今日は、S耐富士24H。
色々な所で配信されますね。JSPORTS、S耐TV、トヨタイムズ他、組織や個人の方々配信。
この耐久というレースは、色々な役割があります。
誰が速いかレースをする人、エンジョイ参加する人、トラブルに対応する力を身に着けようとする人、車を鍛えようとする人。
だから面白い。
マシントラブルから復旧して走り出した時、色々な人から拍手が出てきます。
こういう点も耐久レースの楽しみの一つですね。
さて、この言葉「この車速いんですか?」と。
今はやめてしまいましたが、以前お世話になった車屋さんの営業が受けた言葉だそうです。
というか、私の前に乗っていた車(RX-8)を指さして、暴走族なりかけな若者が言ったそうです。
車が速いとは?
営業さんの話していたのは「彼らが言う”速い”と、私たちが言う”速い”は違う」というのが、同じ考え。
私たちは、サーキットでコンマ1秒を削る速さ。
彼らは、テクニカルな点が一切なく、アクセルを踏むと出る速さ。
全く質が違うと思います。
そして、アクセルを踏むと爆速な車を彼らが乗ろうが、私がサーキットで彼らに負けることはないです。
私の行くコースで、1.8リッターのロードスター使いがいますが、そのドライバーのタイムには及びません。
2.0リッターターボの私のクルマがロードスターに負けるんです。
そして、プロのTさんが乗るスイフトスポーツに、目の前で簡単にタイムを抜かれたときは愕然としました。
これが、本来の「クルマの速さ」なのです。
(私は、「車」と「クルマ」を使い分けています。これは誤記でありません。他は誤記です)
車そのものの速さもありますが、やはり人間のテクニカルな部分が「クルマを早くする」点は、忘れてはいけないです。
彼らも、自分の「テクニック」に注目してほしいですね。
そして残念なところ。
彼らは「車」と言った点。車種を知らない。。。家電のように言った事が非常に残念だと思いました。
車には「名車」「名機」という言葉が出ます。
これは、クルマやエンジンが発するオーラや、実績から出てきます。
そういう部分でクルマ好きは「車名」に憧れます。
申し訳ありませんが、電気自動車やハイブリッド車には、現在、そのオーラは身に着けていません。よって魅力はありません。
前述の若者は、このオーラを感じるまで行っていませんし、もう少しこだわって欲しいかなと思います。
こんな気持ちで、彼らが考える「速い」車に乗ると何も得られるものは無いのかな?と感じます。
車の勉強をしろとは言いませんが、「いいなぁ~」「楽しいなぁ~」「かっこいいなぁ~」「ここに魅力を感じるなぁ~」を身に着けてからでいいのではないかな?と感じるのです。
プリウスに乗っているのか、ハイブリッドに乗っているのか?
その違いが理解できてからでも遅くないと思いますよ。