雑にゃん日記<俺ってズレてる?>

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「シン・ウルトラマン」見ましたよーの感想

2022-05-22 10:43:18 | 映画

3回目のワクチン接種のあと、時間があったので「シン・ウルトラマン」を見てきました。

映画『シン・ウルトラマン』公式サイト

映画『シン・ウルトラマン』公式サイト

『シン・ゴジラ』の製作陣が、あの“ウルトラマン”を描く。混迷の時代に生きるすべての日本人に贈る、エンターテインメント超大作。大ヒット上映中

映画『シン・ウルトラマン』公式サイト

 

みんな、この作品にどうイメージを持っているのかな?

私のイメージは「特撮好きの人たちが、”円谷さんのああいう表現もやってみたい!”と感じ作った作品」というイメージ。

樋口監督や庵野さんの作品を見ていたら、色々な所に「オマージュ」が隠されていることからも、ほんと”好きなんだなー”と感じます。

逆に言うと、この「オマージュ」に対して「?」な人には、感じる部分が少ないのかな?とも思ったりします。

映画のフォーマットは1時間50分ぐらい。

 

さて感想ですが、シナリオは気にしちゃだめ。

話の流れが唐突に進むため、お話を感じたい人は、訳が分からなくなりますね。

ただ、初代ウルトラマンの最初と最後を押さえて、その間を”ウルトラマン好き”の好きなエピソードで埋めたシナリオ。

あの当時見ていた人から見ると、涙モノのシナリオです。

「こういう表現をやりたい!」

という、庵野さんが思っていた表現を、とにかく入れ込んだ映画ですね。

テイストは、ウルトラマンからウルトラセブン、エースなどの名場面のオマージュが、所々にちりばめられています。

建物の中で返信したり、スペシウム光線で山を割ったり。

逆光でキラキラした海とか。

もう、あの当時の少年が、憧れにあこがれた表現です。

そして、最初から当時の音、SE、劇伴が流れる、映画の最初に流れるウルトラQにあったような表現。

もう、好きで好きでたまらない人たちのオマージュの嵐。

今どきのCGで作られているにもかかわらず、あの当時、円谷さんが作り出した模型での表現に寄せに寄せた

「CGだよね?なんで模型のような表現?」

と普通なら思ってしまうような、あの当時の少年たちが笑顔になってしまうような表現。

もう、特殊です。

スペシウム光線の音が、序盤で出てきます。涙モノでした。

 

そこに、樋口監督の淡々としたカメラワーク。

樋口監督と庵野さんの「シナリオ上、絶対的に必要ではない会話劇は、カメラワークの複雑さで盛り上げる表現」というのも健在。

良くも悪くもですけど(笑

 

この映画は、見る人を選びます。

見ている人には、若い人や女性がたくさんいましたが・・・多分、良くわからなかったと思います。

そういう映画です。

「話題だから」という理由で見ると、ちょっと痛い目に合うかなと。

 

特撮物は、ヒーローが出てくる時間までの合間を、人間の芝居で解説したり話を進めたりする、いわゆる「ストーリーテーラー」のような役割を行います。

この人の芝居が、この後に出てくるヒーローの感情に大きく影響するため、重要な場面となります。

この急ぎに急いだシナリオの中で、急いで役者さんが話を進めるという役割は、本映画も同じです。

ただね、長澤さんの演技は、ずっと眉間にしわを寄せた演技で抑揚が無く、ストーリーテーラーとしては合わなかったなと感じました。

やっぱりなんか間違っているんだよな。。。逆に早見さんの演技は、ストーリーを進めるうえで、しっかりとしと合わせていたと思いました。

 

最後に、このセリフ(ちゃんと覚えていませんが)

「人の姿をした、それです」

というセリフ。

アニメや特撮でしか出てこないセリフですが・・・そういう部分にも「おっ」と思いました。。。

わかる人にしかわからないけど(笑

 

せっかくなので、カレースプーンで変身を試してほしかったなぁ。


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