今週末は、S耐など色々なスポーツ色々やっていますね。
シーズンが来たね。と思う今日この頃です。
もう少しすると24時間レースも始まります。
もうワクワクが止まらないのですが・・・私も走らないとね。
さて、以前「サーキットは、実際。。。敷居が高いです」と書きました。
街の暴走族と違うという部分書きたいと思います。
ひょっとすると、紳士のスポーツ「ゴルフ」よりも、プライヤーに求められるものが多いのでは?いや、絶対多いと思います。
まず、サーキットとは「絶対」ではないものの、国内、国際ライセンスという物があります。
どちらも国際機関でありFIA(の日本担当JAF)が発行するものです。
このライセンス、実技より
「モータースポーツのルール、やってはいけない事、心構え」
などをジックリ講習したのに得ることが出来ます。
A級ラインセンス以上は、筆記と実技(JAF公式戦出場)もあります。
これは
「ルールを守ることが前提。守らない人は退場」
と言われていることと同じ。
ルールを守らないと、命に係わる事なので、ルールを守ることが絶対的に求められます。
ただし、サーキットを走るうえで絶対に必要なわけではありません。
公式戦に出る場合は必要になります。
さて、サーキットを走るうえでモータースポーツライセンスが必要ではありませんが、まだまだ厳重な決まりごとがあります。
まず、サーキットを走る前。
サーキットライセンスを得る必要があります。
サーキットに来て「走らせてください」が出来ません。
そして、サーキットライセンスは「サーキットの使い方」の説明ではありません。
内容はモータースポーツライセンスと同じ。加えてサーキットのルールという内容がほとんどだと思います。
つまり、きっちりモータースポーツのルールを説明されます。
ここでも
「守らない人は退場」
と言う感じになります。
ちなみに「走行会」という物がありますが、これはライセンス不要であることが多いです。
お手軽のように思いますが、主催者が責任を負うという事なので。。。
ルールが守れないと、その「走行会」自体に迷惑をかけることになります。
忘れずに。
ここまで来て分かる通り、絶対的にルールを守ることを求められます。
命を危険にさらすような「おふざけ」は絶対に無しです。
厳重に講習されます。
ここまでで、一般公道しか走ったことが無い人には敷居が高いと思います。
「ちょっとぐらい」
「保険があるから」
「少しぐらいルールを無視しても」
「誰も見ていないでしょ」
などの、甘えが許されないと説明されるわけです。
何があっても、ルールを守る事が求められます。
そう説明され、それを守ることを要求されます。
ルーズな人には、怖くてしょうがないでしょう。
そして、いざライセンスを取得した後、サーキットを走るわけですが・・・
はい。
常にその人の行いを見られる状況になります。
このために、他のスポーツではない「フラッグ」ルール。
ざっくり書くと
イエローフラッグ 注意、追い抜き禁止、場所によっては徐行
レッドフラッグ 危険のためレース中断 戻れ
ここまでは良いです。
ブラックフラッグ 失格(つまり退場)
ブラックアンドホワイトフラッグ ルール無視、警告あり、次やったら退場
という旗(フラッグ)が、事を起こした後に振られます。
はい「ルールを守ってください」ではなく「ルールを守れ。守れない場合は退場」と強制されるわけです。
他のスポーツには無い、このルール。
なぜなら、一人のルール無視で命の危険性があるためです。
そう、全ての理由が「命の危険性」を重要視するわけです。
このスポーツは、一つのルール無視で、簡単に命を奪える物を使っているからですね。
そして、サーキット内で起こったことは、どのような状況であろうが自分が責任を負うというルール。
追突されようが、自分でクルマを壊そうが、すべて自分の責任になります。
「人が悪い、誰かが悪い、社会が悪い」
は、一切言えません。
一般の人には、これが一番怖いんじゃないですかね。
あと、細かいルールが沢山あります。
他の人の走行を邪魔する、ホワイトライン、制限速度、そして服装など。
色々あります。
そして、自分さえよければ良い行動をすると、注意、黒旗になります。
以上のように、絶対的に「ルールが存在し、守ることが絶対」なスポーツです。
そして、当然速度には制限はありません。
これからわかることは、他者の安全を厳守し、ルールを守る事が、安全に当たるという事です。
速度を出さない事が安全という事ではない。
この事実は、一般の人には、受け入れがたい事実ではないでしょうか。
一般道の人で「速度を出さなければ(制限速度内であれば)、何をやってもいい」と思っている人は多いのではないでしょうか。
この考えは全く通用しませんし、よくよく考えれば「安全」には、全く関係が無いことがわかるかと思います。
サーキットは、守ることが沢山あります。
それゆえに安全である。
逆に言えば、ルールが守れない人には、かなり敷居が高い。
最後に書くと、モータースポーツ、サーキットそれぞれのライセンスにお金がかかります。
取得と、年会費。
これは
「お金を払って、ルールを守る覚悟を見せる」
という事ではないでしょうか。
それだけ、免許やライセンスという物は重いという事なんだと思います。
それゆえに、普通には無い「覚悟」を求められる。
これが「敷居の高さ」になり、ルールを守れない人を排除することに寄与しているのだと思います。
ゴルフもドレスコードなどのルールを下げることでゴルフ人口を増やそうとしているそうですが。。。
ゴルフの格式を下げることになると思うのですが。。。違うかな?