デフレ？

２０数年前、名古屋で不動産の会社に勤めていたとき、私は賃貸と管理の責任者でした。

年度末のこの時期新入生、新入社員のアパート斡旋で多忙でした。
あの頃（１９９０年代）で、バストイレ付きの１ｋは最低３万円からでした。
２万円台はバストイレ共同か、すこぶる古いアパートに限られていました。

それでも２万円台のアパートなんて、滅多になかったです。

愛息ターボが福岡市の某私立大学工学部（金がかかる）に入学することに決めたので、今日下宿を探しに行きました。

出来れば食事付きで４万円ぐらいの物件と目星をつけ案内してもらいました。
朝食夕食付きでそれらの物件は有りました、食事代が２万円として、そんなものかなと思って、このあたりで（６畳ないし９畳ぐらいの部屋だけの物件）良いかなとも思ったのですが、せっかく朝４時出発で福岡に来たので、ついでにアパートを見ました。

見たのは家賃２万円のアパートです、現地を見てびっくり洋間６畳、ロフト２畳、エアコン、バストイレキッチン付きそれも角部屋、そしてまあまあ新しい部屋だったのです。

しかも食事は夕食だけなのですが、日曜祭日以外は月８千４百円（一日４００円弱）で提供する食堂を契約してくれる（メニューを見ましたが立派な家庭料理です）というものです。

も～びっくりです、私が名古屋で不動産をやっていたときより、今の方がはるかに安いです。

これの原因は、デフレか？少子化か？競争激化か？

この２０年の日本はどうだったのか考えさせられました。

ちなみにそこのアパートを契約したことは言うまでもありません。

一日往復６４０ｋｍ走った甲斐がありました。
あとは愛息ターボが大学で勉強してくれることを願うばかりです。

「死に金にしたくない」～親の願いです。