絵画クラスブログ

図工ランドの絵画クラスブログ

展覧会開催中!

2011-12-23 11:45:31 | お知らせ

Img_6236 ただいま図工ランドでは第3回の展覧会を開催中。いよいよ明日が最終日、本日は6時まで、明日は4時半までですので、まだの方は是非どうぞ!こどもたちの作品と、楽しい造形あそびコーナーをご用意してお待ちしております。(きむらみゆき)Img_6227


デザインクラス通信9「花屋さんのポスター制作part3」

2011-12-23 10:45:45 | デザインクラス

今年最後のデザインクラス、そしてポスター制作も大詰め。
デザイン案、配色が決まったところで、あとはひたすら彩色作業。
時間いっぱい使って塗り続け、なんとか無事完成しました。
Img_6174
こちら、生徒さんの作品です。
シンプルかつ、大人っぽい素敵なデザインに仕上がりました。

実際に知っている花屋さんに飾ることを想定して制作しただけあり、最初からイメージのぶれがなく、完成ま で持っていけたことが良かったと思います。
特に花の描写はお見事。陰影を意識したことで、立体感のあるガーベラが見事に表現できています。

昔はグラフィックデザインの花形であったポスターは、近年は映像や、インターネットによる広告などに押され、段々と目立たない存在になりつつあるのが現状です。また消費を促す目的の広告はそのスピードに追いつくよう、出ては消え、出ては消えるのが宿命です。
それでも美しい広告は美しい。町のポスターが一枚でも多く、想像力を刺激するようなグラフィックであれば、僕はそれだけでもココロがすこし豊かになるのではと考えたりもします。

では次回は新年。教室は10日スタートです。無料体験はまだまだ 募集中です。
良いお年を。
(アベカイタ)


デザインクラス通信8「花屋さんのポスター制作part2」

2011-12-13 10:51:54 | デザインクラス

Img_5869 こんにちは。さて、前回に引き続き、花屋さんのポスターのグラフィック制作です。
前回までにおおまかなデザイン案は決まったので、今回からは実制作。

今回の課題は平塗りという技法を使って制作します。
平塗りは、塗りムラを残さないでフラットに着彩する技法のこと。この平塗りに一番適した絵の具、アクリルガッシュを使用します。アクリルガッシュは他の絵の具に比べて乾きがとても早く、重ね塗りも奇麗にムラなく仕上げることのできる絵の具で、デザインの分野以外でもアート系の絵描きさんにも愛用者が多く、とても汎用性のある絵の具のひとつです。

まずは広いベースの部分をしっかり塗り、順々に細かい配色を決めていきます。
今回はひとまずここでおしまい。続きはまた後ほどお届けします。

(アベカイタ)


デザインクラス通信7「クロッキーの後で」

2011-12-01 12:05:18 | デザインクラス

Img_5697_2どうもこんにちは。前回に引き続き、今週も教室の様子を紹介します。

前回は花のクロッキーをしましたが、せっかく花をじっくり観て、描いて、をしたところなので、そのままの目と手で新しい課題に挑戦です。

題して「花屋のポスターをつくってみよう」です。

ロゴマークのデザインと、それを飾るグラフィック。まさにこれぞグラフィックデザインという課題です。

ということで、今日は下準備からスタート。まずは「水張り」で画面をつく ります。
「水張り」とは、水の力を利用して紙を木製のパネルに張る方法のこと。
簡単に説明すると、紙は水分を含むと膨張する性質を持ってるので、水に濡らした状態の紙をパネルに張ることで、乾いて紙がもとのかたちに戻ったときにピンと張れるというわけです。水張りした画面をつくれば、着彩するときに紙が歪まずに済むので奇麗に仕上がります。

水張りの後はしつこくアイディアを練り上げます。これも重要なデザインのプロセスのひとつ。さて、どんな感じに出来上がるのでしょうか。お楽しみに。
(アベカイタ)


デザインクラス通信6 クロッキー

2011-12-01 12:02:15 | デザインクラス

どうもこんにちは。デザインクラス通信第六回目は、先週の教室の課題を紹介します。
その課題とは、「クロッキー」です。

クロッキーとはフランス語で「速写」を意味する言葉だそうです。普通のデッサンと比べて、より短時間でスピーディーに対象を捉える描き方のことを指します。これは言い換えれば、より短時間でそのモチーフの特徴を観察する目が必要になってくるということです。

今回は鉛筆を使い 、花のクロッキーに挑戦しました。
花の持つ有機的で美しい自然なラインはクロッキーにうってつけ。
15~20分に一枚のペースで、椅子を移動しながら、同じモチーフを様々 な角度から何度も素描します。花は花びら一つをとっても立体ですから、見る角度のよって様々に変化する表情の魅力を発見するのも一つの勉強です。

Img_5535 こちらは生徒さんの作品です。
最初は短い時間に慣れず途中で終わってしまったり、時間を気にするあまり観察が疎かになって線が単調になってしまいがちでしたが、枚数を重ねる毎に少しずつ線に強弱のリズムが生まれ、とても豊かになってきました。

クロッキーは、デッサンが上手ならできるというものではありません。クロッキーには、素早く対象物の正確なプロポーションを捉え、それを線のみで立体感や光まで表現するような、それこそ「クロッキー力」というものが必要です。
それを身につけるに は、とにかく量。描くことです。
良くある練習方法は、電車の中で向かいの人をクロッキーするというもの。最初は少しドキドキしますが、それも楽しみの一つでしょう。あとは動物など、動くものもよし。彼らは決して待ってはくれませんからね。
寒空の中、ペンとクロッキー帳を一冊持って動物園をぶらつくのも一興かもしれません。
(アベカイタ)