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亡羊補牢

2009-01-30 16:45:29 | 古典
亡羊補牢(ぼうようほろう)

問題が発生した後でも、それを反省し対策を講ずれば役に立つし、
そうすべきであるということ。

単なる、あとのまつりや「泥棒を見て縄をなう(泥縄)」の意でないことに
注意。

[編集] 出典 戦国策・楚策。戦国時代の楚の襄王の家臣荘辛は諫言(しんげん)   
   により、襄王により遠ざけられた。後に、襄王は秦に攻められ自分が
   悪かったことに気づき、荘辛のもとへ逃げ、詫びをいれ、対策を求めた。
   その時の荘辛の出だしの言葉。

【白文】【鄙語曰 見兎而顧犬、未為晚也、亡羊而補牢、未為遲也】

   ひご曰く、うさぎを見て、犬を顧みる、未だ遅しとなさざるなり。

   羊を失いて檻を補う、未だ遅しとなさざるなり。

【訓読】兎にまみゆに犬を顧みる、未だ晚しとせず。羊を亡いて、
   牢を補ふ未だ遲しとせず。

【意味】田舎の言葉、兎を見つけて、犬のことを思い出したとしても、まだ手遅れ 
ではありません、羊が逃げて、檻を補修してもそれでも遅くないのです。

何事も、気づくのに遅すぎるということはない。自分が諦めなければいい。