野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

背番号「41」上園に注目!(11日)

2006-12-13 13:15:14 | Draft Commision
 11日に新入団選手発表会が行われたが、希望(入団)枠の左腕小嶋達也(大阪ガス)は、井川慶(ニューヨーク・ヤンキース=予定)の背番号「29」を継承。元々「29」は(決して)いい番号ではなかったが、井川が「自力」でいい番号に成り上がらせた。小嶋にそれが出来るか? (同じ左腕)井川という、いい目標があるだけに、やりがいはあるだろう。
小嶋 栄光の「29」で新人王獲り宣言 (デイリースポーツ)

 それよりも注目は、3巡目の上園啓史(武蔵大学)が背番号「41」。「あの」伊良部秀輝氏が付けていた番号だ。「41」番は元々メジャーリーグの名投手トム・シーヴァー(元ニューヨーク・メッツ)が付けていた由緒ある番号。伊良部氏もシーヴァー投手に因んで「41」を選んだが、日本でも渡辺久信(元・西武ライオンズ)が「41」を愛着して以来、若い速球投手のシンボル的番号になりつつある。上園に「41」は嵌るか? 
上園 伊良部の「41」 は“ヨイ番号” (デイリースポーツ)

三東、背番号「12」に!(7日)

2006-12-10 13:27:34 | Tigers DEN β
 異例なことだと思う。2年間0勝(1軍登板なし)の男が来シーズン、背番号が「37」から「12」に“昇格”する。左腕・三東洋。「ポスト井川」のダークホース。2004年に5勝を挙げた能力を再開発させれば、タイガースの“救世主”となれる。『デイリースポーツ』では背番号「12」かつての中継ぎエースの福間納氏を継ぐ、と書かれているが、脈略ない。三東に期待されるのはあくまでも先発=「ポスト井川」。球団もファンも大いに期待している! 

中継ぎエースの「12」三東が継ぐ (デイリースポーツ)

多村と寺原のトレードに驚いた!(5日)

2006-12-08 20:15:25 | Yokohama Baystars
 それにしても、多村仁(横浜ベイスターズ)と寺原隼人(福岡ソフトバンクホークス)のトレードには驚かされた。多村に関しては、シーズン終了直後から、北海道日本ハムファイターズがSHINJO(新庄剛志)の後釜に狙っている、らしいとは聞いていたが、その後、続報が無かったので、立ち消えになった、と思っていたのだが。
 多村は地元・横浜高校出身、チームの「顔」。寺原も地元・九州の日南学園(宮崎)出身。今までの日本の常識では有り得ない、トレードだ。プロ野球(NPB)もメジャーリーグ(MLB)並みになってきた、ということだろうか。

 確かにベイスターズにはクリンナップ(トリオ)が3人になる可能性があったから、この放出は「理」に適っているとも言えるが。門倉健(FA)に去られて(どうしても)先発投手が欲しい、ベイスターズと、外国人「大砲」フリオ・ズレータの退団(予定)で右の強打者が欲しい、ホークスと利害が一致したことになる。しかし、それでも今までの常識では……ベイスターズファンの会社の同僚は嘆き悲しんでいる。
 新任の大矢明彦監督も大変だろう。大矢監督はこのトレードに「反対」だったそうだが、“雇われマダム”に発言権(決定権)は無く……オーナーの【TBS】に押し切られた。これも経費節減の一環、か。ベイスターズはオーナーが代わるまでは“修羅”が続くだろう。

ソフトBが大砲多村獲得、寺原とトレード(livedoorスポーツ)

関本、欠伸されて、涙の保留…(5日)

2006-12-06 19:06:17 | Tigers DEN β
 関本健太郎の「1年間、命懸けでやってきた」の言葉にはリアリティーがある。ファンとして見ていて、関本は本当に良くやった。シーズン後半、打線が低調になった中でも関本一人は「レフト前ヒットを打っていた」印象がある。鳥谷敬が△3200の年俸7000万円(推定)なら、関本は△2000が妥当な線。それがたった△1000とは……しかし、これがフルシーズン戦った者と、途中からレギュラーに定着した者の「差」かもしれない。

 朝の情報番組『やじうまプラス』(テレビ朝日)を見ていたら、コメンテーターの勝谷誠彦氏(自称・阪神ファン)が涙ぐむ関本に対して、「優勝してから言え!」と批判していたが、その言もどうか? と思う。何も1億円くれっと言っているわけではないのだから、正当な実力査定がされるべき。関本はそれなりに頑張った。それなりの額を払ってやって欲しい、と思う。そして来シーズンこそは「それなり」を脱して、規定打席到達! 

関本 「あくび」されて涙の保留… (デイリースポーツ)

入札制度「崩壊」の危機!(30日)

2006-12-04 20:22:51 | Draft Commision
 忌まわしい2年間の暫定ドラフトが終わって、再び制度改訂の議論が始まる。ポスティング・システム(入札制度)で松坂大輔(西武ライオンズ)に60億円、井川慶(阪神タイガース)に30億円、MLB(メジャーリーグ)側が支払わなければならないのも、偏にこのドラフト制度。
 ドラフト制度が変わらないから、LINKさせるハズのFA(フリーエージェント)の取得期間が短縮されない。取得まで9年も掛かるから、それまで待てない有力選手たちがポスティング(入札)という妙法を使って、MLBを目指そうとする。諸悪の根源はドラフト制度、なのだ。

 今年のドラフトに完全ウェーバー制を適用させると……
【横浜ベイスターズ】 田中将大(駒大苫小牧)
【楽天イーグルス】 岸孝之(東北福祉大)
【広島東洋カープ】 前田健太(PL学園)
【オリックスバファローズ】 大隣憲司(近大)
【読売ジャイアンツ】 金刃憲人(立命大)
【ロッテマリーンズ】 木村雄太(東京ガス)
【ヤクルトスワローズ】 増渕竜義(鷺宮)
【ソフトバンクホークス】 大嶺祐太(八重山商工)
【阪神タイガース】 大引啓次(法大)
【西武ライオンズ】 木村文和(埼玉栄)
【中日ドラゴンズ】 堂上直倫(愛工大名電)
【日本ハムファイターズ】 宮本賢(早大)

 こうした方がスッキリする。こうした方が意外に「相思相愛」になるケースもある。とにかく恨みっこなし。弱いチームから有力選手を引き上げる、というドラフト本来の趣旨に戻す為には、「完全」にするしかない。「完全」という言い方が普通じゃないように見えるが、これが「普通」=ノーマルな姿。逆指名だの希望枠だのアブノーマルな状況が続きすぎた。

 ただし、これをやる場合は必ずFA取得期間の短縮が絶対条件。入るときは球団を選べないが、一定期間プレーすれば移籍の自由を認める。これが本来のあるべき姿。宮本慎也(東京ヤクルトスワローズ)選手会・会長の頑張りに期待する。MLBのコミッショナー(バド・セリグ)も注目していることだろう。

松坂60億円でメジャー悲鳴、入札制度崩壊 (livedoorスポーツ)

杉山「保留」1号!(1日・契約更改)

2006-12-02 14:26:16 | Tigers DEN β
 わずか△100なのに、満面笑顔の江草仁貴。2600万円(推定)で契約を更改。今シーズンは開幕1ヶ月だけなら、エース級のピッチングを見せていたが、その後は尻すぼみ。中継ぎに降格して、遂にそのままシーズン後半まで浮き上がれなかった。来シーズンこそは先発ローテーションに定着して、井川慶(ニューヨーク・ヤンキース=予定)の「穴」を埋めたい。2ヵ月~3ヶ月、半年と調子が継続するか? 

 今シーズン、期待された左腕・能見篤史も現状維持(1800万円)で更改。来シーズンは江草との競争に競り勝って、先発ローテーションに食い込めるか? 大阪ガスの後輩(小嶋達也)も入ってくる。「ポスト井川」を争う二人、江草と能見の調子が分散すれば、いいのだが、今シーズンは二人とも同じ時期に調子が下降線を辿ってしまった。

 そしてタイガースの「保留1号」はある程度予想できたことだが、杉山直久だった。昨年も散々ゴネて、大幅UPを勝ち取った杉山。今シーズンは10勝を期待されたのに、9勝から4勝に激減して、下げられても仕方がない数字なのに「保留」。何をか言わんや、だ。昨年の大幅UPは今シーズンの期待料「込み」だったハズ。その期待に応えられなかったのだから、大幅DOWNは当然。……考えてみれば、この三人は今シーズンの“戦犯”。この三人の「誤算」が無ければ、連覇は達成できていた。

江草 クレメンスの教え胸に再挑戦 (デイリースポーツ)

希望枠の小嶋と仮契約!(30日)

2006-12-01 00:19:43 | Tigers DEN β
 井川慶のニューヨーク・ヤンキース落札が発表された翌日に希望入団枠の小嶋達也(21)投手(大阪ガス)と仮契約。ドラフト会議の当日(21日)に携帯の着信メロディーで『六甲颪』を高らかに鳴り響かせた小嶋。社会人時代3年間の実績は「0」に等しいが、その素質は「井川級」。背番号「29」も与えられることだろう。(将来的には)名実共に井川の後継者になってもらいたい。
阪神が希望枠・小嶋と仮契約 (デイリースポーツ)

 そんなことよりも今日(30日)外国人選手3人との契約が完了したことが何よりも嬉しい。中でも左腕ジェフ・ウィリアムスは流出の危機が囁かれたが、あれは地元『デイリ-スポーツ』の“飛ばし”記事(?)だったようだ。自分達で火を点けて、危機を煽って、タイガースファンをヤキモキさせて、結局、何事も無かったかのように、元の鞘に収まった。マスコミの常套手段とは言え、一時は本気で心配した。
阪神3外国人が契約更改 (デイリースポーツ)