健康断食のススメ

食べる楽しみ 食べない愉しみ

断食は心地よいのです

2011-06-04 08:14:32 | 断食
断食は辛いものだと考えている人は少なくないでしょう。




何日間も食べなければ、さぞ、お腹がすくだろうと考えるのは普通のことです。




まあ、確かにお腹はすきますが、1日目より2日目、2日目より3日目の方がお腹がすくわけではありません。




断食でお腹が一番すくのが、断食を開始した直後から2~3時間、あと、初日の寝る前です。







“食べない!”と、決めると無性にお腹がすくのは人情というものです。お腹がすくと眠れないと思い込んでいるのも普通のことです。




つまり、断食中の空腹感は、気分の問題ということです。




実際に、断食中の空腹感は、日を追うごとに少なくなっていき、4日目をすぐる頃からは全くと言っていいほどお腹はすかなくなります。




食べ物への未練を捨てきれずに、断食中ずっとお腹がすいた気分のままで過ごす人も時々いますが、このような人は、むしろ少数派です。




断食中は、心身ともに軽くなり、すべてのストレスから開放され、髪の毛の先から足先までの一切の疲労物質がなくなり、まことに心地良いものです。




この心地よさは、断食をしなければ決して味わうことのできないもので、多くの人が断食にハマルのも当然のことだといえます。




ですから、何も食べないことは、実は、それほど難しいことではありません。







が、断食は食べないことだけでは成立しません。断食の後には補食を行う必要があり、この補食がとても難しいのです。




補食が始まると、断食中の空を飛ぶような爽快感はなくなり体が急に重たくなります。体重も落ちなくなるのでテンションが下げる人は少なくありません。




しかも、食べることによって食欲がでるので急激に食べてしまったり、体力が回復したので補食を途中で止めてしまったりいます。


こうなると、断食の効果はなくなってしまいます。





食べないことより、食べることの方が難しい。




補食は、どんなに短くても断食と同日数行う必要があります。







佐下橋聡 拝








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