野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

岡田監督の正論「ドラフト制度審議委員会を!」(20日)

2007-11-21 13:31:31 | Draft Commision
 岡田彰布監督が言うように『ドラフト制度審議委員会』は必要。「お互いに利害関係に差があり過ぎる12球団の当事者同士で話し合っても、全球団が納得する制度にはならんやろ」は正論。岡田監督は頭が良い(!)。さすがは早稲田大学出身(!)。
 27日の12球団代表者会議で方向性を纏めるようだが、選手会側は12月6日の定期大会で「(ドラフトと連動した)FA短縮などを求めて」訴訟を起こすらしい。

 それにしても、15年ぶりに籤引きが復活した19日の「大学・社会人」ドラフトは抽選が頻発して、イヴェント的には盛り上がった。しかしハズレ1巡目にまで抽選を行なうのは「どうか?」(悪趣味)と思うが……
 1992年までは、この入札(抽選)方式でやっていた。新人選手は、プロ野球という一つの組織に入社して、そこで配属先を振り分ける「機能」としての日本流のドラフトだった。
 しかし1993年のドラフトから「逆指名」制度が導入され、ドラフトが始まる1965年以前の自由競争の時代に≪時計の針≫を戻したのだが、自由競争の時代に契約金が高騰して、その反省からドラフト制度がスタートしたのに、また元に戻したから、社会的批判を浴びた≪裏金≫の横行となった。

 ドラフト本来の趣旨は、戦力の均等化であり、アメリカ・メジャーリーグのように、下位チームから選手をピックアップする、<ウェーヴァー>方式が「正論」なのだが、日本には決して、この制度は馴染まないかもしれない。1992年まで定着した日本流のドラフトがあるのだから、まずは、この地点に軟着陸させるべきだろう。しかし、そうなると、選手会が主張するようにFA(フリーエージェント)との連動が問題になるが……

 入口と出口の問題。入口(ドラフト)で選手に球団を選ぶ権利を認めないなら、出口(FA)で自由に移籍する権利の取得年数を早めに設定しなければならない。これが「正論」。この正論を選手会が主張している。この正論を通すためには、岡田監督が言うように、外部に『制度審議委員会』のようなものを作る必要がある。……どこまで踏み切れるか?

あ~あ…岡田監督の“左手”3連敗 (デイリースポーツ)

プロ野球タブーの真相 2008年版―’07シーズンのプロ野球舞台裏、監督と選手の確執…すべて収録 (別冊宝島 1481) (別冊宝島 1481)