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Hanshin Tigers Series 2024

野原で結構!(25日・東京・新高輪プリンスホテル)

2006-09-26 19:09:54 | Draft Commision
「堂上」という名は、中日ドラゴンズと深い係わり合いがある由緒正しき名。父上(照氏)は元ドラゴンズのピッチャーであり、立派な先発投手だった(現・合宿所館長)。兄上(剛裕)は背番号「63」のドラゴンズの現役選手。言わばドラゴンズ一家。彼等の体の中には、ドラゴンズの青い血が流れていることだろう。そんな≪縁≫を他球団が邪魔するべきではない。籤でドラゴンズに決まって、本当に良かった。赤い糸ならぬ“青い糸”で(強固に)結ばれていたのだろう。

「堂上」と縁のなかった阪神タイガースは、1巡目で野原将志(長崎日大高校)内野手を指名。これで良かった。ポジションはショート(遊撃手)だが、タイガースのファームには前田大和(2年目)という有望なショートがいるから、将来的にはサードにコンヴァートして、前田と二人、恐らく三遊間コンビを組ませるのだろう。外野からサードにコンヴァートした済美高校出身の高橋勇丞(2年目)が意外に伸び悩んでいるので、その追加的措置だろう。タイガースは3巡目でも狙い通りに橋本良平(智弁和歌山高校)を指名できて、ほぼ満点の高校生ドラフトだったろう。

 それにしても、可哀相だったのは、大嶺祐太(八重山商工)投手。福岡ソフトバンクホークスと≪相思相愛≫だったのに、その恋路を邪魔するアメリカ人=ボビー・ヴァレンタイン(千葉ロッテ・マリーンズ)。籤を引くときのあのパフォーマンスは、本人と関係者にとっては“悪魔のダンス”に見えただろう。日本人はもっと厳かに籤を引く。厳粛に籤を引く。それが若者の運命、人生を決める籤引きだから、自然と厳かになる。その理(ことわり)を分からないアメ公が! 
……今年も悲劇は繰り返されてしまった。こんなことが起きないように、誰もが恨みっこ無しで、完全ウェーヴァー制度を導入すべき、だ。

野原誓った「打倒堂上、そして中日」(デイリースポーツ)


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