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Hanshin Tigers Series 2024

小嶋、3回1失点で開幕へ!(24日・京セラドーム大阪)

2007-03-30 14:41:42 | Pre-Season Game
 開幕前の最後のオープン戦、京セラドーム大阪に東京ヤクルト・スワローズを迎えた2連戦の初日。先発の「開幕投手」下柳剛が(予定通り)4イニングスを1失点に抑えて、2番手には先発ローテーションの6人目の座を争う、ルーキー左腕の小嶋達也。これが最終テストとなる。果たして、≪桜≫が咲くか、散る(中継ぎ降格)か、いずれにしても「開幕1軍」は間違いないだろう。

【5回表】先頭の代打・畠山和洋を真っ直ぐとカーヴで「2-2」に追い込んで、最後は真ん中高めに速球(138km)をズバッと決めて、見逃し三振! (新ストライクゾーン?)
 初回に先頭打者ホームランの青木宣親には得意のカーヴで泳がせて、ファーストゴロ! 2番・田中浩康には3球カーヴで追い込んで、最後もカーヴを打たせて、サードゴロ! 
【6回表】先頭のアダム・リグスにはセンターに大飛球を飛ばされるが、赤星憲広がキャッチ! 4番アレックス・ラミレスには警戒して、(「1-3」から)スライダーが外れて、四球を出すが、5番「新外国人」アーロン・ガイエルに球速を抜いたスライダーを空振らせた後、高めの釣り球(137km)をハーフスウィング! キャッチャー矢野輝弘の指差す先には“福音”(OUT!)が待っていた。矢野の好リードが光る!!
 6番ベテラン(35歳)渡会博文には2球目(135km)をセンター前に弾き返されるが、7番(同じく)ベテラン(36歳)宮本慎也を初球スライダーで入って、2球目のカーヴも大きく外れるが(「0-2」)表情一つ変えないルーキー(21歳)小嶋。≪大物≫だ……3球目のスライダーを打たせて、ショートゴロ! ガックリ首を項垂れたのは、36歳の選手会長。

【7回表】先頭の「伏兵」福川将和に左中間を突破され、9番のセス・グライシンガーの送りバントが(ファースト)アンディー・シーツの野選(フィルダース・チョイス)になり、0-OUT1,3塁のピンチを招き、1番・青木に初球をレフトに犠牲フライを打ち上げられ、1点を献上。
 2番・田中にもレフト前に運ばれ、追加点を奪われる危地に立つが、落ち着いたマウンド捌き、小嶋。3番リグスにスライダーを打ち上げさせ、サードフライ! 4番ラミレスを(これも)得意のスライダーでファーストへのファウルフライに打ち取り、最少1失点で切り抜けた小嶋。

 予定の3イニングスを1失点で最終テストを終えた小嶋。プロ入り初登板の舞台は、社会人野球(大阪ガス)時代にも馴染みがある、この京セラドーム大阪か、それとも大学野球の≪メッカ≫神宮球場になるか? 個人的には、京セラドームで見たい。つまり開幕(対広島東洋カープ)第3戦(4月1日)。岡田彰布監督にとっては“ギャンブル”になるだろうが、それに応える能力(資質)を小嶋は持っている。

“追試”合格!小嶋開幕ローテ決定 (デイリースポーツ)