実戦(紅白戦、練習試合)で15打数0安打のドラフト1位ルーキー(背番号3)大山悠輔(白鴎大学)。一昨日の紅白戦で(紅組の)7番サードで出場して、【1回表】の第1打席、白組の先発、左腕・能見篤史(13年目)の初球(136km)を打って、強い当たり! ショートのグラヴを弾いて、内野安打(プロ初ヒット)かと思われたが、記録は「E」。限りなくヒットに近い打球だった。
第2打席は【3回表】白組のマウンドには(背番号22)藤川球児(16年目)。2球目(144km)の絶好球を見逃した後、高めに浮いた3球目(144km)を捉えて、その瞬間、観客席から「やった~!」左中間に(プロ入り)初ヒット!
第3打席は【4回表】白組のマウンドには(背番号のない)ラファエル・ドリス(トライアウト)。初球(153km)から打ってファウルの後、2球目(152km)を弾き返して、ショートのグラヴを弾くセンター前ヒット! 3打数2安打の大山。
阪神ドラ1大山、実戦17打席目でついに初安打(日刊スポーツ)
そして【6回表】の第3打席。マウンドにはドラフト2位ルーキー(背番号28)小野泰己(富士大学)。「ドラフト1位」と「ドラフト2位」の対決! 初球のカーヴ(108km)がスッポ抜けた後、2球目(150km)が外角低めに決まり、見る者を唸らせる。3球目(149km)ファウル! 球威で圧倒している。4球目(149km)は(大山が)捉えたが、ファウル! 5球目(148km)が高めに浮いた後、6球目(151km)で詰まらせて、ライトフライ!
これだけの球威(球速)を見せられると、セットアッパーで使いたくなるだろう。それとも「将来のエース」と見込んで、先発投手として(大事に)育てるか? 首脳陣に微妙な決断が迫られる。
阪神2位小野1回完全デビュー「将来的に大エース」(日刊スポーツ)