復興かわら版17号ー1 区長さんからの報告
かわら版も2年目の新年を迎えた。先々が全く未知であるが故に新年である。
今回、震災を受けた町内から区長さんの報告を掲載した。少子高齢化が進み、震災はこれに追い討ちをかけている。目の前の現実に区長として遺憾としがたいという声は切実である。
これから3回に渡り報告を続けていく。
かわら版も2年目の新年を迎えた。先々が全く未知であるが故に新年である。
今回、震災を受けた町内から区長さんの報告を掲載した。少子高齢化が進み、震災はこれに追い討ちをかけている。目の前の現実に区長として遺憾としがたいという声は切実である。
これから3回に渡り報告を続けていく。
震災から復興・再建への道程と日常への帰り道とはどうも異なる通路のようである。
今回以上に被害が多かったと想定される元禄津波(1703年・76人死亡)で人々は困難を乗り越えて来たのか、想像力に頼る以外にない。
国のグループ補助金による事業者の再建は3月に向けて進められている。いいおか地区では山中食品の動向に目が注がれて来た。3月中には工場が完成、稼動し商品が出回るのは4月になるという。
震災2年目を機に再建する、これとは異なり新規の事業を営む店舗が出始めてきている。次号から2面で取上げてみたい。
聞き取りも一つの転換に歩み始めてた。年の瀬を機に仮設住宅から自宅の再建へ、或いは他の地に移る人が多くなって来た。
仮設から離れた生活の営みは<被災>という在り様からごく当たり前の日常への戻りである。
被災のことを語って下さいというやりとりが難しくなった。言い換えれば、語り継ぐという言葉のやりとりは日常の中に沈殿していく、現実に出逢っている。