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デザインクラス通信7「クロッキーの後で」

2011-12-01 12:05:18 | デザインクラス

Img_5697_2どうもこんにちは。前回に引き続き、今週も教室の様子を紹介します。

前回は花のクロッキーをしましたが、せっかく花をじっくり観て、描いて、をしたところなので、そのままの目と手で新しい課題に挑戦です。

題して「花屋のポスターをつくってみよう」です。

ロゴマークのデザインと、それを飾るグラフィック。まさにこれぞグラフィックデザインという課題です。

ということで、今日は下準備からスタート。まずは「水張り」で画面をつく ります。
「水張り」とは、水の力を利用して紙を木製のパネルに張る方法のこと。
簡単に説明すると、紙は水分を含むと膨張する性質を持ってるので、水に濡らした状態の紙をパネルに張ることで、乾いて紙がもとのかたちに戻ったときにピンと張れるというわけです。水張りした画面をつくれば、着彩するときに紙が歪まずに済むので奇麗に仕上がります。

水張りの後はしつこくアイディアを練り上げます。これも重要なデザインのプロセスのひとつ。さて、どんな感じに出来上がるのでしょうか。お楽しみに。
(アベカイタ)


デザインクラス通信6 クロッキー

2011-12-01 12:02:15 | デザインクラス

どうもこんにちは。デザインクラス通信第六回目は、先週の教室の課題を紹介します。
その課題とは、「クロッキー」です。

クロッキーとはフランス語で「速写」を意味する言葉だそうです。普通のデッサンと比べて、より短時間でスピーディーに対象を捉える描き方のことを指します。これは言い換えれば、より短時間でそのモチーフの特徴を観察する目が必要になってくるということです。

今回は鉛筆を使い 、花のクロッキーに挑戦しました。
花の持つ有機的で美しい自然なラインはクロッキーにうってつけ。
15~20分に一枚のペースで、椅子を移動しながら、同じモチーフを様々 な角度から何度も素描します。花は花びら一つをとっても立体ですから、見る角度のよって様々に変化する表情の魅力を発見するのも一つの勉強です。

Img_5535 こちらは生徒さんの作品です。
最初は短い時間に慣れず途中で終わってしまったり、時間を気にするあまり観察が疎かになって線が単調になってしまいがちでしたが、枚数を重ねる毎に少しずつ線に強弱のリズムが生まれ、とても豊かになってきました。

クロッキーは、デッサンが上手ならできるというものではありません。クロッキーには、素早く対象物の正確なプロポーションを捉え、それを線のみで立体感や光まで表現するような、それこそ「クロッキー力」というものが必要です。
それを身につけるに は、とにかく量。描くことです。
良くある練習方法は、電車の中で向かいの人をクロッキーするというもの。最初は少しドキドキしますが、それも楽しみの一つでしょう。あとは動物など、動くものもよし。彼らは決して待ってはくれませんからね。
寒空の中、ペンとクロッキー帳を一冊持って動物園をぶらつくのも一興かもしれません。
(アベカイタ)