絵画クラスブログ

図工ランドの絵画クラスブログ

絵画クラスだより140623

2014-06-23 14:43:45 | 絵画クラス
5月は木炭デッサン、構成デッサン、塑像と言ったように、観察力が身につく授業となりました。
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木炭と鉛筆は白黒二色で成り立ち、徐々に細かな部分へと意識を向けながら仕上げてゆく過程は似ていますが、作業工程に大きな違いがあるかと思います。
木炭は全体が炭の固まりで出来ているため、鉛筆では難しい、早い段階で画面全体の雰囲気を作っていきやすいのが特徴かと思います。物や画面を細かく見てしまいがちなお子さん達にも、木炭の利点を説明し、描き込むよりも画面の雰囲気の作り方を体験してもらいました。
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構成デッサンは置かれたモチーフをただ描くそれとは違い、複数の存在を一つに集結させながら、前後の関係を決めていく作業が必要となります。
手を入れながらアドリブを効かせる事が出来る静物着彩と、完成形を描きながら最初にイメージを膨らませなければいけない構成デッサン。枚数を重ねていきながら、両方の視点を身につけていけると良いですね。
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真面目な課題が続いたので息抜きも兼ねて、塑像の時間もありました。楽しい授業が織り込まれているのも図工ランドの特徴ですね。スポーツする人を作りました。デッサンで人を描くのはとても難しいですが、塑像ではリラックスしているのか、皆スイスイと仕上げているのには驚きました。立体への着彩は、筆運びの練習にもつながった様子です。


(根本 寛子)

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