土曜日にドラえもんの映画を見に行ってきました。
ドラえもんの映画といえば最後に行ったのが「太陽王伝説」か「翼の勇者達」のどっちかで
小学生の時だったのでもう13,4年前になります。
で、今回のドラえもんの映画、タイトルも知らず、内容も知らずに見に行きました。(自分で予約してないので)
始まった瞬間衝撃を受けました。
CG!?
あまりにも衝撃過ぎて特別の映像かと思いました。
何こののび太?のび太じゃないし髪フサフサ。
もうこの時点でハズレと確信しました。
でもまあ20分くらいでCGにも慣れたような気がします。
ストーリの方はというと、何故かドラえもんが未来からやってくる所から始まり、
何故かコミックで見たことのある道具が登場するシーンがあり、なぜか見たことのある場面かと思うと
「のび太の結婚前夜」だったり、またまた見たことがあると思うと「帰ってきたドラえもん」だったりと。
なんじゃこの映画は?と思って帰って調べると、80周年記念の作品だったんですね。
その企画でCGになり、ドラえもんがやってくる所からのび太、しずかの恋を通して帰ってきたドラえもん
までまとめるという作品を作ったそうです。
で、最終的な感想は「また見たい」です。
映像はCGになってかなり印象は変わってますが、要所要所のセリフもコミックと一緒で懐かしかったです。
しかも一番すごいのは、よく1本の映画にまとめたな、と。
とても濃かったです。
CGも最初は違和感しか無かったですが、これはこれで良かったと思います。
自分は大山のぶ代さんのドラえもんを見ていたので、今のドラえもんでも無く、前のドラえもんでもない
完全に新しいCGで作ることによって全くの別物と捉えることが出来ました。
でも全くの別物なのに内容やセリフは昔とほぼ同じ。
新鮮ながらも懐かしい気持ちになって、とても不思議な感覚でした。
声優さんが変わった頃から年齢的にもドラえもんはご無沙汰でしたが、
毎週アニメも見ていたその当時のドラえもんが蘇ってきたみたいでとても嬉しく感じました。
映画の中で採り入れられていた、過去ののび太が大人に変身して未来のしずかを助けに行く
しずかのプロポーズを描いた「雪山のロマンス」というものは不覚ながら知らなかったのですが、
この場面で過去からやってきたドラえもんを見た、未来の大人ののび太の言葉が印象的でした。
ドラえもんは雪山にしずかを助けに行ったのび太を待ちくたびれて(未来の世界の)公園のベンチで寝ていたのですが、
しずか救助から一緒に帰ってきた(過去の)のび太が、(未来の世界の大人の)のび太に
「ドラえもん呼んでこようか?」と聞くのですが、そこで大人ののび太が言ったのは
「やめておこう。 ドラえもんは僕の子供の頃の友達だからね。」と。
「のび太の結婚前夜」の予告編のセリフでも「ドラえもんはもういない存在」という
大人ののび太のセリフがあるのですが(後日詳しく)これに似て、
なんとも切ないというか寂しいというか複雑な感情がこもってました。
今回のこの映画は、旧ドラえもんの人が見ると最初に強烈な違和感を覚えますが、
話はそれなりに忠実に旧ドラえもんに沿っているので懐かしい印象を受けました。
今回の映画は子供は子供で、大人は大人で深く感じられるドラえもんだと思います。