絵画クラスブログ

図工ランドの絵画クラスブログ

第5回 図工ランド展 開催しました

2013-11-22 20:47:16 | 図工ランドってどんな教室
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去る2013年10月23日(水)~10月27日(日)目黒区美術館区民ギャラリーにて第5回図工ランド展を開催しました。
おかげさまで,800名を超える来場者をお迎えすることができました。
目黒本校だけでなく,吉祥寺校,二子玉川校,豊洲校の方も大勢いらしていただきました。皆様どうも有り難うございました。
本科は「自画像」「飛行機のデザイン」「私の小宇宙」「絵の贈り物」4課題の作品。絵画クラスはそれぞれ1~2点の作品を展示しました。
全部で千数百点の作品数となり,スタッフ十数人で1日がかりの展示作業は大変でしたが,大迫力の展示になりました。
(代表 きむらあきひこ)
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絵画クラスだより131107

2013-11-21 13:07:31 | 絵画クラス
先日、目黒区民ギャラリーにて開催された「第五回図工ランド展」。
お天気の悪い中、沢山の方々にお越し頂きどうもありがとうございました。

前回より数段ボリュームアップした絵画クラスの展示、いかがでしたでしょうか。
今年は二子玉川校絵画クラスが加わり、なかなかの作品量で見応えのある展示となりましたが、来年は今月より始まった豊洲校も参加して、よりいっそう密度のある展示になりそうです。それまで、また1年しっかり楽しく制作に励み、成長した姿を見せれるよう講師共々がんばっていこうと思います。


さて今回の絵画クラスだよりは、展覧会を振り返りまして、展示した作品の中からいくつか改めてご紹介しようと思います。

まずはデッサン。
オーソドックスな「静物」をモチーフにした作品です。
小学生クラスは鉛筆デッサン、一般クラスは透明水彩を使った着彩表現です。
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デッサンはあくまで基礎力を養う「練習」という捉え方をされることがほとんどです。しかし子ども達のデッサンは、それぞれの視点や興味が絵からストレートに感じられ、「作品」としての魅力を味わうことができます。特にみんなが同じモチーフを描きながら、一枚一枚に様々な魅力が見て取れる面白さは、展示して並べてみると より際立ちます。


次に小学生クラスの油絵 。
テーマは「夢の世界」です。

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今回は油絵に入る前に、同じテーマで写真のコラージュを行い、それを基に油絵を制作しました。そのかいあって、色々なイメージが画面の中で自由に交差し、まさに夢の世界にぴったりの不思議でダイナミックな作品に仕上がりました。


そして最後は一般クラスのデザイン課題。
テーマは「ダンスフェスティバルのポスター」です。
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さすがは一般クラス!という完成度を見せてくれました。
説明が無くとも、どんなダンスの祭典か、そのイメージがしっかりと伝わってきます。
今回はあえて 平塗り表現(ムラをつくらずベタ面で表現する技法)に限ってデザインしてもらったわけですが、そのシャープな表現の魅力を存分に活かせたのも良かったと思います。


まだまだ載せたい作品もありますが、今回はこのへんで締めようと思います。
来年の展覧会はいったいどんな作品が並ぶのか!どうぞご期待ください!

(アベカイタ)


絵画クラスだより131013

2013-11-08 13:38:10 | 絵画クラス
目黒、二子玉川校の絵画クラス(一般クラス)では、平行してデザインクラスの課題を受講することができます。今回の絵画クラスだよりはそのデザイン課題から、夏に制作したポスターの作品をご紹介しようと思います。

テーマはずばり「鉄道のポスター」です。

「鉄道のポスター」と言っても、ただ電車の絵を描けば良いというものではありません。
ポスターはただの絵とは違い、まずはっきりとした「 目的」があります。
今回は、鉄道会社が出すポスターを想定したのですが、通常鉄道会社は、「もっと電車に乗ってもらう」ためだったり、「電車で旅行に行ってもらう」ためにポスターを作ります。
ですので、大事なのはそのポスターを見た人が「電車に乗ってどこかにお出かけしたい!」という気持ちになるかどうか、それが今回のポスターの「目的」というわけです。

そして、旅行につきものと言えば「季節」です。実際の鉄道ポスターも、季節に合わせて様々なイメージを展開していきます。今回は「夏」のイメージにしぼって、「Summer」というロゴを使って制作してもらいました。

こちらが生徒さんの作品です。
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夏 ということで、瑞々しい水彩の表情を活かした作品が多く、どれもさわやかな印象です。
それでもアイディアは様々で、それぞれのアプローチで見る人を旅へと誘うようなイメージがしっかりと作れており、絵画とは違ったデザインとしての魅力が感じられます。

デザインはファインアート(純粋芸術)と違い、自分の作りたい物だけを作れる分野ではありません。仕事の依頼主や、そのデザインを受け取る側の気持ちを考えたうえで物を作っていかなければならず、アートに比べて制約が多いのも一つの特徴です。
ただ裏を返せば、制約の中で考えるからこそ出てくる面白いアイディアや表現を見つけ出すところ、そこに本当のデザインの面白さがあるのです。
笑ってし まうような面白いアイディアや、見たことの無いユニークなデザイン、その裏には例外無く何かしらの「制約」が隠されているはずです。

さて、現在別のデザイン課題が進行中の絵画クラス。
間近に迫った「第五回図工ランド展」で発表予定です。
乞うご期待!

(アベカイタ)