ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

お金と人生

2008-05-14 11:25:08 | Weblog
つい先日八十才を少し過ぎた方のお葬式にいった。
参列者の方は殆どが身内ばかりだった。
ご主人が会社を辞めてかなりの時間が経っているから会社関係の人も疎らだった。
人の噂では確りとお金をためている、と云われていた人だった。
幾ら持っていたのかは分からないけれど、二人の子供にも先立たれて遠くに住む孫と息子の嫁がいるばかりになってもなおお金に執着した倹しい生活をしていたと聞いていた。
はた目には、今さらお金を残してどうするのだろう、と不思議でならなかったらしい。
亡くなった二人の子供にもっと愛情を注いでいれば、きっと自分の最後を優しく看取ってくれたのでは、などと囁かれていた。
またある人は、亡くなる数日前にお見舞いにいった時のこと「必死になってお金を残してもしょうがなかった」と今際の際になって云われた、と話していた。

お金って何だろう?
なくてはならないもの。だが・・・・・
一見何でも買えるように思えるけれど、幾らお金を出しても“人生は買えない”

だが生まれてきたものには、それぞれの人生がある。
お金がいいか、幸せがいいか、どのような人生を選ぶかはその人その人の選択だけれど、「ああよかった」と言える人生を送りたい。
ここまで来ればその日がそう遠くないことだけは分かるような気がする。
何時かは分からないけれど・・・・・

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