺伝子を持つメルトランの話がついていけず。
もっとも周りの人がスルーするので、なんだか息苦しい感じになっていた。
この状況には耐えきれない。
なんとしても打開しなければならずここで声をかけなければならなかった。
しかし・・・・・・・
ミリア「いくら初対面のゼントラーディ軍軍人にその態度は失礼では?」
ミリャン「失礼?」
ミリア「はぁ・・・・・まるでモーアだ。」
佐藤美加「あ~あの~」
結局、美加は二人の会話に入りこむ事ができなかった。
むしろ二人の雰囲気は歴戦の勇士と言う事もあってか、入り込むのは無謀と言ってもよかった。
本当に入り込める要素がない。
ミリャン「とにかく、私はあなたの部下ではないしそもそもその軍服・・・・・もうゼントラーディ軍の軍人ではないでしょ?」
ミリア「それはそうであるが・・・・・・・・・」
ミリャン「私も今はゼントラーディ軍の軍人ではありません、そこまで態度云々気にする必要はないと思います。」
ミリア「ぐっ・・・・・・・」
もっとも話しているミリアはミリャンにいいように言い負かされている。
戦闘の上ではミリアは上かもしれないが、話し方ではミリャンが上。
同じ遺伝子で製造されたメルトランでも、かなり違いが生じる。
それはしょうがない環境が違えばどんなに同じ条件で生まれた量産型でもかなり性能は代わる・・・・・
こんな事は当然のことさ、当たり前の事なんだと・・・・・・・・
佐藤美加「ミリャンさん。」
グイッ
ミリャン「なんだ?」
佐藤美加「そろそろ治療室に戻りますよ、怪我はまだ完治してないんですから。」
ミリア「・・・・・・・そのまま連れて帰ってくれ・・・」
等々、このメルトランの間に割って入りミリャンを治療室に連れて帰るために腕を掴む。
ミリャンは驚いているが、ミリアはそのまま連れて帰っていいよと言う目で佐藤を見る。
ミリャン「待て私は〜」
佐藤美加「はいはいその言い訳は後で聞きますからね。」
と嫌がるミリャンをそのまま連れて行ってしまった。
ミリアはゆっくりジト目でミリャンを見送る。
マックス「ミリア、こんな所にいたのか?」
ミリア「マックスか。」
マックス「そろそろ本来の職務に戻るよ、桐原中尉を見つけないと。」
ミリア「そうだな。」
当のミリアもそのまま帰ってしまう。
いや本来の職務に戻ったと言った方が正しいか。
そのまま桐原を探しに行く。
と言っても桐原は・・・・・・・・・・
デワントン「さて帰ろうか。」
三浦佐枝子「そろそろあれを聞かせてもらうわよ!」
桐原中尉「一層の事殺せ〜!!」
桐原はデワントンや佐枝子達に捕まりそのまま連行される。
この後、どっちを得るかを迫られ四方に囲まれる事になる。
でもそれでも黙秘を続け、なんにも言わずそのまま終わった。
佐藤准尉の頭が混乱する事を知らずにお互い同じ顔で睨みあう。
ミリャンは頭の中でいろいろと何かを思いだそうとする・・・・
すると治療室前で看護兵が言っていた事を思い出す。
ーミリア・ファリーナ・ジーナスと言う人はミリャンさんに似ているわね
ミリアが自分に似ていると言う事。
それを思いだしたミリャンは「このメルトランがミリア、デワントンの上官」と確信する。
もっともミリアはミリャンの事を知らないのでずっと睨んでいるが、ミリャンは逆にミリアを興味を持つ目で見る。
ミリア「なんだお前・・・・・・何をじろじろと見ている?」
ミリャン「あなた・・・・・・・ミリアって言うんでしょ?」
ミリア「なぜ分かる?」
ミリャン「なんとなくね・・・・・」
ミリャンは唐突にミリアに対し、あなたはミリアといい警戒させる。
なぜ分かるんだと、若干冷や汗をかきながらミリャンに言う。
その問いに対してミリャンはなんとなくねと発言し、ミリアを更に警戒させた。
もっとも言われっぱなしであるミリアはこのままではこの目の前の同じ顔のメルトランに指導権を握られる事を嫌ってか・・
ミリア「貴様の名前はなんと言う?お前だけ指導権を握られっぱなしと言うわけにはいかんのでな。」
とミリャンに名前を言うように伝える。
無論、ゼントラーディ軍の名前を問う際は所属部隊を言う事を込めてだ。
ミリアは地球統合軍の軍人であるが、この時いる自分はゼントラーディ軍の兵士。
それとしてミリャンに官姓名を求める。
ミリャン「私はゼントラーディ軍第118分岐艦隊ラミラン・ぺテル直衛艦隊第3機動部隊隊長.ミリャン・ファキア1級空士長。」
と名乗る。
ミリャンの所属部隊と名前と階級を聞いたミリアは、「こいつも空士タイプで1級クラスか・・・」と指揮官であり。
相当な実力者だと感じ取った。
だが
相手だけに所属部隊と名前と階級を言われるのは元ゼントラーディ軍軍人としては礼儀が悪い。
ミリアはそう思ってか・・・・・
ミリア「そうか・・・・・・・・次は私だな。私はゼントラーディ軍第118分岐艦隊ラプラミズ艦隊第1機動部隊隊長.ミリア・ファリーナ1級空士長。」
とミリャンに対し自分の自己紹介をする。
同じ1級空士長、何か反応があるか・・・・・・・・同じである事に驚くか・・・・
ミリアはミリャンに何らかの驚くのを期待するが・・・・・
ミリャン「やはり・・・・・・・・1級空士長か・・・・・・・・」
ミリア「やはり?」
ミリャン「いや失敬、私と同じ遺伝子で造られた存在であれば当然の階級だと思ったと思ったので・・・・・・」
ミリャンは自分と同じ遺伝子をしているのであれば指揮官タイプの軍人であり。
同じ階級の軍人であり立場であるのはミリャンからすれば当然の当然であった。
それを聞いたミリアは若干プライドが傷つけられた・・・・・まさか・・・こんなことを言われるとは・・・・
佐藤美加「あの~」
地球人の佐藤美加は二人の同じ遺伝子を持つメルトランの話がついていけず。
もっとも周りの人がスルーするので、なんだか息苦しい感じになっていた。
この状況には耐えきれない。
なんとしても打開しなければならずここで声をかけなければならなかった。
しかし・・・・・・・
ミリア「いくら初対面のゼントラーディ軍軍人にその態度は失礼では?」
ミリャン「失礼?」
ミリア「はぁ・・・・・まるでモーアだ。」
佐藤美加「あ~あの~」
結局、美加は二人の会話に入りこむ事ができなかった。
むしろ二人の雰囲気は歴戦の勇士と言う事もあってか、入り込むのは無謀と言ってもよかった。
本当に入り込める要素がない。
ミリャン「とにかく、私はあなたの部下ではないしそもそもその軍服・・・・・もうゼントラーディ軍の軍人ではないでしょ?」
ミリア「それはそうであるが・・・・・・・・・」
ミリャン「私も今はゼントラーディ軍の軍人ではありません、そこまで態度云々気にする必要はないと思います。」
ミリア「ぐっ・・・・・・・」
もっとも話しているミリアはミリャンにいいように言い負かされている。
戦闘の上ではミリアは上かもしれないが、話し方ではミリャンが上。
同じ遺伝子で製造されたメルトランでも、かなり違いが生じる。
それはしょうがない環境が違えばどんなに同じ条件で生まれた量産型でもかなり性能は代わる・・・・・
こんな事は当然のことさ、当たり前の事なんだと・・・・・・・・
佐藤美加「ミリャンさん。」
グイッ
ミリャン「なんだ?」
佐藤美加「そろそろ治療室に戻りますよ、怪我はまだ完治してないんですから。」
ミリア「・・・・・・・そのまま連れて帰ってくれ・・・」
等々、このメルトランの間に割って入りミリャンを治療室に連れて帰るために腕を掴む。
ミリャンは驚いているが、ミリアはそのまま連れて帰っていいよと言う目で佐藤を見る。
ミリャン「待て私は〜」
佐藤美加「はいはいその言い訳は後で聞きますからね。」
と嫌がるミリャンをそのまま連れて行ってしまった。
ミリアはゆっくりジト目でミリャンを見送る。
マックス「ミリア、こんな所にいたのか?」
ミリア「マックスか。」
マックス「そろそろ本来の職務に戻るよ、桐原中尉を見つけないと。」
ミリア「そうだな。」
当のミリアもそのまま帰ってしまう。
いや本来の職務に戻ったと言った方が正しいか。
そのまま桐原を探しに行く。
と言っても桐原は・・・・・・・・・・
デワントン「さて帰ろうか。」
三浦佐枝子「そろそろあれを聞かせてもらうわよ!」
桐原中尉「一層の事殺せ〜!!」
桐原はデワントンや佐枝子達に捕まりそのまま連行される。
この後、どっちを得るかを迫られ四方に囲まれる事になる。
でもそれでも黙秘を続け、なんにも言わずそのまま終わった。