西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

芦北うたせカップの続き、妻高PTA研修

2012-02-21 21:08:00 | 日記
芦北うたせカップの報告を先日いたしましたが、神原会長(國際空手道松濤會)からメールをいただきましたので、会長にブログに載せることの許可をいただきました。
それでは

橋口さん

 お疲れさまです。

昨日は遠路、熊本県芦北町までご苦労様です。また選手達も頑張った様子で喜んでおります。
貴ブログでも述べられている通り、芦北町では町立中学4校全校で空手道を武道の必修としています。

以前、私が昨年8月に日本空手道会館で3日に亘り開催された全国指導者研修会に参加したことはお話しましたが、これは2012年度から始まる武道必修化を受け、空手道を未経験者に8時間の制約のなかで、どのようにして心・礼節(最近は青少年の道徳心が薄れていると言われており、日本の文化でもある武道を通して礼節を学ぶ)と技(本来は難しいことですが、初心者のため実に安全面に配慮したものです)を伝えるかがテーマでした。

この研修会に熊本県の芦北町から町長(研修会の1週間前に尊父の葬儀があったと、芦北の町長さんから直接、お聞きしました)、町職員4名とSさん(外部コーチ、現役の国体・全国大会の熊本県組手代表選手)の6名が参加しておられました。講師は小山正辰先生(大阪府立桜塚高校校長・元WUKO形チャンピオン・元立命館大学空手道部コーチ)で大変充実した研修会でした。閉校式の際、全空連の栗原副会長に「このような機会に文部科学省から人員を派遣いただき、一緒に研修も受講して頂けれ、武道のベースである思いやりの精神、空手道の安全性やイニシャルコストが0であることを訴える絶好のチャンスである」と申し述べました。

 研修会の折、空手道専門月刊誌JKFan誌の小日向副編集長が撮って下さった、芦北町の皆さんとの写真を添付します。

(前列眼鏡を掛けられた方が神原会長です)
3名で基本形を演武しています。これは生徒が全空連基本形を一通り覚えた最後の授業で団体形試合を実施する模擬ケースを実体験したものです。75人名程の参加者を25チーム(3名編成)に分けて実施しました。わがチームは最優秀賞を受賞しました。

その手順は
1.5分ほど試合場への入退場から形の緩急・配列などを3名で協議する・・・・全員で考える
2.5分ほどリハーサルする・・・協議結果に沿ってリハーサルし、修正を加える
3.演武する・・・・・チームのベクトルを揃える
4.他チームの生徒(5名)で審判し形の勝者判定をする・・・判断力を養成する


以上。チームワークで実技・考える力・判断力を磨くものです。大変よく考えられていました。

補足ながら、演武の写真は私がキャップテンとなったチームのスナップです。構成メンバーを見ると私(当時64歳半・162㎝・東海地区)Sさん(20代・185cm程度・九州地区)H二校教諭Kさん(女性・3?歳・150㎝程度・関東地区)同郷・同年齢・同体形の者がチームを構成しないような配慮がありました。・・・基本組手も同じ考えに沿っておりました。

 同じような研修会が今年になってから北海道の北広島市と長野県松本市で開催されています。つい最近、松本市で開催された研修会の模様はJKFan誌小日向さんのブログJKFan Editor’s Noteの2月15日~17日に掲載されています。小日向さんはお城大好き女子でバイタリティーに溢れたかたです(3年程前、実業団で開催された若井のスーパーリンペイセミナーに参加した際、一緒に受講しながら、カメラ片手に走り回っていた姿が印象的でした。彼女も貴兄同様、実にこまめにブログを更新しています。ある時はヨーロッパから、ある時は北海道・長野から今日は岐阜から発信していました。

 2月18日(土)19日(日)は当地でも催し物がありましたが、別の機会に報告いたします。
                                 神原祐司
神原会長メール有り難うございました。

会長のメールを見て、芦北町が如何に空手道を武道必須化に取り込もうとしているか分かります。素晴らしい取り組み方だと思いました。

私の流派松濤館の流祖は船越義珍先生です。知っておられる方も多いと思いますが、船越先生は教育者(学校の教員をしていました)です。
空手を青少年の健全育成に役立てたいと思う一念で沖縄から東京に来られ空手の普及に努められました(主に大学を中心に広めました)。
その船越先生の先生は二人おられ安里安恒先生・糸洲安恒先生です。
その糸洲先生は青少年の教育に活かしたいとして、手(空手のこと)の形から大切なところを抜き出し平安という形をつくられました。

守礼門の前で集団で形をやっている写真がよく見られますが、あれがまさしくそうで、それまで1対1もしくは子孫だけ、大名だけと極めて限られた層にしか空手は行われていませんでしたが、糸洲先生から空手を教育に使いたいと広く普及を始めたのです。
それが現在の空手の姿につながっています。
つまり何が言いたいかというと、空手道はその成り立ちから「教育」という要素が大いにあったというわけです。

残念ながら宮崎県では空手道をカリキュラムに入れたと言う報告をまだ受けていません(これは未確認です)。
その武道の成り立ちから考えて、もったいないなと思った次第です。
まだ始まったばかりです、早めに何らかのアクションを起こさねばと思っています。

さて今日は妻高校PTAの事業で視察研修に行ってきました。
いつもの研修はむさ苦しい男ばっかりなので、たまにはこう・・女性に囲まれて(男は私と本部先生だけ)の研修も良いなと思いました。

今日の視察先は宮崎医療福祉専門学校・九州保健福祉大学でした。両校とも妻高の卒業生を受け入れてくれています(ありがたい)

それではいつもの通り、どういった研修を受けたか写真と共に書きます。

宮崎医療福祉専門学校は西都市内にあります、学校ができて30年になります。

学科は3つ・看護学科・理学療法士養成学科・医療秘書学科です


教頭先生を中心にお話し頂きました。
学校内の色々な設備を身さていただきました、簡単にまとめると
看護学科
・看護士国家試験合格率92%
・3年間3000時間のカリキュラム
・大学3年に編入学可能
・40名の生徒に対し600を越える法人が求人に来ている


理学療法士養成学科
・リハビリテーションの専門家養成
・国家試験の受験資格が得られる
・合格率は全国レベル
・大学3年に編入学可能

医療秘書学科
・就職内定100%
・医療事務コンピューターを導入し、即戦力養成
・15種類の資格取得可能

そのた色々と聞かせていただきました。
研修後に皆で記念写真


九州保健福祉大学は延岡市にあります。学部が3つあります。①社会福祉学部、学科は2つ ②保健科学部、学科は4つ ③薬学部、学科は2つです。
それ以外に通信教育部と大学院(通信制)があります。

今日は福祉科学部の言語聴覚療法学科と臨床工学科を研修しました。
恥ずかしながら2つとも初めて聞く学科でまたその学科の内容がとても面白く聞き入ってしまいました。保健科学部は国家試験に直結する学部です
言語聴覚士・・・知っていました?私は恥ずかしながら全く知りませんでした。
・国家試験です、ちなみに昨年は新卒合格率100%
・「ことば」に障害のある人を社会復帰できるよう評価訓練指導するのが言語聴覚士
・日本では少ない、遅れた国家資格と言われる、米国は多くいる
・全国で2万人しかいない
・最近節食嚥下障害に対する仕事が増えてきた

臨床工学技士・・昨年の京都大学の事故のニュースで知ってはいましたが、これほど重要な仕事だとは思いませんでした。
高価な機械がずらっと並んでいます


・しかも生徒はこの部屋にいつでも入れて、いつでも演習できるそうです
・日本独自の資格で高度医療機器取り扱いとその機械のメンテ(仕組み、つまり調子悪くなっても、その時その場で何とかできる技術)
・求人は素晴らしく良い、全国的に全く人手不足

その他色々とお聞きしました、研修して頂いた先生は他校での(北里大学とか)経験がありますが、この大学の学風は素晴らしいと言っていました。
またオープンキャンパスで大学を判断する方法を聞きました、生徒が主体的に説明してくれる大学は○、先生がやる大学は×だそうです。

で記念写真を撮って

西都に戻りました。

西都モノクロームphotoー北京ー(Toshiro,s都市論)
コメント
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