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Hanshin Tigers Series 2024

優勝の翌日……(30日・神宮)

2005-10-01 21:35:16 | Tokyo Swallows
 優勝から一夜明けて、翌日に東京へ移動。神宮でスワローズと3連戦。スワローズも「3位」が懸かっているから、気合が入っている。一方、こちらは2日酔いで睡眠不足。しかし、ほぼベストメンバーを組んできた。タイガースにはもっと大きな「目標」があるだけに、手抜きは許されない。
「4番」に連続試合出場の記録が懸かった金本知憲が座るだけに、他の選手もおいそれと休めないのだろう。「金本さんが出るなら、オレも出る」。やはり、このチームは金本が牽引者か? ウイニングボールが飛んできた彼こそが、≪MVP≫にも相応しいか? 

【2回表】この日「6番ライト」スタメンの浜中おさむが、スワローズ先発・石川雄規の3球目のスライダー(126㎞)を捕らえて、左中間フェンス直撃の3塁打! 久し振りに浜中の会心の一撃を見た。続く7番・関本健太郎も初球(139㎞)を打って、ライト線に落ちる2塁打! 浜中が還って、同期生コンビで「1点」を先制した。
 しかし、その裏、先発の福原忍が5番アダム・リグスに一発(13号)を食らって、「1対1」。カウント「1-2」からのインコース低目を突いたストレート(135㎞)だったが、打球は高々と舞い上がり、レフトスタンド最上段に吸い込まれていった。ストレートの球速が「135㎞」。これが今シーズン、福原の「不振」を象徴する「数字」だ。

 タイガースは【5回表】にも、浜中、関本が連続して、三遊間を破り、ノーアウト1,2塁になって、ここでスタメンの浅井良が初球(123㎞)を振り抜いて、レフト線を破る2塁打! さらに9番・福原も初球(123㎞)を狙って、バットを折りながらも三遊間を抜いて、「3対1」。1番・赤星憲広も初球(136㎞)を打って出たが、ショートゴロ併殺に倒れて、しかし、その間に浅井が還って、「4対1」。王者の試合を見せてくれている、と思ったのだが……。

【6回裏】に福原が捕まり、3番“フューチャー・メジャーリーガー”岩村明憲に「0-2」からストライクを取りにいったスライダーが甘く入り、ライトスタンドに運ばれ(29号)、「4対2」。4番アレックス・ラミレスに「2-1」と追い込みながら、スライダー(133㎞m)をセンター前に運ばれ、5番リグスにも「2-1」と追い込みながら、スライダー(132㎞)が甘く入り、レフト線を破られ、7番・城石憲之のショートゴロの間に1点入って「4対3」に詰め寄られた。

 その後は2番手、故障明けの左腕・江草仁貴が炎上して、5連打を食らって、5失点。果たして、江草は日本シリーズまでに調子を戻せるのか? 通常なら「JFK」登板の場面で疲れを考慮して回避したが、これで福原の「9勝目」は消えてしまった。今シーズンは「8勝14敗」という屈辱的な数字で終わりそうだ。しかし防御率は「3.51」。意外に味方の援護に恵まれなかったか? この「悔しさ」を日本シリーズでぶつけて欲しい、ものだ。

赤星憲広RedStar53 

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