捨てられないヒットラー

ウチのヒットラー様（義母）は昭和一桁生まれ。
この世代の方に多いと思うのだが
モノが捨てられない。
どーーしても捨てられない。
一度思い切って捨てたものでも
「あー、アレ、着やすかったのよね。やっぱ捨てるのやーめよ」
って、ゴミ袋からヨレヨレのボロボロのトレーナーなんかをひっぱりだす始末。
「その時ね、アナタの顔が浮かんだのよ。ゼリーちゃんがいたら
　叱られる～って思ったわ。アハハ！」
その通りアハハじゃねーよ。
（注：私は結構捨て魔です）

先日ウチに来たときに、ヒットラー様と抱き枕の話になり、私が
「欲しくて買おうと思っている」と言ったら
「ウチにひとつ使ってないのがあるから、アレ、あげるわ」
ということになった。

オットが送りがてら貰って来たんだけど・・・

キッタネー・・・

よく聞けば、もともと次男が家にいる頃に使っていたものらしい。
どんだけ前だ？

それをオットに渡す時、同居してる三男サブローと三男嫁子ちゃんが
「キタネー！」
「そんなん人にやるか？フツー」
と散々止めたらしい。
が、ヒットラーは
「何言ってるのよ！洗濯してあるし綺麗よ！」
と譲らず、オットは「家で捨てよう」と思いつつ、持って帰ってきたらしい。

いいのいいの。それで。
結婚15年。ヒットラーとの付き合いも15年。
そんなのわかってるのさ、ハイル（￣＾￣ゞ

義母が捨てられないものを私が貰って、選別して捨てる。
ヒットラー様も捨てたわけじゃなく、しかも家の物が減って満足。
私もまあまあ満足（使えるものもあったし）。

朽ち果てた木を微生物が分解して、新しい命の養分にする、
森林の自然連鎖のように、
ヒットラー・ゼリー連鎖。
コレで上手くまわっていたのだよ、君たち～

ヒットラー様は皆にやいやい言われて、傷ついたらしく
ちょっと弱気なメールが来た。
その最後に
「あの枕、いらなかったら戻して下さい」だって！
ゲゲッ

その日のうちに捨てました

なんて言えない・・・

この抱き枕事件（？）で
三男嫁子ちゃんの「家を片付けよう！」魂に火がついたようで、
昨日
「どうするか聞くと捨てられないといわれるので、聞かずに捨ててます」
って、メールが来た。
アハハ！頑張れ！三男嫁子ちゃん！！

そうそう
小１の姪がナマイキにもケータイを持ったようで
夕べ初めて、ひらがなばかりのメールが来た。
横でオットが羨ましそうに見てるので、アドレスを教えてあげたら
『こんばんにゃ(^^)イチロウ（仮名）おにいさんですよ』
なんて送ってんの
こんばんにゃ　だってー　(^m^)ぷぷ


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