11月は構成デッサン、木炭デッサン、版画を制作しながら、
描く力をつけ、白黒のコントラストを学んでいきました。
今回の木炭デッサンでは、いつもと違う自分を演出してもらうため、帽子やアクセサリーを身につけての自画像です。
自画像は顔をメインに扱いがちですが、装飾品を身につけることにより上半身全体で一つの固まりとしてとらえることが出来たと思います。
構成デッサンは描き込みを意識しながら二つのモチーフを組み合わせ、一枚の作品に仕立てていくので、色々と配慮しながらの工程が難しいかと思います。しかし、世界感をつくるにはとても向いている課題ですので、生徒さん達には描き込み重視よりも、与えられたモチーフをより自分の得意な表現と結びつけ、絵を組み立てていく事を大切にしてもらいました。
同じモチーフでも、描き手が異なると全く違った作風になるのが魅力です。講評の際も自分の作品と他の生徒さんたちの物を見比べている姿がとても楽しそうでした。
真面目に取り組む課題が続いたので、息抜きも兼ね最後は版画です。
資料をみたり、モチーフと睨めっこの時間は少し一休みして、版画では思う存分好きな物を描きました。
絵画クラスは今年一年間、本当に沢山の課題をこなし、一生懸命絵を制作しました。
面白いことに、描けば描いただけ上手になるが絵画の魅力です。皆さん着実に描く力が身についてます!
来年も皆さんと一緒に自分の世界をどんどん広げていきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
(根本 寛子)