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ハマスとガザ戦争 高橋和夫 著を詠む!

2024-07-01 17:55:00 | Weblog
図書館の新刊書コーナーに展示されていた“なるほどそうだったのか!ハマスとガザ戦争”のタイトルが目に飛び込んできた。著者もよくテレビに出ている中東の専門家だったのでサッと手に取って借り出した。読み始めると次々この戦争の本質が解き明かされて来た。遠因は紀元前に遡る事だけれど、第二次世界大戦後のイギリスなどの大国がパレスチナの地を分割してイスラエルの建国を認めたことにあった。同時にパレスチナ国家を建国しなかった事が紛争の元ではないかと思う。パレスチナをガザとヨルダン川西岸地区に2分してイスラエル有利の状態を黙認している。パレスチナが力を付けてくると、まるで芝を刈るように、イスラエルの邪魔になる部分を取り除く攻撃を繰り返している。PLOのアラファト議長時代に平和に向かう兆しが見えたがダメだった。この戦争はハマスの突然の攻撃だったから、イスラエルの反撃も当然だと思ったけれど空しか見えない壁に囲まれた抑圧された生活の積年のうっぷんが暴発したと思える。それにしてもホロコーストやジェノサイトを生き延びた人々の国がジェノサイトを行うとは恐ろしい。ハマスを根絶やしにする事は不可能だ。益々紛争の火種を振り撒いているのだ。
ガザやウクライナで、行われている戦争のリーダーは人の死をどの様に捉えているのだろうか?
八十四才の戦争体験者は悲惨な映像を見る度に人間の愚かさに驚いている。
    世 界 に 平 和 を !




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