健康断食のススメ

食べる楽しみ 食べない愉しみ

断食すると走るのが速くなる

2012-01-29 07:56:34 | 断食
断食中の人に“体調はいかがですか?”と、たずねると、ほとんどの人は“絶好調です”と答えます。



確かに、断食中は急な坂を上ったりすると、足に力が入らなかったり、息が切れたりするものですが、なにもしていない静の状態では、心身ともに軽くなるものですから、この気持ちよさに断食を体験した多くの人がはまるわけです。





断食中は、走ったり、激しい運動は厳禁です。



時々いるんですよ。



がんばれ元気やあしたのジョーっを実践して断食中でも走る人が。



でもこれ、大変危険です。



低血糖?



違います。



断食中は低血糖にはなりません。



断食中は血圧が低下して心拍数が上昇するので、この状態で運動すると体に大きな負担がかかるからです。



また、断食中に運動しすぎると断食後に太りやすくなる傾向があります。



これは、断食中の体は”何かいつもと違うな。”と感じています、緊急事態なわけです。そこに、過度の運動が加わるとさらに緊急事態になり、生き延びるために基礎代謝を落とすため断食後に太りやすくなるのではないかと考えられます。





断食中に走ろうとする人は、普段も走っているので1週間も走らないと不安になるのですね。



こういった人の中にはジョギング依存症の人もいます。



でもでも、ご安心ください。



断食後は走りが早くなります。



断食では確かに筋肉もエネルギー源になるので、筋力は低下しますが、その分脂肪も少なくなり体重も減少しているので、走るには全く支障はありません。



さらには、断食により体が大掃除されていて心肺機能も向上するので、断食前より断食後のほうが、楽に、なおかつ速く走れるものです。



つまり、断食をすると体力がつくのです。



食べないのに体力がつく?



でも、そうなんです。



佐下橋聡 拝


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