三次市、奥田元宋美術館で開催されているウイリアム・モリス展を見に行きました。10年前なら、モリスという人のこと、一つも知っていなかったのです。大学時代の同級生が、モリスにすごく興味をもち、造詣が深かったのです。それで、モリスという名前を覚え、デザインのなんとか、本の装丁のなんとか、活字の字体のなんとか、というくらいのことは知っていたのです。そこで、今回、すぐ近くで、開催されたということもあり、1年ぶりに奥田元宋美術館に見にいってみました。
わかる人には、わかるのでしょうが。わからん人はわからないというのが、正直いっての感想ですね。壁紙などに興味がない人には、まったくこれが何なんだというのでしょうか。その当時のイギリスの事情なども知っておかないと、モダンデザインの父と呼ばれた功績は、わからないでしょうか。
まったくの知らない人が、だれかにつきあって、この展覧会にいくとしたら、モリスが日本にあたえた影響がどんなだったとか、身近なこんなものに、モリスの影響がありますよ。など、具体的に展示してあれば、もっとモリスを理解できたのかも知れません。わかりやすい解説のビデオギャラリーがあればよかったと思います。