絵画クラスブログ

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絵画クラスだより150713

2015-07-13 19:21:08 | 日記
五、六月はデッサン(立体)に重点を置いての制作です。
5月では、パースや塑像による立体での全体把握を意識していきました。
6月にはそれらの集合体ともいえる静物の制作です。

静物着彩は頻繁に登場する課題の一つとなっています。
描けば描いただけ上達出来るのも絵画の魅力なので、立体で学んだことを多いに発揮してほしいです。





今回は、デスケールと言った構図をとるための画材を用意し、画面への最初のアプローチを大切にして行きました。どんなに描写が上手くても、色作りが的確に出来ていても、画用紙に描かれているモチーフの入れ方が(石膏の頭が画用紙から切れていたり、主役となる物が目立たない場所に描かれていたり等…)決まっていないと、全ては水の泡になってしまいます。
ですので、画用紙に入れる大きさや目立たせる順番をしっかりと整理し、自分のイメージに近い画面構成を最初の段階でしてもらいました。画材の力も相まって、自分の描きたい物を目立たせる構図が出来ているので仕上がった作品はどれも見応えあるものとなりました。







静物、油絵、どんな絵にも構図は大切な役割を持っています。
これからも色々なアプローチに挑戦して下さい。

(根本 寛子)